WebM動画の作成(変換)ツール

WebM動画の作成(変換)ツール
作成にはXMedia Recodeは不満多いも他のツールと比べればベター
だが、携帯動画変換君+WebM対応FFmpegを使いこなせばベストだ
(2010.09.16作成, 11.06.01更新)
2010年5月19日 Google がウェブ向けのオープン動画規格 WebMを発表した。
WebMは Googleが2月に買収したOn2 のビデオコーデック VP8 をオープンソース化して採
 用することで、誰でも利用料なしで使えるオープンかつ先進的なWeb動画規格、及びそれ
 を推進するプロジェクトの名称(公式サイトはこちら。解説サイトはこちらを参照)

 具体的にはビデオにVP8、音声にオープンの既存コーデック Ogg Vorbisを使い、それらを
 格納するコンテナにMatroskaベースを使用し、ファイル拡張子はwebmとなっている。

WebMの技術的な優位としては、

 ・ネットブックや携帯端末、タブレットでも扱えるほど再生が軽い。
 ・コンテナ規格 .webm は VP8+Vorbisだけでシンプル。
 ・リアルタイムストリーミングでの高い品質。
 ・エンコードがシンプル。コーデックのプロファイルは最小限に抑えられており、手動でパラ
  メータやプロファイルを調節することなくベストの結果が得られる。
  といった点が挙げられる。と云うが、これが一方では短所でもある。
ウェブブラウザではOpera 10.60以降、Google Chrome 6以降が対応している。開発版では
  Mozilla Firefox 4が対応している。Internet Explorer 9も対応予定と云うが不透明だ。
当初は最終目標の解像度:640x360(16:9)、ビットレート映像:654Kbps、音声:96Kbpsとし
 たWebM動画を作成して、HTTPプロトコル配信を行う方法についてメモした。
マシンは、WebM Quicktime Componentの検証以外は Intel Core 2 Quad Q6600(2.40G
  Hz)、DDR2(PC2-6400,6GB)、GeForce9600GT(VRAM 512MB)の自作PCで、
 実行環境は64ビットWindows 7 Professionalで検討した。
WebM動画のWeb配信方法と受信成績は、
    
WebM動画のHTML5配信と再利用として独立させました。
 
Miro Video Converter 2.4(Win&Mac)
 こちらから入手
  本ツールは、さまざまな動画を各種携帯機器向けのファイル形式へ変換出来るソフトで、
   WebM形式への変換も可能。Windows版以外にMacintosh版もある。
   変換エンジンとして「FFmpeg」を同梱しており、「FFmpeg」が対応するAVI/MPEG/MOV/
   FLVなど数多くの動画形式に対応している。
  利用方法は、細かい出力設定はなく、変換したいプロファイを選択してから[Convert!]
   ボタンを押すだけ
変換元動画の解像度などを変更する事は出来ない。
 
   素材A(最終出力の解像度640x360と同じのH.264_AAC.mp4)を使用。
 
   素材と同じ名前.webmvp8.webmで出力される。
 
    最終目標の映像ビットレート654Kbpsよりもかなり低値で出力された。
   *別の素材F:Windows Media Video 9(720x406、24fps、750kbps) 9個を変換したと
    ころ、映像は720x406、23.976fps、238〜586kbps(平均459kbp)とマチマチで、音
    声は 48KHz,160Kbpsと一定で出力された。映像画質は劣悪で使い物にならない。
   変換に要した時間は、実収録時間とほぼ同じ時間で可能だった。
   DirectShow Filter経由のプレイヤーでもシークバー操作に問題なし。
   非規格サイズの動画の場合はOpera 10.61とFirefox 4.0b6で再生すると、元サイズ
    で表示出来ない。例えば、 シネスコサイズの動画においては少々縦長に表示され
    てしまう(640x272→640x287)。   
 
Free WebM Encoder 1.2(Winのみ)
 こちらから入手
  本ツールは、複数の動画ファイル(AVI/MP4/FLV/WMV/MOV動画)を WebM形式へ一
  括変換出来るソフト。細かい出力設定は一切なく、お任せでWebM形式へ変換。
  使用方法は、素材をリスト画面へ登録し出力先を指定した後に、[Convert to WebM]
   ボタンを押すだけと簡単。
  変換元動画の解像度などを変更する事は出来ない。
 
   素材A(640x360)と同じ名前.webmで、同じ(指定した)フォルダに出力される。
 
    最終目標の映像ビットレート654Kbpsよりもやや低値で出力されたが、音声が500
    Kbpsとやたら高ビットだ。
    *別の素材F:Windows Media Video 9(720x406、24fps、750kbps) 9個を変換した
    ところ、映像は720x406、23.976fps、260〜956kbps(平均741kbp)とマチマチで、
    音声は 48KHz、何んと500Kbpsで出力された。映像画質はマズマズだが、ストリ
    ーミング用途で使用するには高ビットレートの音声が邪魔だ。
   変換に要した時間は、実収録時間とほぼ同じ時間で可能だった。
   複数個を一括変換する事が可能。
    DirectShow Filter経由のプレイヤーによるローカル再生では、シークバー操作が上
    手く出来ない問題がある。
   しかし、WebMVP8 DirectShow Filtersの代わりにHaali Media Splitter 1.10.262.12
    を導入すれば、シークバー問題は解消した(別記の追記Bを参照)!  
    非規格サイズの動画の場合はOpera 10.61とFirefox 4.0b6で再生すると、元サイズ
    で表示出来ない。例えば、 シネスコサイズの動画においては少々縦長に表示さ
    れてしまう(640x272→640x287)。       
 
Wildform Fix WebM 0.9β(Winのみ)
 こちらから入手
  本ツールはWebM動画への変換に特化した製品の試用版。
  入手と使用方法の詳細は、「さまよう金の髭」さんの「WebM...(FlixWebM編)」を参照。
  <注意>
     Eメールアドレスを登録しないとダウンロードページにたどり着けない。
     インストールすると、古いWebM用のDirectShowフィルタがインストールされる
     ・・・後述の「最新のDirectShowフィルターを使いたい場合について」を参照。
     読み込み可能な動画は制限がある模様だが詳細は不明。筆者の経験では、
      MPEG2-TS素材(MPEG2_AC3,1920x1080、29.970fps、35Mbps)
      →一応最後まで変換されるが、上手く描画出来ない。途中で描画停止。
      MPEG2-PS素材(MPEG2_PCM3,1920x1080、29.970fps、35Mbps)
      →著明なブロックノイズ映像。最後に停止描画がしばらく続く。
   今回は、素材B(リッピング後の無劣化映像1920x1072のIDX+SUBとSSA字幕トラッ
    ク付きH.264_AC3.mkv)を使用。
 
   「Input:」右側の「Browse」ボタンを押して、変換したい動画ファイルを読み込む。
   すると、「Output:」の欄に自動的に出力ファイルのパスが登録される(「Browse」
    で変更可能)。Presetを選択すれば簡単に変換可能だが、今回はカスタマイズ。
 
   「Vid/Aud」のタブ、で最終目標の解像度:640x360(16:9)、ビットレート映像: 654
    Kbps、音声:96Kbpsとした。
 
   指定した名前で指定したフォルダに出力される
   エンコーダは、他のフリーソフトで使用されているLavf52.xx.0ではない。
 
    最終目標の映像ビットレート654Kbpsよりもはるかにオーバーして出力された Y (>_<、)Y
    映像のビットレートを目標値の55%位に低く設定するとマズマズの値となる
    しかし、音声のビットレートを変更しても全て500Kbpsとなってしまうバグがある。
    又、変換に要する時間が Miro Video Converter の12〜25倍とやたら時間が掛
     
事も問題だ。
    対応ファイル形式が限られる。
    DirectShow Filter経由のプレイヤーでもシークバー操作に問題なし。
   <備考>「最新のDirectShowフィルターを使いたい場合について」
     WebMVP8 DirectShow Filters 0.9.10.0(ここから入手)は、64ビットWindows7
     にも対応しインスーラinstall_webmdshow.exeで導入可能なので、ややこしい32
     bitDLLのインストールフォルダが 64bitDLLの格納先である "C:\Windows\
      SysWOW64"へ変更になった事に伴う問題を考慮する必要はない。
 
XMedia Recode 2.2.6.8(Winのみ)
 こちらを参照
  さざまな形式の動画ファイルを一括変換出来るFFmpegベースの動画変換ソフトで、
    インターレースの解除やトリミング、クロップ、色調補正、黒べた追加といった処理
    も可能。
  WebMへの変換も可能となっており、映像圧縮の解像度・ビットレートは自由に設定
   可能
。使用方法は、「XMedia Recodeの試用経験」を参照。
  素材B(1920x1072、IDX+SUBとSSA字幕付きH.264_AC3.mkv)を用いて、
    出力形式をプロファイル:カスタム、形式:WebMとすれば、ビデオコーデック:VP8、
     音声コーデック:Vorbis以外に選択肢なし。
    最終目標の解像度:640x360(16:9)、ビットレート映像:654Kbps、音声:96Kbpsに
     設定した。
 
  なお、 字幕をトラックとして格納する機能を搭載していないが、
    IDX+SUB字幕トラック付き素材を用いれば ハードサブ付きの映像を作成する事
    は可能だ。但し、SRT, SSA, ASS字幕トラックは読み込めない
   素材Bと同じ名前で指定したフォルダに出力される。
 
    最終目標の映像ビットレート654Kbpsよりもオーバーで出力された。音声は目標値で
    出力される。
    但し、映像ビットレートの設定を123Kbps以下に下げても解像度640x360の場合に
     
858Kbps以下にする事は出来ない。
    スケーリングモードをBicubic→Bilinearにすればビットレートが少々低下するが、
     映像圧縮率(ビットレート)の差異による画質の良・否を検討出来ない。
   *別の素材G:MPEG2-TS(MPEG2_AC3,1920x1080、29.970fps、35Mbps) 9個を同
    設定で変換したところ、映像は720x408、24fps、417〜1,137kbps(平均907kbp)
    とマチマチだが、1タイトルを除いて筆者が汎用している686Kbpsより高いビットレ
    ートでしか作成出来なかった。
音声
は 44.1KHz、64Kbpsと目標値で出力した。
   変換に要した時間は、実収録時間の1.0〜1.5倍必要とバラツキがあった。
    複数個を一括変換する事が可能だ。
    DirectShow Filter経由のプレイヤーによるローカル再生では、シークバー操作が上
      手く出来ない問題がある。
   しかし、WebMVP8 DirectShow Filtersの代わりにHaali Media Splitter 1.10.262.12
    を導入すれば、シークバー問題は解消した(別記の追記Bを参照)!  
    非規格サイズの動画の場合は解像度の設定で何らかの方策(不明?)を講じないと、
     Opera 10.61とFirefox 4.0b6で再生すると、元サイズで表示出来ない。
     例えば、 シネスコサイズの動画においては少々縦長に表示され(640x272→
     640x287)、非規格ビスタサイズ(520x328)では横長に表示(→584x329)され
     てしまう(拡大:「画面を合わせる」→「なし」に設定するとChromeでも横長だ)。
追記(2011.01.05)
 XMedia Recode 2.2.9.7にアップして追試検証
  1)VP8エンコーダ:Lavf52.85.0
  2)解像度640x360又は720x408に圧縮した場合、映像のビットレートを 858Kbps以下に
    する事は出来ずバラつきが多い不都合は、以下の如く解消した \(^o^)/
    素材B(1920x1072、H.264_AC3.mkv)を、
     解像度:640x360、ビットレート:映像654Kbps、音声96Kbpsで変換したところ、
      映像は640x360、24.00fps、612kbps低めに出力され、音声は 44.1KHz、96Kbps
      と目標値で出力した。
     そこで、映像ビットレートを698Kbps(6%増)で変換したら目標値で出力出来た。
    素材G:MPEG2-TS(MPEG2_AC3,1920x1080、29.970fps、35Mbps) 9個を、
      解像度:720x408、ビットレート:映像654+6%増kbps、音声96kbpsで変換したところ、
      映像は720x408、29.970fps、643〜658kbps(平均653kbp)とバラツキは少なく
      ほぼ目標値で出力され、音声は 44.1KHz、96Kbpsと目標値で出力した。

    変換に要した時間は、実収録時間の1.9倍必要だった。
  3)非規格サイズの動画ではアスペクト比が不正表示される問題は解消していなかった。
 追記(2011.04.14)
   XMediaRecode 2.3.2.0でも同じだった。
 
携帯動画変換君+新FFmpeg rev.25287(Win)
 
   
WebM Quicktime Component 0.0.2(Macのみ)
 こちらから入手
  以下、Mac mini MB139J/A(Intel Core 2 Duo 2GHz、メモリー1GB)、Snow Leopard
  (MacOSX 10.6.4)でWebM Quicktime(QT) Component 0.0.2を検証した。
  webmquicktime-0.0.2.tar.gzを解凍後、WebM.componentをライブラリー>QuickTime
   にコピーする。
    このQTコンポーネントはVP8圧縮とWebMのミキシング機能を有するも、WebM再生機
    能を持っていない。
  Ogg Vorbisのエンコード・デコード機能を有するXiph QuickTime componentsも必要。
    こちらから XiphQT 0.1.9 (Mac OS X)を入手して解凍後、XiphQT.componentを同様
   にコピーする。
 
  QuickTime Proからの書き出しは通常の方法と同様に実行。
   但し、素材がMPEG2の場合には工夫が必要(こちらを参照)
   今回は上記とは別の素材D(解像度640x272のMPEG2、8,000Kbps)を用いて、
    書き出しで「ムービーからWebM」を選択し、オプションで圧縮設定を行った。
   最終目標のビットレート映像:436Kbps(54キロバイトps)、音声:64Kbpsとした。
   残念ながら、解像度(サイズ)を変更する設定項目は無く出来ない。
 
 
 
  指定したフォルダに指定した名前で出力される。
 
   映像も音声も最終目標のビットレートで出力された。
   但し環境は異なるが、変換に要する時間が Miro Video Converterの10倍以上と
     時間が掛かる事は問題だ。
    *別の素材F:Windows Media Video 9(720x406、24fps、750kbps)を用いて、
     <裏技:Flip4Mac WMV Player>を使って無料でWebMへ変換しようとしたが・・・   
     既に、音声入りコマーシャルロゴが入ってしまう。1〜2分しか変換されず残りは
      無映像となってしまう。と対策済みだった Y (>_<、)Y
    DirectShow Filter経由のプレイヤーによるローカル再生では、シークバー操作が上
    手く出来ない問題がある。
   しかし、WebMVP8 DirectShow Filtersの代わりにHaali Media Splitter 1.10.262.12
    を導入すれば、シークバー問題は解消した(別記の追記Bを参照)!  
 
追記(2011.04.14)
SUPER 2011 b47 (March 12, 2011) (Winのみ)
 こちらを参照
  多形式に対応した動画変換コンバータで、ffmpeg, mencoder, mplayer, x264, ffmpeg
   等を利用したGUI フロントエンド。

   2011年のバージョンからWebMへの変換も可能となっており、試用してみた。
   SUPER cのインストールは、gred AntiVirus アクセラレータがインストールされている
    と、無効にさせてもインストール途中で以下の警告で失敗してしまう。
     C:\Program Files (x86)\eRightSoft\SUPER\spk\1stRun.exe

     コピー先フォルダのファイル名を変更中にエラーが発生しました。:
     MoveFile エラー: コード 5. アクセスが拒否されました。.
  使い方は簡単で、特殊な設定項目はほとんども無く、サイズの自由設定は可能だが、
   アスペクト比の自由設定は出来ず、レートはプルダウンから選択する以外にない。
   インターレースを解除する設定箇所がない。
  素材(1920x1080、H.264_AAC.mp4)を用いて、
    出力形式を WEBMとすれば、ビデオコーデック:VP8、音声コーデック:Vorbis以外
    に選択肢なし。
    最終目標の解像度:640x360(16:9)、ビットレート映像:672Kbps、音声:96Kbpsに
     設定した。
 
   素材と同じ名前で指定したフォルダに出力される。
 
    最終目標の映像ビットレート672Kbpsよりも少々オーバーで出力された。音声は目標
    値で出力される。
   変換に要した時間は、実収録時間の1.5倍必要だった。
   ローカルのメディアプレイーでは問題なく再生可能。
   ウェブブラウザでも、アスペクト比の不都合以外は問題なく再生可能。
     非規格サイズの動画の場合はOpera 10.6とFirefox 4.0で再生すると、元サイズで
     表示出来ない。
     例えば、 シネスコサイズの動画においては少々縦長に表示され(640x272→
     640x287)てしまう。
 
MediaCoder 2011 R3 (Win&Mac)
 こちらを参照
  オープンソースの mencoderやMPlayer、Winampプラグインなどをベースに多形式に
   対応した動画/音声トランスコーダ。
  2011年4月8日配布のbuild 5120からWebMへの変換も可能となっており、今回2011
   R3 5130を試用してみた。
 
追記(2011.05.1)
  2011R3 5130は下記の如く不具合が多かったが、2011 R3 5138 にアップしてを試用
   したところ少々改善がみられたので、⇒b5138にてその変更点を追記した。
  <b5138におけるWebM変換仕様の変更箇所>
    Changed WebM default muxer from FFmpeg to MKVMerge to fix audio choppy
    issue of VP8+WebM
  素材(1920x1080、MPEG2_AC3.m2ts)を用いて、
    コンテナ形式:WebM、ビデオ形式:VP8、オーディオ形式:Vorbisを選択し、
    最終目標の解像度:720x408(16:9)、ビットレート映像:720Kbps、音声:96Kbpsに
     設定した。
    VPX Encoderの詳細設定は品質:Good、プロファイル:3、keyint:15としたが・・・
     Google VP8 VFW Codecの設定とは仕様が異なりあまり参考とならない。
    なお、別のMP4素材(1920x1080、H.264_AAC.mp4)はWebM動画への変換では
     途中(30秒位)完了してしまう不具合があった。⇒b5138でも同じだった (>_<、)
 
   素材と同じ名前で指定したフォルダに出力される。
 
   1)最終目標の映像ビットレート720Kbpsよりも7%少ないレートで出力された。音声は
     目標値で出力される。⇒b5138でも同様の結果だった。
   2)変換に要した時間は、実収録時間の2.2倍必要だった。
   3)出力されたWebMファイルは、残念ながら問題の多い出来損ないの動画だ
    ・・・主因は映像と音声が上手くMuxing出来ていない事にあるようだ
(>_<、)
   A)メディアプレイヤーによる再生
      Haali Media Splitter 1.11.96.14、ffdshow_rev3785_20110323_clsidインストール
      ・有効環境で検証
    DirectShow Filter経由で再生可能なプレイヤー
     ・Windows Media Player (12.0):音声が再生の後半に消音となってしまう。
      ⇒b5138でも同じ不具合が発生する (>_<、)
     ・「DV」プレイヤー(0.78a)、Real Player(14.0)、MPC HomeCinema(1.5.0.2827)、
      GOM Player(2.1.30)、KMPlayer(3.0.0):映像がガクガクコマ落ち再生となって
       しまう。 ⇒b5138では解消した \(^o^)/
    自前で再生可能なプレイヤー
     ・VLC MediaPlayer(1.1.8):音声がガーガー音となってしまう。
       ⇒b5138では解消した \(^o^)/
     ・SPlayer(3.6):映像がガクガクコマ落ち再生となってしまう。
       ⇒b5138では解消した \(^o^)/

   B)ウェブブラウザでの再生
    ・IExplorer 9+WebM for IE9:音声が再生の後半に消音となってしまう。
      ⇒b5138でも同じ不具合が発生する (>_<、)
    ・Opera 11.01:音声がガーガー音となってしまう⇒b5138では解消した \(^o^)/
    ・Firefox 4.0:アスペクト比に不都合あるも、再生は問題なく可能。
    ・Chrome 10.0.648:映像がガクガクコマ落ち再生となってしまう。
       ⇒b5138では解消した \(^o^)/
      なお、非規格サイズの動画の場合はOpera 10.6とFirefox 4.0で再生すると、
     元サイズで表示出来ない(但し、Operaはv11.0以降この不具合は解消した)。
     例えば、 シネスコサイズの動画においては少々縦長に表示され(640x272→
      640x287)てしまう。⇒b5138では解消した \(^o^)/
   4)MKVToolnixmkvmerge GUI で修正
    MediaCoder 2011 R3 5130で変換された不具合を有するWebMファイルを MKV
    Toolnixの mkvmerge GUIで再度Muxingすれば、完全ではないが修正可能だ。
    <方法>
    グローバルタブで「WebMの規格に準拠したファイルを作成する」をチェックした後、
    入力タブで映像を選択しフォーマット詳細オプションで、width/heightを指定して
     「MUX開始」をクリック。
    <成績>
    ・ガクガクコマ落ち再生、ガーガー音声とアスペクト比の不具合は解消された \(^o^)/
    ・Windows Media PlayerとIExplorer 9+WebM for IE9における再生後半の消音は、
     改善されるもやはり終了末期には消音となってしまう (>_<、)
 
  MKVToolnixmkvmerge GUI はWebM動画も扱う事は可能だが、WebM作成ツ
    ールとしての実用性はなく、
MKVへの無劣化変換ツールとして有用だ(別記参照)。
    グローバルオプションタブで「WebMの規格に準拠したファイルを作成する」をチェックす
     ると、映像はVP8、音声はVorbis以外の圧縮形式は互換性が無いとなって使用出来
    ないが、MediaCoder 2011 R3で変換された不具合を有するWebMファイルを修正す
    るツールとして利用可能だ
 
   字幕は IDX+SUB, SRT, SSA, ASSトラックいずれも互換性がないとなってチェック出来ない。
 
  <注意>
    RipBot264とは別記の如く同時使用出来ないので、MKVextractGUI.exeをRipBot4同梱
     のTools\MKVtoolnixにコピー後アンインストールして、RipBot264のものを使用する。
     但し、日本語表示のmkvmerge GUI (mmg.exe) は使用出来ない。
 
<参考1>各種変換ツールでWebM動画への変換に要した時間
  映像ビットレートの目標値 素材C)は654kbps、素材D)とE)は436Kbpsとしたが・・・
   Miro Video ConverterとFree WebM Encoderはお任せ変換。
   Wildform Fix WebMは目標値の55%位設定で調整 し、XMedia Recodeは123Kbps
    と最低設定値で変換した。
   なお、携帯動画変換君は-threads 4で変換した。
 

素材
 変換ツール
C) MP4:H.264_AAC
(映像720x408,2.0Mbps
 音声48.0KHz,224kbps)

実収録時間: 3分32秒
D) MPEG2
(640x272,8.0Mbps
 48.0KHz,384kbps)

収録時間:1分07秒
E) MP4:H.264_AAC
(520x328,2.0Mbps
 48.0KHz,196kbps)

収録時間:0分30秒
Miro Video Converter 2.4
3分15秒
1分01秒
0分33秒
Free WebM Encoder 1.2
3分16秒
0分43秒
0分33秒
Wildform Fix WebM 0.9β
1時間21分04秒
12分11秒
17分14秒
XMedia Recode 2.2.6.8
5分21秒
0分52秒
0分41秒
携帯動画変換君+新FFmpeg
 25287
3分12秒
0分38秒
0分25秒
*WebM QT Component 0.0.2
42分46秒
10分15秒
8分14秒
SUPERc 2011b47
5分13秒
1分02秒
0分32秒
MediaCoder 2011 R3 5130
7分52秒**
1分03秒
0分43秒
  **印:MP4動画からの変換では途中で完了してしまうのでM2TS動画から変換した。
  携帯動画変換君+新FFmpegが最速だった。
  Wildform Fix WebMとWebM QT Componentは変換に著しく時間が掛かり実用的
   でない(但し、後者は検証環境が異なる)。
追記(2011.06.01)
VLC media Player 1.1.9(Win&Mac)
 こちらを参照
  VLC(VideoLAN Client) media player は様々な動画の再生が可能な高性能の
   マルチメディアプレイヤーだが、簡易な動画変換機能も搭載している。
   WebMへの変換も可能だが、映像ビットレートの設定に不可解な問題点があり、解像度
   の変更に不都合もあるので、WebM変換での定番ツールとはならない。
 
AVS Video Converter 8.0.1.492(Windows)
 こちらを参照
  AVS Video Converterは有償のビデオコンバータ/オーサリングソフト。
   さまざな形式の動画から 種々のビデオ形式へ変換や各種ディバイス用のメディア形式へ
   の変換、DVD、Blu-rayへのオーサリング、動画共有サイトへのアップロードなど多彩な用
   途への変換機能を備えた動画変換ソフト。v.7.1.3.484からWebMへの変換か可能となった。
 


  WebM動画のWeb配信方法と受信成績
  WebM動画のHTML5配信と再利用として独立しました。





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