2009年11月 8日 (日)
メモリ1G・CPU1.6GhzでHD動画を見る(「悠慈韻の引き出しの奥」さんからそのまま引用)
(H264限定かも。)
またはMonogram Graphstudioの簡単な使い方。
解説しているサイトがあまりないみたいなので。
「HD動画を見たくて※Core AVC入れたんだけどうまく再生できない」
(重い・途中で画像が引掛かる、音より遅れる・メモリがパンクしそう等)という方
「メリット値?なにそれおいしいの?」という方
「Codec付きのプレーヤーとかインストールしても、
いつ使えなくなるかわからんしその都度最適なコーデックを」
「環境の構築とかよりも、とりあえず今この動画(HD)だけ
見たいんだよ!」という方はぜひ。

まずMonogram Graphstudio(ファイル名graphstudio.exe)
をどこかから拾ってきてください。
(こことか:ttp://blog.monogram.sk/janos/download/dl-graphstudio.php)

低スペックPCでHD動画を再生しようという猛者ならば
すでに※Core AVCは導入済みと思いますので
その前提で話を進めます。
(「まだなんだけど・・・」という方はここらへんから
※:ttp://www.free-codecs.com/download/Codec.htm
参考サイト:
ttp://freesoft.tvbok.com/movie_encode/about_codec/mp4h264_free_coreavc_alpha.html

まずはgraphstudio.exを実行。
Monogram GraphstudioのツールバーのFileタブからRender Media File
を選択するとファイル選択ダイアログが開きますので
「うまく再生できない」HD動画を選択。
 
(またはファイラーからMonogram Graphstudioのグレーの
ウインドウにドラッグ&ドロップでもおk)
  ↑クリックで元サイズ
するとこのように,その動画を再生するのに、今の設定でPC上で
使われる(予定の)コーデックやフィルター、レンダラなどが表示されます。
(黒い矢印はAVケーブルで、横長長方形で示されているコーデック等は
コンポーネントステレオ単体だと思えばわかりやすいですかね。)
上の図では、せっかくCore AVCを入れたのに、なぜか
ffdshow Video decorderが使われている様子。
このffdshow Video decorderをCore AVC Video decorderに
置き換えないといけません。
(ffdshow側の設定でCore AVCを優先にすることも出来ますが
なぜか反映されなかったり、HD以外ではffdshowを使いたい、ということもあると。)

では邪魔なffdshow video decorderに消えてもらうとしますか。
(PCから削除される訳ではありませんのでご安心を)
 
消したい(使わない)コーデックにマウスカーソルを
合わせて左クリックすると青いフレームで囲まれます
そしたら右クリックしてDelete Selectionを選択。
  ↑クリックで元サイズ
消えましたね。
ではCoreAVCにご登場願いましょう。
FiltersタブからManege Favoritesを選択。
 
つづけて下図白矢印のAdd Filtersをクリック
 
タイトル”Filters”画面が開きますのでCoreAVC Video decorder
を選択、下図白矢印のInsertボタンをクリック
(ここで赤矢印のFavorite Filterにチェックを入れておくとFilterタブの
コンテキストメニューに追加されますので次からManege Favoriteを開かなくても
使いたいCodecを選択できます)
 
 
  ↑クリックで元サイズ
何も起きない?まああわてずに
Filters画面を×ボタンで閉じてみてください。
  ↑クリックで元サイズ
Core AVC Video decorderが追加されてますね。
(出現する場所は予想できませんwそれと最初右上にあったはずの
VideoRendererがどこかに吹っ飛んでいる時がありますが、ウインドウを
スクロールするか拡大して探せば出てきます)

次は接続です。
最初に動画ファイルを選択した時に表示された図を思い出して
各部品をドラッグして並べましょう。
  ↑クリックで元サイズ
動画ファイル右のVideoという突起(というかまさに端子ですね)に
マウスカーソルを合わせて左クリックしたまま右へドラッグ
するとケーブル(黒矢印)が伸びてきますのでその
先端をデコーダーのInput端子に合わせて
左ボタンを離します。同じ要領で
Core AVC Video decorderのOutputからレンダラのInputへ接続。
  ↑クリックで元サイズ
これで再生の準備は整いました。

上図白矢印のボタンを押してみましょう。
グレーアウトになってるようにも見えますが、生きてます。
そうです。Monogram Graphstudio自体がプレーヤーも兼ねてるんですねぇ〜
"ActiveMovieWindow"がいきなりオリジナルの動画サイズで開きますので
HDの場合、大概がPCの画面からはみ出すかとw
適宜、ウインドウの枠を動かして調節してください。
アスペクト比や画質は調整出来ませんがHD動画って、
だいたい素のままでみなさん満足いただける仕様になってますから
これで十分といえば十分ですよね。シークバーも付いてるし。

因みにFilters選択画面でChangeMeritボタンを押せば、
各コーデックのメリット値を変更して今使っている
プレーヤーで再生する際にこの設定を
反映させることもできます。
(変更後ログオフ&ログオン又はリブートが必要)

今回テストに使用した動画
1280x720 24Bit AVC/H.264 High@3.1 29.92fps 9311f 1997.33kb/s
AAC 44.10kHz 2.0ch(2/0 L+R) LC 125.51kb/s
MP4 v2
[MPEG4] 00:05:11.146 (311.146sec) / 82,716,094Byte
これを再生中のCPU使用率は、ほぼ50%台(メーラー・ブラウザ起動)
だったので、もっと重い動画もいけると思います。
逆に言うともっと低いスペックのPCでも見れるということですね。

そのほか、動画ごとにコーデック等の組み合わせを
ファイルとして記憶しておき、その動画を再生するときに
呼び出す機能もあります。(フロッピーマークのボタン)
とまぁ、僕が確認できたのはこのぐらいですね^^;
他にも色んな機能があると思いますが。