Xacti DMX-HD1000 Full-HDの編集

Xacti DMX-HD1000 Full-HDの編集
 
動画編集・変換ソフトのXacti DMX-HD1000撮影Full-HDファイルへの対応状況
(2007.10.06作成, 10.06.16更新)
今回、SANYOのデジタルムービーカメラXacti( ザクティ) DMX-HD1000
を購入したのを契機に、Windows環境でMPEG-4 AVC/H.264(以下、MPEG
-4/H.264)形式のフルハイビジョン(1,920x1,080、59.94fps)ファイル(以下
Full-HDファイル)
を保存形式として採用
した場合に、今後その使い道に困
る事はないか心配となった。
そこで、既存の各種動画編集・変換ソフトを用いて、このXacti DMX-HD
1000撮影たFull-HDファイル(H.264プロファイルはMain)を
利用する事
が可能かどうか検証してみた。
*Xacti DMX-HD1000の使用方法は、Xacti DMX-HD1000研究を参照。
フルハイビジョンMPEG-4 AVC/H.264動画の再生
 追記08.09.16)訂正
   各種メディアプレイヤーによるフルハイビジョンMPEG-4 AVC/H.264動画の再生の可否を
   以下のVista環境で検証した。
   Haali Media Splitter1.8.122.18CoreAAC directshow filter1.2.0.575インストール環境下、
   H.264デコーダ環境は、ffdshow(tryouts revision1685)のH.264/AVCCoreAVC v1.7
   を有効又は無効に設定変更して検討した。
   なお、Nero Essentials (Nero ShowTime Essentials)はアンインストールして実行した。
   用いた素材は、
     QuickTime Pro作成のフルハイビジョンムービー(Main1,920x1,080、59.92fps)
     Xacti DMX-HD1000で撮影したFull-HDファイルMain 1,920x1,080、59.94fps)
素材の由来
QuickTime Pro
Xacti DMX-HD1000
H.264デコーダ環境
ffdshow
CoreAVC
ffdshow
CoreAVC
WindowsMedia Player11
×
音声のみ
×
音声のみ
Elecard MPEGPlayer4.5
×
音声のみ
×
音声のみ
QuickTime7.45
×7.55以降
Real Player 11
×
DivX Player6.8
×
Adobe Media Player1.0
GOM Player2.11
×2.1.17以降
VLC Media Player0.86
×0.92以降
SMPlayer0.6.1
KMPlayer2.9.3.1428
MPC HomeCinema1.1.0
   Windows Media Player等DirectShow経由のプレイヤーは、ffdshowが対応したのに伴っ
    てXacti DMX-HD1000Full-HDファイルの再生が可能となった。

  
QuickTimeのみならずReal Player, DivX Playerでも、MPEG-4 AVC/H.264動画に対応
    するようになり、QuickTime7.5.52008年09月10日リリース)がXactiFull-HDファイル
    対応したに伴って再生可能となった。
   Adobe Media PlayerとSMPlayer, KMPlayer, MPC HomeCinemaは、XactiFull-HDファ
    ルに対応出来ている。
   VLC Media Playerはv0.92以降、GOM Playerはv2.1.17以降、XactiFull-HDファ
    再生が可能となった。

   
 
既存のソフトでXacti DMX-HD1000Full-HDの編集・変換
 追記08.09.16)訂正
  
Xacti DMX-HD1000のFull-HDファイルの編集が思うように出来ず、追い続けて回り道
   した一年だった。その間に
  
ffdshow(AviUtl等)、TMPGEnc4.0 XPress
Corel VideoStudio 12 Plusが対応。
   遂に 2008年09月10日リリースのQuickTime7.5.5MPEG Streamclip,MP4Exporter
   も対応して、フルハイビジョンのまま以下の有料ソフトも含めて筆者の手持ちのツールで自由
   に加工事が可
能とな
って来た。
 
追記・訂正(09.03.17)A's Video Converter+Avivo Video Converter9.2
 
追記・訂正(09.03.23)Avidemux 2.4.4 GTK+ffdshow2787
 
追記(09.06.03):Yamb 2.0.0.8
    ⇒
 こちら の H.264_AAC.mp4をH.264_AC3.m2tsにする方法を参照。
 
 追記(10.06.16)
   
ダークレッド色のソフトと文章  ⇒「MP4Exporterの無劣化カット編集機能」を参照。
   以下の如く、検証環境を大きく変更して久々ぶりに再検討した。
    OSは、64ビット版Windows 7 Professionalで実行。
    DirectShowフィルタ・コーデック類の設定
     Haali Media Splitter v1.10.175.0
     ffdshow tryouts revision3452_20100524_clsid
       ビデオデコーダーで H.264/AVC: libavcodecを有効
       オーディオデコーダーで AC3:liba52を 有効に設定
    AviSynth 2.5.7、PowerDVD8 Ultra(b8.0.2217)
    Win7DSFilterTweaker 3.0で、Windows 7本来のデコーダを MP3デコーダ以外の多くは
      ffdshowへ変更した(こちらを参照)。    
     DivX Pro 6.8.5を使用し、Lame MP3は こちらの方法で導入した。

    <訂正・変更箇所>
    
MP4Exporter 1.97DivX Plus Converter 8.0XMedia Recode 2.2.1.0
       HandBrake 0.9.4.2及び MP4Cam2AVI 2.71は新規。
     MediaCoder 0.7.3b4616DVDFlick 1.3.0.7は、バージョンアップで変更。
     RipBot264 v1.16.0は、DECIMMATE,OUTPUTSPEED ->23.976FPSで可能と訂正。
    A's Video Converter+Avivo Video Converter9.2 は、変換可能な素材と出来ない素材
      があるが原因は不明
?(◎_◎)? に訂正。

    VirtualDubMod(AviSynth導入)で可能→FPSの調整出来ずに訂正。
 各形式への変換別まとめ:Xacti のFull-HDファイルの利用が可能なソフト
無劣化でカット編集
QuickTime7.5.5以降を導入すればMPEG Streamclipで可能!
*64ビット版Windows 7ではQuickTime7.6.6以降が必要
AVS Video ReMaker(但し、音声は再変換される。こちらを参照)。
MP4Exporterでも可能だが、64ビット版Windows 7では作動しない(>_<、)
*Avidemuxはカット編集操作の実行は不可(がガクガク等)。
無劣化で映像・音声
の抽出、分割、連結
Yamb 2.0.0.8: .h264と .aacに分離・抽出(AACを FAAD2でWAVへ、
 WAV to AC3 EncoderでAC3へ。MediacoderでAC3へ変換し利用)。
MPEG2への変換
TMPGEnc Plus2.5(市販)、TMPGEnc 4.0 XPress市販)、
FormatFactory
で可能。
A's Video Converter+Avivo Video Converter9.2 は、変換可能な
 素材と出来ない素材があるが原因は不明
?(◎_◎)?
Corel VideoStudio 12 Plus市販)、Avidemux 2.4.4 GTK+
(ffdshow2787)
Any Video ConverterATI Avivo Video
Converter1.12、DMX-HD1000付属のDVD MovieWriter 5 for
Sanyo
Vegas Movie Studio Platinum8.0(体験版)でも制限
 付きで可能。
AVI への変換
AviUtl(但し、HFYU_PCM,DivX1080変換時サイズ制限)、TMPGEnc
Plus 2.5 (市販)、TMPGEnc 4.0 XPress(体験版)、MPEG2AVI
BatchDOO!FormatFactoryAny Video ConverterVegas
Movie Studio Platinum
8.0(体験版)で可能。
A's Video Converter+Avivo Video Converter9.2 は、変換可能な
 素材と出来ない素材があるが原因は不明
?(◎_◎)?
Avidemux
2.4.4 GTK+(ffdshow2787)Corel VideoStudio 12
Plus
(市販)、AutoMKVDVD Movie Writer 5 for Sanyoでも一
 応可能。
MP4Cam2AVI 2.71は、映像:コピー+音声:コピー又はMP3変換
 にてAVI コンテナ形式に変更する事が可能。
WMV9への変換
Corel VideoStudio 12 Plus市販)、AviUtlWindowsムービ
ーメーカー6.0
(但し、1,440x1,080以下に制限)、TMPGEnc 4.0
XPress
市販)、DVD MovieWriter 5 forSanyoVegas Movie
Studio Platinum
8.0(体験版)で可能。
A's Video Converter+Avivo Video Converter9.2 は、変換可能な
 素材と出来ない素材があるが原因は不明
?(◎_◎)?
Any Video Converterでも制限付きで可能。
MP4への変換
AviUtlRipBot264(DECIMMATE,OUTPUT SPEED ->23.976FPS)
MediaCoderで可能。
A's Video Converter+Avivo Video Converter9.2 は、変換可能な
 素材と出来ない素材があるが原因は不明
?(◎_◎)?

Corel VideoStudio 12 Plus市販)、AutoMKVVegas Movie
Studio Platinum
8.0(体験版)でも一応可能。
Avidemux 2.4.4 GTK+ffdshow2787TMPGEnc 4.0
 XPress
市販)、FormatFactoryAny Video Converter
 XMedia Recode
HandBrake
疑似ストリーム配信不可。
FLV4への変換
AviUtlTMPGEnc 4.0 XPress市販で可能。
Corel VideoStudio 12 Plus市販)でも可能(但し、LameACMと
 共存不可)。
*H.264圧縮型FLV
 への変換
MediaCoder 0.7.3b4616XMedia Recodeで可能。
DivXへの変換
DivX Plus Converter 8.0TMPGEnc 4.0 XPress市販で可能。
RealMediaへの変換
Easy RealMedia ProducerVegas Movie Studio Platinum
8.0(体験版)で可能。
MOV, 3G, M4V変換
QuickTime Pro市販で可能。
NSV への変換
NSV Batch Encoderでのみ可能。
OGM,MKVへの変換
VirtualDubMod(AviSynth導入)で可能→FPSの調整出来ず。
Avidemux
2.4.4 GTK+ffdshow2787でも制限付きで可能(カット編集
 不可) 。
*H.264圧縮型MKV
 への変換
DivX Plus Converter 8.0MediaCoder0.7.3b4616、、Avidemux
(カット編集不可)で可能。
RipBot264
は、DECIMMATE,OUTPUTSPEED ->23.976FPSで可能
XMedia RecodeHandBrakeは、疑似ストリーム配信不可。
DVDオーサリング
Corel VideoStudio 12 Plus市販)、DVD MovieWriter 5 for
Sanyo
DVDFlick1.3.0.7DVDforgerで可能。
*Macでは、avc1Decoder導入するとiDVD '08で可能となる!
Blu-rayオーサリング
Corel VideoStudio 12 Plus市販)、Nero Vision5(Nero 8体験
版)で可能。

 
従って、以下の記事(2007.10.06作成)は修正が必要となってしまったが、
  日を改めて整理したい。


  
  既存の動画編集・変換ソフトの中には、Xacti DMX-HD1000で撮影したFull-HDファイル
  に対応する気に入ったツールは存在するであろうと、考えたのは筆者の期待はずれだった。
  XactiFull-HDファイルは、QuickTimeで再生すら出来ず、MP4対応ソフトでもその多く
  は変換エラーとなって使い物にならないという悲惨な結果だった。
   QuickTime Proで作成したこの形式のフルハイビジョンムービー(Main1,920x1,080、
   59.92fps)ァイは、大方期待どおりに利用可能なので、XactiFull-HDファイル
   特異・奇異なファイルだ!  ⇒MPEG-4 AVC/H.264動画の再利用まとめ参照

   *Xacti DMX-HD1000 Full-HDファイルについての他者の見解は ここを参照。
   1)Ulead VideoStudio 11でMPEG2への変換DVDの作成を試たが、最後の
    
エラーとなってしまう(補足説明を参照)

  
追記(08.09.03)
    Corel VideoStudio 12 Plusでは問題なく利用可能となった \(^o^)/
   2)Jahshaka 2.0 RC4、MPEG2AVI 2.8AutoMKV 0.89、携帯動画変換君0.3Video
    DVD Maker FREE 2.4016
及びWinXP環境でのATI Avivo Video Converter 1.12

    による変換は、一応可能だ。しかし、マトモに変換出来ず奇妙なビーファなっ
    てしまう取り消し線のソフトは、追記・訂正(2008.05.07)を参照)。
A⇒
    Xacti DMX-HD1000で撮影したFull-HD(1,920x1,080)
     ファイルを
     AMPEG2AVI でDivX_MP3.avi(480x272)に圧縮
       して変換 ffdshow1685にしたら問題なく変換
       可能
となった(追記・訂正(2008.05.07)参照)。
     B携帯動画変換君でH.264_AAC.mp4(480x272)
      に再変換
     いずれの場合も実際の映像は縦につぶされ、映像
     下部が下方に引き伸ばされて2分の1強を占めるお
     かしなムービーとなってしまう。
      Jahshakaでも同じ結果だった。
B⇒

Nero ShowTime EssentialsXacti DMX-HD1000付属
    Nero 7 Essentialsに同梱するWindows 2k/XP/Vista用のマルチメディアプレイヤー。
      対応ファイル形式:WMV, MOV, MP4, AVI, DIVX, FLV4など。
      機能制限ありと警告されるが、MPEG2/VOBとOGM, FLV1は筆者の環境では再生可
       能だった。但し、「DVD-Videoマルチチャンネルプラグイン(3,480円)」を導入しないと
       MPEG2/VOBファイルは再生の最後に(DVDビデオは即)クラッシュしてしまう。
      未対応ファイル形式:RM, NSV, MKV及びDVDビデオ
    Nero ShowTime Essentials3.10.1.0は、XactiのFull-HDファイルを再生する為のCPU
      環境は、
Athlonx2 5000+以上ないしCore2Duo2.4GHz以上と厳しく、筆者のPentiumD
      830 3.0GHz環境では再生途中で停止するか、コマ堕ち再生となってしまう

      なお、Nero 8(体験版)はPentiumR III 1GHz、AMD Sempron (TM) 2200+、又は互換
       CPUとなっており、同梱するNero ShowTime4.1.0.1は、PentiumD830 3.0GHz環境
       ではWindows XP, Vistaいずれの場合でもスムーズに再生可能だ。
   <インストールの問題点>
      
1)この付属ソフトは旧バージョンのNero 6 OEM版をアンインストールしないとインストー
       ル出来ない。しかし、インストールされるNero Express Essentialsはシリアル番号を購
       入しないと起動しない!三洋電機さんNeroの陰謀に加担はないでしょう (´ヘ`;)
      2)Vista環境で既存のOEM版がNero 7 Essentials なら、Web上で最新に自動アップデー
       を実行すれば(単体での提供はなく、600MB前後のDLに長時間必要で、3回に2回
       はイントールに失敗するいう陰謀にも似たバッグがあるが、失敗しても結果は同じな
       ので無視して次を続行)
、アンインストールしなくても Xacti ソフトをイントー
       する事は可能だ。
       そしてインストールに、Xactiのシリアル番号(但し、1の失敗をしないと確認する術
       ない)を追加登録れば、Nero Express Essentials
Nero ShowTime Essentials

       使
る事が出来
るようになる。しか、以下のようなとなっしまう!
  追記
 
Windows フォト ギャラリー(WindowsVista付属
      動画ファイルの対応フォーマットは、正規にはAVI, MPEG, WMV/ASF形式となっている
       が、筆者の(SWF,NSV以外の再生がWindows Media Playerで可能な)環境ではVOB,
       MKVの再生も可能となっている。
      CompVista環境では更にOGMとMP4の再生も可能だ。一方、Core2 DuoのEGGVista
       では何故かこれらファイルの再生が出来なかったのだが、Nero ShowTime
      Essentials
3.10.1.をインストールするとMP4の再生が可能となりXactiFull-HDフ
       ァイルを再生する事が出来るようになった。
      なお、PentiumDのCompVista環境では、初めは本ソフトをインストールしてもFull-HD
       ァイルを再生しようとするとフリーズして出来なかったが、何故か?Windows
       ビーメーカーの「オプション」-「互換性」で、"ffshow MPEG-4 Video Decode"
      
効に設定したところ
Windows フォト ギャラリーフリーズは解消した。
       しかし、Nero ShowTimeEssentialsインストール下では、再途中で停止するか、
      
コマ堕ち再生となってしまう事には変わりなかったが、
Nero 8(試用版)に同梱の
      
Nero ShowTime4.1.0.1インストール下ではスムーズに再生可能だった。

      但し、CompXP環境にインストールしたWindows Live フォト ギャラリーβは、HD-
        SHQ(1,280x720、29.97fps)ファイルの再生は可能だが、Nero ShowTime4.1.0.1
        インストール下でもFull-HDァイルを再生する
事は出来なかった。

DVD MovieWriter 5 for SanyoXacti DMX-HD1000付属
   I. 市販のソフトをXacti用に最適化したDVDオーサリング・ライティングソフトで、カット編集
      やトランジション効果、モーションメニュー付きDVDの作成が可能。
     しかし、タイムライン上で凝った編集をする事は出来ないし、AVCHD形式 のDVDを作成
      する機能を持っていない
。無論Blu-rayディスク/HD DVDへのメニュー付きオーサリン
      グも出来ない(従って、Blu-rayドライブを増設しても利用価値がない)。
    操作感がイマイチ悪い
      ・複数のファイルを読み込む際に、上手く番号順に配列してくれない。
      ・クリップボード経由でコピー&ペースト出来ない。
      ・プロジェクトファイルの上書き保存でしばしばフリーズしてしまう。
      ・モーションボタンを3個以上挿入出来ない?
      ・DVDメニューの背景イメージの静止画JPEGの圧縮に、画質12, ベースライン(標準)を
      使用すると、変換の最終段階でディスク書き込みエラーとなってしまう。
     
   II. Xacti DMX-HD1000から直接キャプチャをする事が出来ない。
     Ulead DVD MovieWriter 6の体験版(BD DiskrecorderやDVD Diskrecorderの使
      用が出来ない機能制限版)は、MPEG-4/H.264ファイルを直接読み込む事は出来ず、
      Xacti DMX-HD1000には「AVCHD」フォルダもなくキャプチャする事は出来なかった。
     従って、Xacti DMX-HD1000が、カメラキャプチャ仕様になっていない可能性が高い!
   III. 本ソフトは、MPEG-4/H.264形式のFull-HDファイルをMPEG2, AVI, WMVやMOV形式に変
      換する事が可能だ。
      しかし、WMV形式以外は満足出来る圧縮形式で変換する事は出来ない。
      しかも決定的な欠陥は、MPEG-4/H.264形式で出力する事が出来ない

     <変換方法
       「選択したクリップをエクスポート」をクリックして、既存のプロファイルでMPEG2へ変換
       する以外は「カスタム」を選択する。
      「ビデオファイルを保存」ダイアロッグが表示されるので、目的のファイル形式を選択して
      「オプション」 から詳細設定を行う。
      各形式別の「ビデオ保存オプ
       ション」が表示されるので
       (右図はWMV用オプション)、
       型の如く詳細設定を行う。
      しかし、WMV以外は限界が
       ある。
       MPEG2の設定:結果参照。
       AVI の設定:自由に行える
         のだが、結果を参照。
       WMVの設定:満足いく自作
         プロファイルの作成が可能
         → こちらを参照。
       MOVの設定:映像圧縮は自
         由に選択出来るが、結果
         を参照。一方音声圧縮に
         AACが無い!
      
プロファイルの管理・編集へ
     <結果>
     MPEG2への変換フレームサイズを自由に設定する事が出来ない
       「選択したクリップをエクスポート」に表示されるプルダウンメニューの中から既存の
       プロファイルか、カスタム..で変換する事になる。
      (1)既存のプロファイルで
       変換:
        Full-HDの場合は、
        以下から選択
         HQ高画質16:9
         GQ標準画質16:9
       出力時のオプションで
       映像のフレームサイ
        ズ、データレートの選
        択が可能。
       音声形式は、LPCM
        又はMP2を選択

        る。 
      (2)カスタム変換
      汎用されているMPEG2_
      MP2.mpgで出力可能だ
      が、フレームサイズの
      ユーザ定義がグレーと
      なっていて変更出来ず、
      プルダウンメニューから
      不本意な縦横比を選択
      するしかない

      例えば、2.35対1のシネ
       マスコープサイズで出
       力する事は出来ない!

      映像のフレームレート、
       表示アスペクト比、デ
       −タレートや
      音声の周波数、ビットレ
       ートはかなり自由に
       選択が可能。
      出力結果
     AVI への変換:映像圧縮はシステムにインストールされているコーデックを使用して
         出力可能だが、何故か?音声圧縮にMP3を使用するとエンコードエラーとなっ
         てしまうので、不本意なPCM圧縮を使用して変換するしかない。
    WMVへの変換:トラブル事なくWMV9_WMA9.wmv形式で出力可能だ。
    MOVへの変換:汎用されているH.264_AAC.mov形式での出力は不可。
         旧式のSVQ3_QDM2.movでなら変換可能だが、映像圧縮にH.264を使用すると
         エンコードエラーとなってしまう。
     なお、通常のMPEG2を素材とした場合でもAVI、MOVへの変換制限は同じで、WMV形
      式以外は満足出来る圧縮形式で変換する事は出来ない。
  IV. 考察
     Blu-rayディスクへの書き込みが出来ない。
     Full-HDファイル(1,920x1,080、59.94fps)の映像ボリュームは、DVD用途のMPEG2
       (720x48、 29.97fps)と比較すると 6x2=12倍
と巨大だ。
     Core2 Duo E6600(2.40GHz), DDR2 2GBのVista環境で、Full-HDファイルをDVDディ
       するのに必要な時間は、約 9分間と短い動画にもかかわらず何んと 2時間強
       かってしまった・・・120分モノなら気が遠くなりそうだ!
     <参考>

       HD-SHQ(1,280x720、29.97fps)で撮影した23シーン総時間45分の素材をDVDへオ
       ーサリング・ライティングするのに必要な時間は、6時間46分間であった。
     従って筆者は、Full-HDでの撮影は単にハイビジョンテレビで鑑賞するだけの用途に
       使用し、編集して作品作りを楽しむ場合はHD-SHQで撮影しておいて、使い回すよ
       うにしている。     ⇒「エジプトツアー旅行・・・WMV9にて紹介」を参照。

<参考1>競合製品「パナソニック HDC-SD7」との比較 
                   → 
HD WriterでAVCHDメディアの編集を参照
    Xacti DMX-HD1000は、パナソニック HDC-SD7と比較してスタイル、軽量、手持ち
    感では優れているが(光学的な差異は筆者の力量不足で解らない)、パナソニック HDC
    -SD7で可能な以下の事が出来ない。
     1)ハイビジョンテレビにSDカードを入れるだけで再生可能か?
        ・・・パナソニックプラズマテレビTH-42PZ700SKで検証したところ認識しなかった。
     2)パソコン上ではカメラから直接再生出来ない。
     3)AVCHD規格のDVD作成が出来ない・・・DVD MovieWriter 5 for Sanyoのアップデ
        で対応して欲しい
のだが・・・期待は出来ない。
     4)Blu-rayディスクレコーダーにSDカードを入れるだけでダビングする事は、BD Diskrecorder
       機能が無いので多分
出来ない?
    HDC-SD7付属のPCソフトHD Writer 2.0J for SX/SD/DXは、
      フルハイビジョンMPEG-4/H.264ファイルを簡易編集(カットとDVDメニューの作成)して、
      通常のDVD作成以外にAVCHD規格のままDVDに保存するも可能で、カメラSDカ
      から直接全画面再生も出来るという優れものだ。
<参考2> Nero Vision5市販の体験版       → 補足説明を参照
     Nero 8(通常版10,490円、特別優待版8,392円)に同梱するビデオオーサリングソフト。
     ポピュラーなMPEG2形式に加えAVCHD形式にも対応しており、AVCHDディスクを作成
     する事も可能。
     Xacti DMX-HD1000からの「ビデオキャプチャー」はUlead DVD MovieWriter 6
     と同様に出来ず、本ソフトはAVCHD編集後にAVCHDカメラに戻す事が可能なのだが、
     出来ない。しかし、
     Xacti DMX-HD1000からハードディスクに保存したFull-HDファイルをDVD化したり、
      簡単編集して他形式のファイルに変換する事が可能だ。
     但し、凝ったDVDメニューの作成出来ない。自由に設定を変換出来ない為かスマ
      ートレンダリングは出来ない。
<参考3> Total Media Extreme市販の体験版   → こちらを参照
     Total Media Extremeは、再生ソフト、オーサリングソフト、バックアップ&ライティング
     ソフト
から構成されるBlu-ray/DVDのライティング統合ソフト。
     オーサリングソフトのArcSoft TotalMediaStudio MVは、BDMVの作成も可能だが、残
     ながら H264_AAC.mp4素材は無声となって出力されてしまう!

<参考4> Vegas Movie Studio Platinum 8.0( 市販の体験版) 補足説明を参照
      Vegas Movie Studio Platinum 8.0は、SONY製ビデオカメラ好みの高度な動画
      編集ソフト。
      多形式のビデオへ変換する事が可能だが、DVDの作成機能は搭載しておらず、別途
      DVD Architect Studio 4.5。  しかし、モーションメニューを作成出来ず、
      AVCHDやBlu-rayへの書き出しも出来ない。
      Full-HDファイルの利用も可能だが、MP4の書き出し機能は貧弱で自由に設定出来ない 。

追記・訂正(2008.05.07)
  その後の検討では XactiFull-HDファイルの再生は、Windows Media Player等DirectShow
  経由のプレイヤーでもHaali Media Splitter1.7.62.21とCoreAAC directshow filter1.2.0.573に、
  ffdshow20061017では再生出来なかったが、 最近の ffdshow(20071203tryouts revision
  1685以降)を導入すれば
可能となっていた\(^O^)/。

 従って、Nero ShowTimeの導入にこだわる必要性が少なくなってしまった!

 
他のMP4ファイルを利用可能なソフトのうち、Xacti DMX-HD1000Full-HDフルへ
  対応成績少しばかりの訂正が必要
となった。
  以前利用出来ないとしたソフトだったが、利用が可能となったソフトは、
     AviUtl、TMPGEnc Plus2.5、MPEG2AVI 、SUPER c MediaCoderAutoMKV、
     Easy RealMedia ProducerNSV Batch
Encoder

  と新たに増えた。

  しかしそれでも、MP4対応ソフトでFull-HDフルを利用出来るのは3分の1強に過ぎない。

   致命的な事に、MPEG Streamclip for Windows 1.2b2はMPEG-4/H.264のカット、
    リミングや結合といった単純な編集が再エンコードする事なく可能な貴重な一品だが、
    QuickTime7.4.5がこのFull-HDファイルに対応していない為か、利用出来ない!
    ・・・MacのQuickTimeコンポーネント "avc1Decoder"のようなプラグインの開発は期待
       出来ないであろうか??
  
追記・訂正(2008.07.23)
  TMPGEnc4.0 XPress with FLV4 Plug-in (市販の体験版)について    ここを参照 。
    Xacti DMX-HD1000Full-HDファイルv4.4.2.238で検討した場合には再利用
     なかったが・・・

    v4.5.2.255では問題なく編集・変換が可能となっていた \(^o^)/

  
追記(2008.09.03)
   Corel VideoStudio 12 Plus(市販の体験版)について    使用概略を参照
    Xacti DMX-HD1000Full-HDフルが問題なく利用可能となった \(^o^)/
    Ulead VideoStudio 11をインストールで発生したAviUtlとNorton360の不具合は認められ
     ず、ATI Avivo Video Converterの不具合もMatroska(Haali Media) Splitterを再度イン
     ストールすれば解決出来ていたアクシデントだった。

   
追加(2008.05.31)
  CoreAVC v1.7を導入して、Haali Media Splitter v1.8.122.18CoreAAC directshow filter

    1.2.0.575を用いた環境では、Windows Media PlayerでもこのXactiFull-HDファイルの
    スムーな再生が可能だ(こちらの”フルHDがffdshowより軽く再生できる世界最速のH.264
    ソフトウェアビデオコーダ「CoreAVC」”を参照)。
  しかし、このFull-HDファイルへの動画関連ソフトの対応となると、「・・・再利用まとめ
   右端の黄色欄に示した如く、ffdshowのH.264/AVC導入環境と比べて期待外れが多い。
   望なのは ATI Avivo Video Converterのみと淋しい結果だった。 

追記(2008.07.23)
  MacintoshでXacti DMX-HD1000 Full-HDの再生と再利用こちらへ独立
  Macintosh(OS X 10.5)においても、最新のQuickTime7.45(±Perian1.1)でも Xacti DMX
   -HD1000撮影のFull-HDファイルを再生させる事は出来ず、QuickTimeエンジンを利用した
   編集ソフトでこのファイルを利用する事は絶望的だった。しかし、
  「avc1Decoder」を導入すれば、QuickTime依存プレイヤーや編集ソフでこのFull-HD
   ファイルを利用する事が可能となっていた\(^O^)/

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