V.
.
GraphEdit (Built:011008)
|
本来は「DirectShowフィルタ」を操作(追加や変更)するためのソフトだが
(「ATI DirectShowフィルター」を参照)、
今回はWindowsMediaPlayerの再生過程を確認するために利用する。
|
入手先:「DirectX SKD」に含まれるツールだが、GraphEdit単体を
ここから入手。
|
DirectShowフィルタとは、メディアファイル(=DirectShow)を以下の過程で再生する仕組みの事
|
・スプリッター:
|
MPEG2では「デマルチプレクサ」と呼ぶ事が多い。動画を映像ストリームと
音声ストリームに分離して担当デコーダーに引き渡す役割。
|
・デコーダー:
|
伸張(復号化)する働き。WindowsMediaPlayerでは「フィルタ(狭義)」として扱
われる。
|
・レンダラ:
|
デジタルデータを元の映像・音声に戻す処理(レンダリング)の事。
映像のレンダラは「VideoRenderer」、音声のレンダラは「Default DirectSound
Device」。
|
*DirectShowは、DirectXに含まれる機能の1つでメディアの再生、キャプチャ、フォーマット
変換など様々な機能が用意されており、「フィルタ」というプラグインを追加することで機能
拡張が行える。
「フィルタ」には、デコード機能以外にも動画の画質調整などの機能を付加出来る。
|
|
|
|
コメント:OS標準の「AVI スプリッター」から直接「レンダラ」の処理に引き渡される。デコーダー
は不要。
|
|
|
|
コメント:映像デコーダーにDivXコーデックの「DivX
Decoder Filter」が、音声デコーダーにOS
標準の「MP3 Decoder」が使用されている。
|
|
|
|
コメント:OS標準の「MPEG-1 Streamスプリッター」から、音声はOS標準の「MPEG
Video
Decoder」で、映像は多くのMPEG2編集ソフトが持ち込む「Ligos MPEG Audio Decoder」
で伸張されて、各々のレンダラで処理されている。
|
筆者の「MPEG-1関連DirectShowフィルタ」環境
|
|
|
|
|
|
|
|
コメント:多くのMPEG2編集ソフトなどのインストールで導入された「Ligos
MPEGスプリッター」
から、音声は「Ligos MPEG Video Decoder」で、映像は「Ligos MPEG Audio Decoder」で
伸張されて、各々のレンダラで処理されている。
|
筆者の「MPEG-2関連DirectShowフィルタ」環境
|
|
|
|
|
|
|
|
コメント:OS標準の「MPEG-2 Demultiplexer」から、DVD再生ソフト(WinDVD)の「InterVideo
Audio Decoder」及び「InterVideo Video Decoder」で伸張されて、各々のレンダラで処理
されている。
|
|
WindowsMediaビデオ形式:WMV9_WMA9.wmv
|
|
|
コメント:いわゆる"スプリッター"に相当するものが無く、WMPlayerのDOM(DirectX
Media
Object)分類のデコーダーを介して再生される。
|
|
|
|
コメント:Lazy
Man's MKVの基本的フィルタに含まれる「RealMediaスプリッター」とReal
Playerのインストールで導入される「RealAudio&Videoデコーダー」を経て再生される。
|
|
QuickTimeムービー形式:SVQ3_QDM2.mov
|
|
|
コメント:QuickTime
Alternative(QuickTime codecs, QuickTime DirectShow filterなど)
をインストールして初めて再生されようになるのだが、この図ではフィルタが必要ないよう
になっており、再生過程を解析出来ない?
|
|
MPEG4ビデオ形式:ISMAMPEG4_AAC.mp4
|
|
|
コメント:"スプリッター"にあたるものが無く、Mpegable
DS decoderのインストールで導入
された「dicas MPEG-4デコーダー」で伸張されて、各々のレンダラで処理されている。
|
|
Ogg
Media形式:3ivx4.51_Vorbis.ogm
|
|
|
|
|
Matroskaビデオ形式:3ivx4.51_Vorbis.mkv
|
|
|
コメント:Lazy
Man's MKV の基本的フィルタの「Matroskaスプリッター」で分離されて、
映像はffdshowの「MPEG-4VideoDecoder」で、音声は「CoreVorbis
Audio Decoder」で
伸張されて、レンダラで処理されている。
|
|
|
VI..
MONOGRAM GraphStudio (0.3.1.0 Beta)
|
DirecrShow Filterの視覚化ツール GraphEdit
の進化版でプレイヤー付き(オープンソース)ソフト。
|
|
・詳細なSystem、Filter、Pin、MediaType情報
・レポート
・登録変更(手動でフィルタ用のタイプを加える又は外す)
・登録されたフィルタに関する情報(CLSID、名前、ファイル、バージョン、位置...)
・破損した登録エントリーの検出
・より簡単なグラフ構築
・DVB、DVD、Capture graphs をサポート
・H.264、MPEG-2...などの既存のコーデックを分析するヘッダーを含むメディアタイプフォーマット
の点検
・後で解析するためにメディアタイプフォーマットのダンピング
|
Monogram Graphstudioの簡単な使い方(ページ表示) |
|
|
|