Android用の動画配信システム(パーソナルクラウドストレージ構築ソフトで、PC内動画を配信)
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TonidoでPC内動画のストリーミング再生

TonidoでPC内動画のストリーミング再生

 
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=パーソナルクラウドサーバ TonidoでPC内の動画を配信=
(2013.08.04作成)
Tonidoは、外部のパソコン(ウェブブラウザ)やスマートフォン(専用のアプリ)から自分のパソコンへアクセス出来るようにするオンラインストレージ化ソフトで、パソコン内にある全ファイルを参照(ダウンロード / リネーム / コピー / 削除 / アップロード/ 共有化)出来るようにしてくれる。
今回は、Tonidoの動画ストリーミング配信機能に限定して、出先のデバイスから自宅PCに保存してある動画を自由に鑑賞する事が可能か検証した。
 
I. PCへTonidoのインストールとサーバ設定
Tonido for Windows(今回は、v.4.68.023921)を ここから入手して、
コンピュータ:QSWin7(Win7, CATV通信) へインストール。
=Tonidoの設定=
Tonidoを起動すると自動でブラウザ(今回はFirefox 22.0)が起動してTonidoホーム画面が表示されるので、初期設定する。
アカウント名(qxsxix7)と パスワード(0x2xkxmx)を入力するだけと簡単に、ここで指定したアカウント名.tonidoid.com が 自分のアドレス(URL) になる。
 
 
この状態ではパスワードはかかっているとはいえ、ファイルシステムが全部丸見え状態になってしまう。
 
 
心配だから、アクセス制限をする事とした。
 
(1)ブラウザのメニュー「設定」を選んで設定画面を出す。
(2)メニュータグの「その他」を選んで「許可されたフォルダー」の「許可されたフォルダーに追加する」ボタンを押す。
 
 
(3)公開を許可したいフォルダを選ぶ。
 
 
 
(4)必要なだけ(2),(3)を繰り返す。
(5)ボタンの上の「許可されたフォルダーにのみアクセスを有効にすう」にチェックを入れる。
 
 
これで許可したフォルダ(今回は、四つの)以外のフォルダは見られないようになる。
なお、Allow Everyoneでシェア(共有)したフォルダ/ファイルはパスワード無しでもアクセス出来てしまうので、注意が必要。
 
II. Androidタブレットからアカウント名.tonidoid.com にアクセス
タブレット:dtab 01(Android 4.1, 同CATV ないし WiMAX通信)のアプリTonido File Access Share Sync(2.0.10)から、 https://アカウント名.tonidoid.com にアクセスしてパスワードを入力。
再生予定の動画を選択して、Tonido自前のプレイヤーで自動再生の場合は [] ボタンをタップする。既存のプレイヤー(今回は、MX動画プレ-ヤー)を選択する場合は []ボタンをタップする。
下図は、 [] ボタンで実行した場合を示す。 Tonido自前のプレイヤーでAuto Playされる。
MP4/M4V以外の動画はPlay Live Streamが実行されて、同じフォルダ内に新規作成される「.ttranscoded」フォルダ内に、stream.m3u8ファイルで統御されるストリーム動画(MPEG-2 TS)へ 変換された後に HTTP Live Streaming(HLS)配信される。
=備考=
M3U8ファイル:iOS 3.0/Android 4.0以降を搭載しているデバイスで利用可能なHTTP Live Streaming(HLS)配信用のインデックスファイル。
元素材が H.264_MP3(AACではない?)圧縮の MPEG-2 TS形式にエンコードされ、更に細かく10秒毎に分割されたメディアセグメントファイル(一連の低容量TSファイル)とインデックスファイル(M3U8プレイリスト)が生成されている。
 
Full HD素材の場合は再生開始迄に少々時間は掛かる。スームース再生が可能となる筈なのだが・・・全てスムースでは無いのは、解像度は元素材と同じで映像フレームの転送レートは勝手に決定される。又、MP4, M4Vは Play Live Streamしても、変換出来ず元素材が使われる。
 
III. 成績
 
Androidの「Tonido File Access Share Sync」アプリでは、Windows ブラウザ+ VLCで再生可能な WMV, MOV/MP4(H.264_AAC.m4v以外), MPEG/VOB, MKV, FLVの他に、
H.264_AAC.m4v, M2TS, AVI, DIVX, SWFの再生も可能だ。
なお、RM, NSV, ISO, TS, OGM, WebMには未対応(ASFはWMVに、TSはM2TSにリネームすれば再生可能となる)。
 
詳細は、別ページ「パーソナルクラウドサーバ Tonidoで動画配信」を参照。
 
<備考> 他のPCからアカウント名.tonidoid.com にアクセス
 
他のPC:CF-AX(Win8, 同CATV ないし WiMAX通信)のウェブブラウザ(今回はFirefox 22.0)から、 https://アカウント名.tonidoid.com にアクセスして パスワードを入力。詳細は、別ページ参照。
 
IV. 結果と考察
1)
パソコンをパーソナルクラウドサーバ化して動画をAndroidでストリーミング受信可能な Qloud Server/Mediaこちらを参照)と Bdriveこちらを参照)もあり、その対応ファイル形式は「Android用動画配信システムの対応動画の比較」を参照。
2)
Androidの「Tonido File Access Share Sync」アプリでは、Windows ブラウザ+ VLCで再生可能な形式以外にも H.264_AAC.m4v, M2TS, AVI, DIVX, SWFの再生が可能。
3)
「Play Live Stream」で再生すると、H.264圧縮のTSファイルに変換・作成されて配信される。
しかし、解像度は元素材と同じで映像フレームの転送レートは勝手に決定される為、ルータ越え再生では Full HD動画はやはりガクガク再生となってしまう場合が多い。
「.ttranscoded」フォルダ内に大容量の動画がゴミファイルとして溜まってしまうので注意が必要だが・・・
 
ゴミファイルを再利用して、簡単にHLSを構築しウェブ配信が可能
HTTP Live Streaming(HLS)配信試験」 ⇒ こちらで提示