Corel Ulead VideoStudio 12 Plusの使用概略

Corel Ulead VideoStudio 12 Plusの使用概略
 
(2008.09.04作成, 2010.01.05更新)
Corel Ulead VideoStudio 12 Plusは、
 MPEG, AVI, DIVX, RM, WMV, MOVやMP4ファイル
 を簡易編集して、既定のプロファイルで各種規格
 のMPEG2, WMVやMPEG-4形式のビデオファイル
 へ変換したり、DVD/BDオーサリング・ライティング
 が可能な総合動画編集ソフト。
 即ち主要な機能は、
  I. 動画の編集・変換
  II. DVD/BDオーサリング・ライティング
  III.Mobile Deviceへのエクスポート
既存の動画関連ソフトのうち、筆者が所有するSANYOのデジタルムービーカメラ Xacti DMX
 -HD1000
と、息子夫婦が所有するPanasonic製のビデオカメラ HDC-SD9でフルハイビジョ
 ン撮影した素材(各々Full-HDモード撮影:MPEG-4 AVC/H.264形式のMP4ファイルと HG
 モード撮影:AVCHD形式のMTSファイル)に対応しているものは少ない(各々こここちら
 を参照)。
最近になってTMPGEnc 4.0 XPressが対応したのに次いで、遂にCorel VideoStudio 12
 Plus
も筆者の環境において一部不具合があるも両ファイルに対応してくれたので、「ビデオ
 ファイルの作成」を中心に少し詳しく検証してみる事とした。
 マシン環境は、Intel Core 2 Quad Q6600 2.40GHz、DDR2 PC2 6400 2GBx2、GeForce
   8600GT(VRAM 512MB)で、
  光学ドライブは、I-O DATAのBD&HD DVDコンポドライブBRD-SH6B(LGのGGW-H20N)で、
  OSは、Windows Vista Home Premium SP1環境で検証した。
 Corel VideoStudio 12 Plus(市販の体験版) (2008/08/29発売)
体験版(15日間、使用制限なし。アクティベーション無し)の入手先は こちらから。
 通常版 16,000円、ダウンロード版 12,000円(特売 11,400円)と価格に差ある。
インストールでは、地域/国(日本)ではなくTV規格(NTSC)を選択。
インストール後、メニューテンプレートは極少数しか添付されていないので、筆者所有のバン
  ドル版DVD MovieWriter 5 BD for I-O DATAから流用した。
  →下記の「II.DVD/BD/AVCHDのオーサリング・ライティング」を参照。
 *インストール後、VS-Installation Files(187MB)は不要となるので手動で削除。
別途インストールが必要なツール
  QuickTime 7.1.3以上、Windows Mediaエンコーダ 9 シリーズ、Flash Player 9
追記(2008.09.28)
  Microsoft DirectX も別途インストールする必要がある
  DirectXは、DVD/BD/AVCHDオーサリング・ライティング時の
プレビューに必須だ! 
  添付の「はじめにお読みください」の「Corel VideoStudioとドライバのインストール」には、
   ・Microsoft DirectX - ビデオファイルの再生を向上させるMicrosoft社のドライバで
    す。このドライバはインストールしてください。 このドライバはCorel VideoStudioのイン
    ストール時に自動インストールされます。詳しくは、MicrosoftのWebサイトをご覧くださ
    い: http://www.microsoft.com/directx
   とあり、わざわざ導入になくてもよいような紛らわしい文章で指示されている。
   上記URL(英語ページ)から導入すると少々迷つく。
      MicrosoftのDirectXのページに行って、「Games for Windows」から入場して、「Download the latest DirectX」
      をクリック。「Direct End-User Runtime Web Installer(dxwebsetup.exe)」をダウンロードした後、Web上で
      DirectX 10をインストールする。
   「DirectX ホームページ」(日本語ページ)から導入した方が分かり易い。
  SmartSound Quicktracksについては如何しろというのだろうか、未解決

 Corel VideoStudio 12 Plusの新機能(メーカーの記載による)
Blu-rayディスクオーサリング対応!
  編集したハイビジョン映像をBlu-rayディスクへ書き込むことが可能になりました。
  Blu-rayディスクへのメニュー付きオーサリングに対応!BDメニューテンプレート11種類付き

Blueフィルムエフェクト対応!
  NewBlue社のビデオフィルタを71種類追加!
  ナイトビジョンや60年代風映像、明滅などカスタマイズ可能なフィルタが多数追加されました。
  このビデオフィルタの追加により、さらに効果の自由度がアップし、個性的な映像を作成する
  ことができます。

FLVファイル出力対応!
  オンラインアップロードに適したFLVファイルの出力に対応。従来のWMVやH.264映像に加え、
  オンラインアップロード用にFLVでの出力が可能になりました。

「H.264ファイル出力時のカスタマイズ」対応
  ハイビジョンファイル出力時(.mpg)のH.264コーデックのビデオビットレートを自由にカ
  スタマイズすることが可能になりました。 (ビデオビットレートは2237kbps〜18000kbps
  の範囲で自由に設定できます)
 対応フォーマット形式(読み込み可能な素材)
<コメント>
MPEG-4 AVC/H.264(以下、MPEG-4/H.264)
  VideoStudio 11 Plusでは、DMX-HD1000
  Full-HDは取り込みが出来ても、変換・出
  最後の段階でエラーとなってしまう不具合
  あったがここを参照)、解消した\(^o^)/
MPEG2-TS
  地デジ由来の素材以外は対応している。
  HDC-SD9のHGモードで撮影されたMTSファ
  イルはいずれの環境でも問題なく利用可能。
AVI
  VideoStudio 11 Plusでは、DivX_MP3の読
  み込みが出来なかったが、一見解消したか
  に思えた。しかし、下記<重要>a) を参照。
<参考>「対応フォーマット形式(メーカーによる)
追記(2008/09/15)
  手持ちの素材を用いて、対応フォーマット形式について検討したところ以下の成績だった。
   利用可能な形式 
     AVI :BI-RGB_PCM、 MsMPEG4v2/DivX/XviD/WMV9_MP3。
        但し、HFYU_PCMやH.264/VP6_MP3は 別途 HuffyuvデコーダやH.264コーデ
            ィク/VP6デコーダが必要(いずれもffdshowで対応が可能)。
     DIVX:DivX_MP3
       下記<重要>の「a) MP3圧縮のAVI 及びDIVXファイルへの対応」を参照。
     MPEG1, MPEG2
        但し、VOBファイルは読み込みすら出来ない。
     MOV:SVQ3_QDM2, XviD_AAC
     MP4:H.264/ISMAMPEG4/XviD_AAC
       H.264_AAC.MP4(所謂、MPEG-4 AVC/H.264)への対応について
        VideoStudio 11 Plusでは、何故かXacti DMX-CA65サンプルとDMX-HD1000
        Full-HDのみが、
変換・出最後の段階でエラーとなっしまう不具合
        ったがここを参照)、VideoStudio 12 Plusでは解消した。
     MPEG2-TS:地デジ由来の素材以外は、MPEG2/H.264_AC3いずれにも対応。
       試用当初、MPEG-4 AVC/H.264とMPEG2-TSファイルを利用するには別途 Haali
        Media Splitter とデコーダ(H.264, AC3, AACなど)が必要と思い違いをしていた
        が、自前で利用可能だった。
         *これは多分、Ulead MPEG Splitterの導入に基づくのであろうが、このSplitter
           はWindowsMedia PlayerのDirectShowスプリッターとして機能しない。
       何故か地デジ素材は無声となって しまうが、方策を講じれば音声の利用が可能
        となる(ここを参照)。例えば、TIDEJI-HG1の場合はtsMuxeRで分離した素材を
        統合する(編集操作を参照)。

   利用出来ない形式
     FLV, RMとSWFは読み込み画面では表示されるのだが・・・
     FLV4:読み込み出来ても描画出来ず編集不可。
     SWF(JPEG/Sorenson/On2VP6_MP3):読み込み出来、一見編集可能なるも無声
         となって出力されてしまう。
     RM, FLV1, MKV, OGM, NSV及びVOB:読み込みすら出来ない。

  <重要>Corel VideoStudio 12 Plus と Lame ACM MP3 codecの相性問題
     AviUtlやTMPGEnc2.5でAVI に変換する際の音声圧縮にはLame ACM MP3
codec
     (=LAME MP3 Encoder)が汎用されているが、VideoStudio 12 Plusはこのコーデック
     と相性が悪い。
    a) MP3圧縮のAVI 及びDIVXファイルへの対応は、
      LAME MP3 Encoder 3.92(lameACM.acm 0.9.0)インストール下では、
        読み込み出来ても編集出来ず、
「ディスクを作成」では読み込みすら出来ない!
      LAME MP3 Encoder 3.98及び3.98.2(lameACM.acm 0.9.2)インストール下では、
        幸い読み込みも編集も可能だ。
    一方、
    b) FLVへの変換では、LAME MP3 Encoderがインストールされていると、検討したバー
     ジョンの種類に関わらず出力エラーとなってしまう
(下記 「2)FLV への変換」を参照)!

 I. 動画の編集・変換操作手順
編集・変換の基本的な操作方法は、付属のユーザーズガイドを参照の事。
前試験として、HDD上の短編動画ファイル(主にMPEG-4/H.264、MPEG2-TSとMPEG2)
  した操作手順の概略と筆者の気づいた注意点・問題点を中心にメモしてみた。
導入画面
 フルハイビジョンワイドの場合は、導入画面下段にある「16:9」をチェック。
 「VideoStudio」(全ての機能を使ってムービーを作成します)をクリック。
素材の読み込み
 「キャプチャ」タブから各種デバイスからの読み込みが可能となっているが、今回は初めから
 「編集」タブを表示
   「ビデオを読み込む」ボタンか、右クリックメニューから、素材をライブラリーに読み込む。
   読み込んだクリップをタイムライン⇔ストリームボードにドラッグして登録。
編集操作
  
詳細な編集が可能な仕様となっている。
   なお、TIDEJI-HG1素材(PanasonicのBDレコーダーDMR-BW800で録画した地デジを、
    HGモードでダビングしたBD-REから リッピングしたm2tsファイル)は、何故か無声と
    なってしまうので、tsMuxeR を用いて映像と音声に分離して、各々をVideoStudio
    で別々に読み込みタイムライン上で統合すればよい →こちらを参照。
  「エフェクト」タブ:
    トランジションを設定
    ビデオフィルタ(右図):ぼかしや色合い等
     フィルタのサムネイルをドラッグ&ドロップで適応出来る。
  「オーバーレイ」タブ:複数映像のオーバーラップを設定。大き
    い映像の中に小さい映像を表示など 6トラック迄可能。
  「タイトル」タブ:実写映像に文字をスーパーインポートする。
    タイトルのひな形が豊富に用意されている。2トラック迄可能。
  「オーディオ」タブ:BGM(MP3,WMA,AVI,MPEG4..)や録音を
    挿入。ボイストラックとミュージックトラック各1つ可能。
  クリップの編集:
    ビデオの回転、色補正、再生速度、逆再生等を
    設定。
    「オーディオを分割」を実行すると音声がボイス
     トラックに分離される。
    「ビデオの複数カット」をクリックすると、
     ビデオの複数カット画面が表示される。
     マーキイン/マークアウトボタンでトリムされ、
     OKボタンを押すとタイムラインにはトリムされた映像に置換される。
  「スマートプロキシ」機能HDV編集のCPU負荷を抑え操作性を快適にする機能。
    編集時に本来の動画データではなく、より低い解像度の動画を代理ファイルとして利用
    して編集を行い、最後の処理の部分で高解像度による処理・出力を行うこと。
    とりわけH.264圧縮動画の編集で威力を発揮出来る。
  補助編集ツール
   「バッチ変換」:QuickTime
     (.mov)とRealVideo(.rm)
     は未対応。
   「トラックマネージャ」:トラックの数を増減する。
   「ペインティング クリエーター」:手書きの文字をオーバーレイで表示が可能。
 
VideoStudioプロジェクト(.VSP)ファイルの保存
   「ファイル」メニュ
   ーの
   「名前を付けて
   保存..」を実行。

   複数の編集済
   み素材を .VSP
   ファイルとして
   保存しておいて
   、「ディスクの作
   成」の最終段階
   で読み込んで
   利用すれば、
   画質の劣化が
   防げる。
 
出力:「完了」タブをクリック。
 「ビデオファイルを作成」をクリックして、プルダウンメニューから目的の変換方式を選択する。
    *カスタム出力の「QuickTimeムービーファイル(*.mov..)」は、別途QuickTimeをインス
      トールしないと表示されない。
 カスタム出力:主要な形式の「ビデオ保存オプション」
出力形式⇒
AVI
FLV
MOV
MP4
MPEG
ビデオオプション
 ビデオ
 コーデック

赤線は、別途インス
  トールしたコーデック
FLV4

によって
MPEG1か
MPEG2が
決まる
 フレーム
 サイズ
入力可能
入力可能
入力可能
入力不可
H.264-MAIN
では
176x144
320x176
320x240
368x208
640x480
入力不可
MPEG-2では

NTSC DVDは
352x240
352x480
704x480
720x480
に限定
 表示アスペ
 クト比
×
但し、問題無し
×
問題無し
×
但し、問題無し
H.264-MAIN
では×
4:3
16:9
2.21:1無し
 データレート
  (kbps)
各エンコーダの
設定で行う
入力可能
入力可能
入力可能
H.264-MAIN
640x480では
1024〜4000
に制限
入力可能
 フレーム
 レート
  (fps)
H.264-MAIN
では
30
29.97
25
MPEG-2では

NTSC DVDで
は 29.97
オーディオオプション
 オーディオ
 コーデック

赤線は、別途インス
  トールしたコーデック
MP3*
AAC
AMR
MPEG2では
MPG2

NTSC DVD
では
MPG2
PCM
AC3
 ビットレート
 (kbps)
各エンコーダの
設定で行う
項目無し
128
に固定され
ているようだ
各エンコーダの
設定で行う
AACでは
MPEG-2では

NTSC DVD
では×

 周波数
 (Hz)

 

各エンコーダの
設定で行う
11025
22050
800
11025
16000
24000
32000
22050
44100
48000
AACでは
MPEG-2では
32000
44100
48000

NTSC DVD
では
48000
 チャンネル
各エンコーダの
設定で行う
2
1, 2
AACでは
2
MPEG-2では
1, 2,
joint2
NTSC DVD
では 2
  1)AVI への変換:カスタム出力のみ可能
   映像圧縮はシステムにインストールされているコーデックを使用して出力可能な訳ではな
   さそうだ?DivX6.82がインストールされてるのだが、新たにDivX5.11がインストールさ
   れて後者しか使えない。
   *AviUtl で使えるDivX6.82, Helix YUV Codec, IndeoR Videoを本ソフトでは使用出来ず、
     AviUtl はDVDビデオエンコーダ, MJPEG Compressor, Microsoft RLEを使用出来ない。
   なお、LAME MP3 Encoder 3.98インストール下でも MPEG Audio Layer 3を使用した変換
   では、FLVへの変換のようなトラブルはなく出力可能だ。
  2)FLV への変換
   筆者の LAME MP3 Encoder
    3.92共存環境では右の警告と
    ともにクラッシュして使えない。
   LAME ACM MP3 codecエラー
   とある!
   そこで仕方なく、「プログラムと機
   能」でLAME ACM MP3 codecをアンインストールしたら、変換が出来るようになった。
   *LAME MP3 Encoder 3.98及び3.98.2では警告無しでハングアップしてしまう。
   *但し、本ソフトで導入されるMP3エンコーダはTMPGEnc2.5やAviUtlで利用出来ない!
   プルダウンメニューの中から既存のプロファイルか、カスタム..で変換する。
     カスタム出力では、音声ビットレートの調節が出来ない(128kbpsに固定)以外は、自
     由度が高くハイビジョンサイズやシネスコサイズでの出力も可能。
    出力したファイルは、映像圧縮On2 VP6、音声圧縮MP3のFLV4だ。
   *何故か?ある環境(EGGVista、CompVista)では、音声圧縮コーデックMP3がインスト
    
ル(導入)されずPCMオーディオとなってしまうが、未解決 (-_-;)
     ・・・PowerDVD, Nero7, SMS_GUI, Movica, Mediacoder, DeepBurnerとの相性問題
       ではない。
  3)MOV への変換:カスタム出力のみ可能
   映像H.264と音声AACのコーデックが表示されず、汎用されているH.264_AAC.mov形式
   での出は不可。
   インターネット用途での出力が用意されているが、 一世代前のSVQ3_QDM2.movを選択
   する事となり、今時使えた代物ではない。
   なお、バグなのか(バイトとビットとの間違いなのか)高データレートでしか出力出来ない。
  4)MP4 への変換
   PC用にはカスタム出力で、映像H.264-MAIN、音声AACを選択して所謂MPEG-4 AVC/
    H.264で変換する事とする。
   しかし、フレームサイズを自由に入力する事が出来ず、プルダウンメニューから選択する
    しかない
2.21対1のシネスコサイズで出力する事は出来ない!
   又、640x480以上のハイビジョンで出力する事も出来ない!
      ビデオデータレートの設定も入力出来る自由度が極めて低い!
    例えば、640x480サイズでは 1,024kbps以下に、368x208サイズでは 512kbps以下に
    
設定出来ない。
  5)MPEG2への変換
   プルダウンメニューの中から既存のプロファイルか、カスタム..で変換する。
   フレームサイズを自由に入力出来ず、プルダウンメニューから選択するしかないが、

    2.21対1のシネスサイズで出力する事は出来ない!
   但し、フルハイビジョンサイズも含めてプロファイルは豊富に用意されている。
  6)RMへの変換:カスタム出力。
   2002年頃RealNetworks社提
   供のRealProducer Basic 8
   に準じたコーデックを採用して
   いる。
   データレートを入力出来ず、
   大雑把な「ターゲット視聴者」
   から選択する(企業内部LAN
   でも Max118kbps)等々、
   今時使えた代物ではない。
   敢えて出力するなら、赤線の
   設定で実行する。
  <注意>シネスコサイズ(例
    えば640x272)で出力する
    場合は、「非矩形ピクセル
    レンダリングを実行」のチェ
    ックを外す事!

   出力完了後ハングアップ!
  7)WMVへの変換
   Windows Media エンコーダ8
   のプロファイルのみがインス
   トールされている。
   フロントエンドAzWM9 Script
   Frontendのような簡便仕様
   にはなっていない。
   WMV9及び自作プロファイル
   を作成(こちらを参照)する
   には、別途 Windows Media
   エンコーダ 9 シリーズをイン
   ストールする必要がある。
  <注意>シネスコサイズ(例
    えば640x272)で出力する
    場合は、「非矩形ピクセル
    レンダリングを実行」のチェ
    ックを外す事!

 II.DVD/BD/AVCHDのオーサリング・ライティング
  筆者の環境のせいなのか?ディスクのオーサリングではプレビューが出来ず、カット編集
  もメニューのプレビュー再生も出来ないという重大な不具合がある
←筆者の誤解だった
  筆者の環境には、本ソフトのディスクオーサリングツールと干渉する可能性が有り得る
  動画関連ソフトやDSフィルター類がてんこ盛り(?)にインストールされているが、
  バンドル版のDVD MovieWriter 5 for Sanyo又はDVD MovieWriter 5 BD for I-O DATA
  ではこのような問題は発生していない。
  思いつくものは全てアンインストールして本ソフトをインストールし直してみたがダメだった。
  気に入った数少ないソフトの一つなので、ソフト自体のバグでなければ何とか原因を解明
   したいものだ(ビデオカードや光学ドライブとの相性問題では無い)。
  しかし、メニューの編集(モーションメニュー,背景の変更,タイトル文字の編集など)は問題
   なく可能で、プレビューせずにライティングすれば期待通りに出力する事は可能だった。
追記・訂正(2008.09.28)
  上記の問題は不具合ではなく、DirectX 10を別途導入すればよいだけの事だった! 
  ・・・相性関連にのみ注目して、この事に気付く迄に日数がかかってしまった (;ヘ;)
  ・・・DirectXは、OSインストール時に導入済みという思い込みもあった (/o\)
体験版のメニューテンプレートは極少数しか付属していないので、
  I-O DATA製BD&HD DVDコンポドライブBRD-SH6Bに付属 のDVD MovieWriter 5 BD
  ...\Content\Menu Templateをコピーして使用する。
 *体験版のテンプレートも使用したいなら、先ず体験版のMenu Templateを除けて置いて、
   DVD MovieWriterのMenu Templateをコピー後上書きすればよい。
 *「DVDメニューテンプレートの比較」、「Blu-rayメニューテンプレートの比較」を参照。
 *Menu Templateの容量は、追加すると飛躍的に増加する。
   オリジナル 12.2MB、DVD MovieWriter 5 BD 100BM、製品BonusPack 131MB
 *AVCHDのメニューテンプレートは、Blu-rayと同じだがモーションメニューに出来ない。
メニューのカスタマイズに使用出来る背景イメージとBGMは、
   背景イメージ(静止画):BMP、JP2、JPC、JPG、TIF、PNG、TGAとなっている。
   BGM:mpa、mp3、wav、cda、wmaとなっている。
 背景ビデオ(動画)に使用出来るファイル形式の記載はないが、AVCHDではやはりムービ
  ーにすることは出来ない。
  無難なMPEG2で用意した方がよい。
  
操作手順
 「
ディスクを作成」ボタンをクリックし、プルダウンから目的
 のメディアを選択してクリックすると、メニュー作成画面が
 起動する。
  編集済みのファイルは登録されているので、新たな素材は
  「ビデオファイルを追加」や「VideoStudioプロジェクトファイル
  を追加」等から読み込む。
追記・訂正(2008.09.28)
  DirectX 9.24.1400をインストールしたら、カット編集もチャプタの挿入もメニューのプレュー
 
再生も可能となった!
 「次へ」ボタンクリックして、メニューの編集を行う。 操作方法は、DVD MovieWriterと
  ほぼ同じで迷うところはないが(「DVD MovieWriterでフルHD Discを作成」を参照)、
  ビデオの複数カット、ビデオをエンハンスは省かれている。
   「環境とオプション」ボタンの環境設定で、TV規格がNTSCになっているか確認する。
   「アスペクト比」も「プロジェクト設定」も「ディスク」も目的に合致しているか確認する。
  *プロジェクトの設定で、「プロジェクトに対応したMPEGファイルを変換しない」 を外す。
  メニュー作成途中でプロジェクトを保存する箇所が無い? のは解せない
   ⇒編集途中でクラッシュする事が心配なので、随時 「閉じる」ボタンをクリックして
    "プロジェクトを保存.."、更に「ファイルメニュー/保存」を行っておいた方がよい。
    DVD用とBlu-ray用も別々の名前で保存しておく。
   Blu-rayディスクの作成時における「プロジェクト設定」のカスタマイズ
    映像圧縮はMPEG2のみ、音声圧縮はLPCM, AC3から選択(今回はAC3)。
    フレームサイズの変更とビデオデータレート(1920x1080では10653〜60000kbps)
    の入力が可能。
  AVCHDの作成時における「プロジェクト設定」のカスタマイズ
    映像圧縮はH.264のみ、音声圧縮はLPCM, AC3から選択。
    フレームサイズの変更とビデオデータレートの入力(1440x1080では2237〜18000
    kbps)及びオーディオビットレート(128〜448kbps)とオーディオタイプ(2/0:L,R 又は
    3/2:L,C,R,SL,SR)の選択が可能。
 初期設定で出力した場合、動画本体ファイルのフォーマット形式は以下の通り。
    Blu-ray:MPEG2_LPCM.m2ts(1920x1080、29.97fps、VBRmax 35000kbps)
    AVCHD:H.264_AC3.m2ts (1440x1080、29.97fps、VBRmax 15000kbps)
    DVD:MPEG2_AC3.vob(720x480、29.97fps、8000kbps)
オーサリングのエラーについて
   DVD及びAVCHDのオーサリングは失敗する事は稀であったが、Blu-rayのオーサ
  
 ングは洒落たメニューと多数個タイトルのVideoStudioプロジェクトファイル
    構成して実行すると、約半数
回が失敗してしまい極めて不安定だ!

    但し、最後の複合化でエラーする事が多く、..BDMV\STREAM内の 00000.m2ts
    
000xx.m2tsファイルは通常作成されているので、このファイルを使い回して
    
今度は「プロジェクトに対応したMPEGファイルを変換しない」 にチェックを入れ
    スマートレンダリングで
再度オーサ
リングすれば高速で成功する事が多い \(^o^)/
   なお、一部のタイトルを入れ替える場合は「カスタム」の「MPEG-2」として、解像
    度とビットレートを出力ファイルに合わせて作成すればよい。
ディスクへの書き込みエラーについて

   筆者が使用しているBRD-SH6B(LGのGGW-H20N)ドライブは、本ソフトの対応機
    器に載っていない。
   DVD及びAVCHDの書き込みでは稀に失敗する事はあったが、Blu-rayの書き込
  
 はオーサリング迄たとえは進行しても、最後のディスクへのライティグの段階
   
失敗てしまう場合が多かった (-_-;)
     TDK製のBD-RE (25GB, 1-2倍速)では、”ディスクが使用中”となってエラーとなってしまう !!
     TDK製のBD-RE DL(50GB, 1-2倍速)では、ディスクを準備→ディスクの初期化→ビデオ/オーディオ
        の多重化→ ”コンテンツをスペースに処理します”でクラッシュしてしまう!!

   書き込みエラーすると折角オーサリングされたものが全て無になってしまうので、
   
ソフト内蔵のCorel MMC CD/DVDライティングv3.7.21.371による
    「ディスクを作成」のDVDやBlu-rayディスクへの直接ライティングは諦めて、
    「ハードディスクへのイメージファイルの作成」ないし「Blu-rayフォルダを作成」す
    に止めておく事とした。
   ライティングには別途、ImgBurnないしBRD-SH6B付属の B's Recorder GOLD9
    
BASICを使用する事にした。
   但し、AVCHDの書き込みでは「AVCHDフォルダの作成」欄はグレーといて
     操作出来ず、Corel VideoStudioで直接ライティングするしかない!

 III.携帯ディバイス用の形式へ変換
モバイルディバイスにエクスポート」には、以下のプロファイルが用意されている。
筆者はこの手の動画を扱っていないので、列記するに止める。
   iPod MPEG-4(320x240)、iPod MPEG-4(640x480)、iPod H.264(320x240)、
   iPhone H.264(640x480)、
   PSP MPEG-4(320x240)、PSP MPEG-4(368x208)、PSP H.264(320x240)、
   PSP H.264(368x208)、
   携帯電話 MPEG-4(320x240,15fps)、携帯電話 MPEG-4(640x480,30fps)、
   携帯電話 H.264(320x240,15fps)、携帯電話 H.264(176x144,15fps)、 
   WMV Pocket PC(320x240,15fps)、WMV Smartphone(220x176,15fps)

 結果
価格の割には高機能な動画編集ツールで、操作性もかなり良い。DVDからAVCHD、BD
出力まで対応しておりディスク作成機能も充実している。
しかし、
 編集内容にクロップ機能が搭載されていないのは寂しい。
 タイトル数の多いBDビデオを作成しようとすると、オーサリングに失敗する事が多い。
 筆者所有のBD/DVDドライブでは、特にBlu-rayディスクへの書き込みに失敗する。
PC用ビデオファイルへの変換機能は、TMPGEnc 4.0 XPressの使い勝手と比較する
とQuickTimeとRealVideoへの変換は論外として、FLV以外は見劣りする。
*本ソフトは環境によっては何故か、FLVの音声圧縮がPCMとなってしまう。
TMPGEnc 4.0 XPressでFLVへ変換するには、別途投資が必要。
1)AVI への変換では、最新のDivXが使えない事以外はLAME MP3 Encoder 3.98共存
  下ではMP3の不具合等の大きな問題はないようだ。
2)FLV4への変換では、筆者には必需品のLAME MP3 Encoderとの間 に不具合があ
 為、「使用時にアンインストール/非使用時にインストール」対策が必要で煩わしい。
 音声ビットレートの調節が出来ない以外は、設定上の自由度は高い。
3)MPEG2及びMP4(H.264_AAC)への変換では、フレームサイズを自由に入力する事が出
 来ずシネスコサイズで出力する事が出来ない。
4)MP4(H.264_AAC)への変換では更に、ハイビジョンサイズで出力する事も出来ない。
 ビデオデータレートの設定範囲が限られるなど自由度は極めて低い !
5)QuickTimeとRealVideoへの変換では、旧式のコーデックしか利用出来ない。
6)Windows Media Videoへの変換では、簡便仕様のCorel社特製を用意して欲しいものだ。
<参考>
 1)
H.264フォーマットでの出力では、AVCHDでの書き出しが可能でスマートレンダリング
  対応と云うが、MPEG-4 AVC/H.264素材を無劣化でカット・結合編集する事が出来る
  ではない。
 2)以下に、シネスコサイズ(2.35対1)のMPEG2ファイルを素材として、
   *MPEG2 640x272 24.00fps 8,000Kbps、MP2.48000Hz 384Kbps CBR Stereo
  映像ビットレート436kbps位+音声ビットレート64Kbps位=目標値500Kbpsに設定して、
  Web配信用に変換したムービーを提示した。
Corel VideoStudio 12 Plusで変換したFLV4の配信テスト
 (593Kbps,1分)
音声ビットレート(128kbpsに固定)以外は目標設定は可能だが、、
映像ビットレート465kbps+音声ビットレート128Kbpsと目標値より高く出力
された。
Web Serverから疑似ストリーム配信が可能。シーク操作も可能だ。
注意:ご覧頂くにはFlashPlayer7以降が必要です。

Corel VideoStudio 12 Plusで変換したMPEG-4 AVC/
 H.264
の配信テスト(690Kbps,1分)
シネスコサイズで出力する事は出来ないので、368x208で作成した!
映像ビットレート512kbps(それ以下に設定不可)に、音声ビットレート64Kbps
に設定したが
、 映像ビットレート626kbps+音声ビットレート64Kbpsと目標値
よりかなり高く出力された。
Web Serverから疑似ストリーム配信が可能。
注意:ご覧頂くにはQuickTime7以降が必要です。

Corel VideoStudio 12 Plusで変換したRealMedia 8の
 配信テスト(150Kbps,1分)
データレートを入力出来ず、企業内部LAN、シャープなイメージで設定したが、
映像ビットレート118kbps+音声ビットレート32Kbpsとお粗末(調整不可)だ!
Web Serverから疑似ストリーム配信が可能。
注意:ご覧頂くにはRealPlayer8以降が必要です。

Corel VideoStudio 12 Plusで変換したWMV9の配信テスト
 (491Kbps,1分)
自作プロファイルの作成は面倒だが自由な目標設定が可能で、
映像ビットレート427Kbps+音声ビットレート64Kbpsとほぼ目標値で出力された。
Web Serverから疑似ストリーム配信が可能。
注意:ご覧頂くには、Windows Media Player9以降が必要です。

 3)Blu-rayビデオのメニュー部分を提示
  Corel VideoStudio 12 Plusで作成したBlu-rayビデオ「中国北京ツアー」の提示
背景は静止画(イメージ)で作成
 WindowsMedia(MWV9_WMA9)750Kbps
 ,約1分でデモ
Embed方式
Stand方式
背景は動画(ビデオ)で作成
 WindowsMedia(MWV9_WMA9)750Kbps
 ,約1分でデモ
Embed方式
Stand方式
    Xacti DMX-HD1000でFull-HDモード撮影したMPEG-4 AVC/H.264形式の素材を
     用いて、MPEG Streamclip for Windowsで大雑把に結合・カット編集を無劣化で
     行った後に、Corel VideoStudio 12 Plusでタイトルや静止画の挿入などの編集
     を行い、Blu-rayビデオ化した(「浪漫紀行 北京」、「マチュピチュ遺跡」 参照)。
    BD対応DVDプレイヤーで再生したBlu-rayビデオをPC上でキャプチャーする方法が
      無い為、TV上で再生してビデオカメラで撮影したファイルを WMVに変換して提
     示した(色温度やレベル補正が異なる為か色調変化を起こしている)。
 
  <注意>
   1) 筆者の環境ではCorel VideoStudio 12 Plusをインストールすると、ATI Avivo Video
     Converter 1.12でMPEG-4/H.264の読み込みが出来なくなってしまう。
     この原因は、「Haali Media Splitter」が上手く働かなくなる為で(ここを参照)、
     Haali Media Splitter v1.7.62.21をインストールすれば解決出来るが、副作用はこちら
     Corel VideoStudio 12 Plusの使用自体に影響はないようだ。
   2) 終了後は、作業フォルダ内
     (初期設定ではDocuments
     \Corel VideoStudio\12.0
     フォルダ内)に大容量の不
     要となった.mpegファイルや
     .upx(プロキシ)ファイルが
     残存してしまう。
    2-1)「作業フォルダからテンポラリファイルを削除」を実行。
       ディスク作成ウィザードの最後「書き込み」画面にのみ存在しているので、見落とし
       易く注意が必要。
       .mpgファイルは削除されるが、.upxファイルは残存してしまう。
    2-2)スマートプロキシマネージャーで、不用になった .upxファイルを削除。
    以上の掃除作業は忘れ易いので、結局は手動で削除しても問題ないようだ。
  追記(2008.11.06)
   3)VideoStudio 12 Plusアップデートプログラム(2008.10.07)の適応について
     その後筆者は正規にダウンロード版を購入したので、UVS12Plus_patch_9in1.exe
     ダウンロードしてインストールした。
     ・K-Liteコーデックがインストールされている環境でFLVファイルを作成した際にプログ
       ラムが異常終了することがある問題を修正。
     ・H.264コーデックの動画をプレビュー再生する際、まれに音声が正しく再生されない
       ことある問題を修正。等の変更ありとなっている。
    結果、Lame ACM MP3 codecの相性問題は一部解決した。FLV へ変換する場合に
      は、LAME MP3 Encoder 3.98インストール下では今迄通り当codecをアンインストー
      ルする必要があるが(上記参照)、今回のパッチによって新LAME MP3 Encoder
      3.98.2インストール下では問題なく変換出来るようになった。
    しかし、地デジ素材(H.264_AC3圧縮m2ts)は特殊工作をしないと無声となっ出力
       てしまう問題は未解決のままだった(上記のここを参照)。
    しかも、新たに重大な不具合が出現した !
     BDのオーサリングで、メニュー作成まで終了した後に保存したプロジェクト使用
     ても、読み込みエラーでハングアップしてしまう

     タイトル数個で構成したプロジェクトなら無事読み込み出来るが、今回11個のタイトル
     で構成した場合には必ずエラーとなってしまう。
    これは信じられないバグで不安定なオーサリング・ライティングに改善があるのかを
      確かめる気力が起こらず、このパッチを適応せずに使用している。
   追記(2009.11.15)
   Corel VideoStudio 12 PlusWindows 7での不具合
    64ビット版Windows 7 Professionalのx64対応DirectX エンド ユーザー ランタイムインスト
     ル環境下で
使用したところ、編集等は一応可能なようだ。
    しかし、
    WMVへの変換
     64ビット版Winndows 7 は、システムにWindows Media Encoder 9 Series x64 Edition
      しかインストール出来ず、その為か?WMV9エンコーダを利用出来ない。
    ディスクを作成
     メニューボタンが上手く表示されず出力出来ない 。設定ボタンは隠れてしまうY (>_<、)Y
    上図はVistaでのボタン表示。
    下図のWindows 7では「設定」ボタンが無く、「次へ」ボタンが上手く表示出来ない。
   次のステップでは「戻る」ボタンのみとなってしまって、以降の進行が出来ない。
   なお、この現象はWindows 7RC(32ビット版)でも同じだった。
  
追記(2010.01.05)
   1)早速! VideoStudio 12 アップデートプログラム(2009.11.26):Windows 7用の
    パッチ(ここから入手)が配布されて設定ボタンの不具合は解消された  \(^o^)/
    しかしながら、WMV9エンコーダを利用出来ない事は解決されていない Y (>_<、)Y
     方策あり⇒MovieWriter Ultimate 2010-無料体験版をインストールを参照
    なお、FLVへの変換でLAME MP3 Encoderとの不具合は未解決のままだ。
   2)Blu-rayフォルダ構築に掛かる時間の比較試験
    Xacti DMX-HD1000でFull-HDモード撮影したMPEG-4 AVC/H.264形式の素材を
     用いて、MPEG Streamclip for Windowsで大雑把にカット編集を無劣化で行った後
     に、Corel VideoStudio 12 Plusのタイムライン上に7〜24ファイル並べてトランジシ
     ョン、タイトルや静止画の挿入などの編集を行い、変換せずにVideoStudioプロジェ
     クト(.VSP)ファイルとして保存した。
    Blu-rayの作成は、このように出力した12個のプロジェクトファイルを登録して、モ
     ーションメニューにカスタム背景とBGM、タイトルなどを挿入し以下のプロジェクト設
     定にてBlu-rayフォルダを構築した(ディスクへ直接書き込みは上記理由で止めた)。
       MPEG2:1920 x 1080, 29.97 fps, 16:9, データレート: 可変 (最大 35000 kbps)
       AC3:48 KHz, 2/0(L,R), データレート: 256 Kbps
     メニュー構成は、タイトル3個を有するサブメニュー4個から成り、素材は違うが上記
      の「Blu-rayビデオのメニュー部分」と同様の構成とした。
    トータルの収録時間:40分52秒のBlu-rayフォルダの構築に要した時間を
     32ビット版Windows Vista環境と64ビット版Windows 7環境とで比較。
 
用いた環境
x32 Windows Vista
環境
x64 Windows 7
環境
構築に要した時間
3時間52分
3時間32分(x0.91)
 
 (  )内は、Windows 7環境での変換時間÷Vista環境での変換時間を示す。
    64ビット版Windows 7環境の方が速い傾向にあるが、有意とは云えなかった。
 
  追記(2011.10.xx以降)
  VideoStudio Pro X4 (アップグレード版 8,370円)の変更点
    1) Blu-ray Discへの出力にH.264圧縮変換が可能となった。
    2) 2D動画の3Dへの変換が可能となった(こちらを参照)。
    3) Xacti DMX-HD1000のFull-HD (1,920x1,080、59.94fps、12Mbps)で撮影したMP4
     を Streamclipでカット編集したファイルは、VideoStudio Pro X4ではブルーレイ ない
     しAVCHDのFull HD(H.264_AC3圧縮M2TS)に上手く変換出来ない・・・時々、四画面
     区画でブロックノイズが描画されてしまう (;>ω<)/
     ⇒ VideoStudio 12 Plusで結合/編集してAVCHD NTSC HD-1920(H.264:11.0Mbps、
       AC3:384Kbps)にて出力して各タイトルを作成した後に、VideoStudio Pro X4を用
       いてメニュー付きのBlu-rayビデオにスマートレンダリングする。
      但し、VideoStudio 12 PlusのAVCHD NTSC HD-1920で出力すると、イントロムー
       ビー作成では音声が2箇所断線してしまう不都合があった ┓(´_`)┏
    4) AVS Video Converterで変換したAVC(Main@L5.1)(CABAC/2 Ref Frames)形式
     のMP4ファイルの読み込みが可能となった(こちらを参照)
     ・・・とろが、AVC(Baseline@L1.3)(1 Ref Frames)形式で変換されたMP4では、読
       み込み出来ない。
       一方逆に、VideoStudio 12 Plusなら、AVS Video ReMakerで無劣化出力した後
       には読み込みが可能だった(こちらを参照) ?(゜_。)?
     詳細は、「AVS Video Converterの使用経験」を参照。
    5) 残念ながら、MPEGのカスタム変換でビデオコーデックにMPEG-2を利用出来なくなり、
      フレームサイズ1920x1080等で出力出来なくなってしまった Y (>_<、)Y
    *) VideoStudio 12 Plusで保存したプロジェクト(.VSP)ファイルの利用は可能だが、
      VideoStudio 12 PlusはVideoStudio Pro X4のプロジェクトファイルを利用出来ない。
    *) VideoStudio Pro X4はVideoStudio 12 Plusで使用していたDVD/Blu-rayのMenu
      Templateを利用する事が可能だ。
    6) Windows8.1環境では、日本語表示出来ず英語メニューとなってしまう。又、若干文字
     化けするところもあると云う。

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