TOSHIBA Blu-ray Disc Playerを立ち上げると、液晶ディスプレー上部にあるウェブカメラが起
動して、自動的に「フェイストラッキング」ソフトSuperD Face Trackingが立ち上がる。ウェブ
カメラを使って視聴者の両目の位置を判定して、適切な深度と向きの3D映像を作り出すの
がQosmio T851のグラスレス3Dの特徴である。 |
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東芝サービスステーションでアップデートすると、2011年8月時点ではv.1.0.0.871→1.0.0.944
にアップデートされる。
追記(2012.01.09):東芝サービスステーションによるアップデートで致命的不具合
東芝サービスステーションによるTOSHIBA Blu-ray Disc Playerのアップデートは、ダウンロ
ードにかなりの時間を必要として不成功に終わる事が今回で2回目だった。
今回の1.0.1.299へのアップデートでは以下のメッセージが表示され「OK」して完了。 |
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結果は、バージョンアップされ起動出来るも動画を再生させるとフリーズしてしまう!!
修正は、Acronis True Image Homeで以前の状態にクローン復元する以外にない
(;>ω<)/
復元後、更新モジュールの配信元(こちら)から
ダウンロードしてアップデートしたところ、
上記の”例外”メッセージは表示されず完了し問題なく作動した。
Blu-ray Disc Player 1.0.1.306
(2012.1.19)
へのアップデートでも 同じ不具合が発生した
が、別の日に実行したら成功した。
BIOSバージョン:Version 2.00、NVIDIA GeForce GT 540M バージョン:8.17.12.9039、
Super-D IC driver:1.0.1613.809、TOSHIBA Blu-ray Disc Player1.0.1.306
追記(2013.03.15):Windowsアップデートで3D動画の再生に不具合
Windows Updateオプション:2013.03.12公開のUpdate
for Microsoft Windows(KB2670838)
をインストールすると、TOSHIBA Blu-ray Disc Playerで特定の3D動画の再生が出来なくな
ってしまうので、アンインストールしたら解消した。
Windows 7用のInternet Explorer 10(正式版)をインストールすると、同時にインストールされ
る KB2670838がグラフィック関係のハードウェア/ドライバーとの相性で問題が起きる場合が
あるようだ(こちらの記事を参照)。
KB2670838をアンインストールすると IExplorerは強制的
に9に戻ってしまう (-_-;)
本Playerは、ブルーレイ3Dディスクや、3D再生用として作られた映像を3D映像として再生する
事が出来る以外にも、
DVDや家庭で撮影した映像やネットからダウンロードした映像など既存の 2D映像を 3Dに
変換(2D→3D変換)して、再生する事も可能だ。
2D-3D変換表示の深度は「弱い/標準/強い/デモ」の4段階に調整でき、強い~デモにする
と画面から飛び出してくるようにも見えると云う(推奨レベルは標準)。
但し、通常のブルーレイディスク(2D映像)を 3Dに変換して見ることは出来ない。 |
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操作手順 (詳細は、付属のユーザー マニュアルPDFファイルを参照)
1)先ず、3D映像を表示するにはディスプレイの解像度を1,920x1,080にしておく必要がある。
それ以下の解像度で設定していると、「3D表示の切り替え」ボタンを押しても ”再生できま
せん...” と警告されて3D表示出来ない。
2)「TOSHIBA Blu-ray DiscTM Player」を起動後、映像ウィンドウ右上の[設定画面]ボタン
をクリックする。 今回はサイドバイサイド形式の3D動画の視聴を検証する。 |
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図はグラスレス3D表示に切り替えた状態。裸眼視では奥行きの臨場感はマズマズだ
が、カメラで撮影して提示しているので、当然のことながら 3Dには見えずピンボケで撮
影されている。
なお、ウインドウのみを3D表示にする事が可能だが、他のアプリ(メモ帳等)で作業中
は上図の2D表示に切り替わってしまう。プレイヤーのウインドウに戻ればば直ぐに3D
視聴が可能となる。
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<成績>
1)残念ながら、再生可能な3D動画の種類は限られる(詳細は、下記の各項目を参照)。
筆者の手持ちのサイドバイサイド形式の3D動画では、DVD形式のMPEG(VideoStudio
Pro X4で3D変換)とH.264圧縮形式のMP4(YouTubeから取得した3D動画、MakeMe
3D v.1.1.11でステレオ3D-水平(幅の半分)変換、VideoStudio Pro X4でカスタムMP4
-3D変換、Video Converter Ultimate 5.6.0でサイドバイサイドMP4変換 )ファイルのみ
が 3D再生可能だった。
但し、何故か?MakeMe3Dでステレオ3D-水平変換したMP4(解像度 2,560x720)と
MovieGate 5で変換したMP4とDVDFab 2D to 3D Converter 8.1.1.2で [左/右(サ
イドバイサイド] [一半(50%)]で変換したMP4は再生エラーとなってしまう。
又、無声のMP4やビクターのGS-TD1で撮影されたデモ動画(MPEG-4 MVC形式の)
MP4は読み込めない。
*AVS Video Converterで圧縮・変換したMP4は、MPEG Streamclipで無劣化出力し
ないと映像を描画出来ない(Yamb 2.0.0.8ではダメ)。
*MakeMe3Dで変換したステレオ3D-水平Fullでも解像度1920x600なら3D再生可能。
一方、
3D-AVI(FinePix REAL 3D W3で撮影されたデモ動画:ここから入手、ステレオムービー
メーカーで変換)やWMV 3D(MyFinePix Studioで変換)動画、及びVideoStudio Pro X4
で作成した BD\BDMV\STREAM内のM2TS 3D動画やMKV、FLV(DVDFab 2D to 3D
Converterで変換)などは読み込みすら出来ない。
無論、M2TS 3Dはブルーレイディスクであればディスクの読み込みで3D再生可能だ。 |
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2)Acerの3D対応PC液晶モニタ
HS244HQ(HS244HQ bmii)での再生
取りあえず3D環境を整えたい筆者は19,800円と安価だったので衝動買いしてしまった。
HS244HQは、1920×1080ドット表示に対応した23.6型ワイド液晶ディスプレイで、3D表示
に対応するHDMI 1.4a端子を2基装備。IRエミッタを液晶のフレームに内蔵しアクティブシ
ャッター式の3Dメガネが付属。
応答速度は2ms、輝度は300カンデラ/平方メートル、コントラスト比は1000:1(ACM ON
時で最大1200万:1)。出力はHDMI×2、アナログD-Sub×1を搭載。出力2ワットx2のス
テレオスピーカーを内蔵しHDMI経由で音出し可能。
LEDバックライトだがTN液晶のため視野角が狭い。
フレームシーケンシャル方式対応のモニタであるにもかかわらず、同方式のNVIDIA 3D
VISIONとは互換性がないという不思議な仕様となっている。
PCからの120Hz入力には非対応で、「純粋な60Hz入力ベース」のモニタであり、単純
に1920×1080(1088)サイドバイサイドの映像を3D表示時に倍速で表示するという
俗に言う「倍速表示タイプ」そのものと云う事だ(こちらを参照)
。
・・・3Dディスプレイの良否が解らない筆者は欠陥品を購入してしまったようだ Y (>_<、)Y
ともあれパソコンマニュアルの手順で、「HDMI 1.4 3D Video」のセットアップを行った。
このセットアップは、店員さんに業者に問い合わせてもらって辿り着いた方法なのだヽ(´ヘ`;)ノ
「パソコンで見るマニュアル」を起動して、「3D」で検索するとリストアップされる。 |
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仕様書には、走査周波数
3D(水平/垂直)30~140KHz
/56~120Hzとあるが ?(゜_。)?
ナッ何んと!解像度 HD3D
[1080p、1920×1080]設定
では、リフレッシュレートは
24Hz以外選択出来ず、120
Hz 駆動どころではなく通常
のパソコン操作は表示が緩
慢過ぎてこの設定のままで
は使えない。
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残念ながら、[3D]ボタンをクリックしても3D表示に上手く切り替わらない。
何かの拍子に切り替わる事も稀にはあるが再現性がない Y (>_<、)Y
一部のテレビや外部ディスプレイでは正常に表示されない 為なのだろうか
(;>ω<)/
⇒下記の訂正の如く、TMPGEnc Movie Plug-in SpursEngineが悪かった。
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<補足>PowerDVD 11
Ultra 体験版(アップグレード版 7,920円)で視聴
そこで、現時点では最新のDVD/Blu-ray再生プレイヤーPowerDVD 11 Ultra(こちらを参
照)で下記の如く設定してサイドバイサイド形式の3D動画を視聴したところ、 |
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MP4 3D以外にWMV 3D, M2TS 3D, MKV 3D、FLV
3D動画でも 立体視可能だったが、
3D-AVI動画は再生出来なかった。
なお、PowerDVD 11 Ultraのサポートモニタは120Hz 駆動 フレームシーケンシャル方
式 3D対応 LCD モニタか 3D対応偏光式 LCD モニタとなっており、Qosmio T851本体
のモニタでは3D表示出来ず、AcerのHS244HQモニタは力量不足なのだ。 |
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追記(2012.06.23)
<補足>Qosmio T851でYoutube 3D 動画をオンライン視聴
Qoamio T851/D8DRは、NVIDIAのHTML5 3D Vision の検知テストでは下図の如く、
Firefox 4以降で Youtube 3D動画(こちら)の再生が可能と判定されるのだが・・・ |
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・・・内臓ディスプレイ上では、YouTube
のアナグルフ方式以外の 3D動画を立体視出
来ない(こちら
と こちらを参照) (;>ω<)/
そこで、Acerの外部モニタ HS244HQにHDMI 接続してアナグルフ以外の方式で 3D動
画を立体視出来るかを検証してみた。
筆者の環境ではHS244HQモニターは、
1)インターリーブ方式には未対応。
2)サイドバイサイド方式:いずれのブラウザ(Firefoxも含めて)でも1 つの 3D画像として
表示する事が出来ず、二画面2D映像となって立体視出来ない。
3)HTML5 ステレオ ビュー方式:
IExplorer 9とGoogle Chrome 19, Opera 12, Safari 5.1.2:サイドバイサイド方式となっ
てしまい、やはり立体視出来ず、下記のメッセージが表示される。 |
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一方、Firefox 13ではモニター付属の3Dメガネで立体視が可能だった
\(^o^)/ |
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・・・内臓ディスプレイ上では1 つの 2D画像がボケて表示される。、裸眼で立体視を実現出
来ないとは悲しいが、 SuperD Face Trackingを起動する仕掛けも必要で実現は難関で
あろう。
他の適切な環境では IExplorerやChromeでも立体視再生出来るのだろうか?
→古い記事「YouTubeで3D
WebM動画の視聴を可能に~NVIDIA、Firefoxと提携」
を参照。 |