I.
Vista環境のローカルで使用する場合
今回は最新のQuickTime Alternative v2.6.0を使いたいのだが、v1.9.0以降は
QuickTime
DirectShow filtersが同梱されていないので、以下の如く実行。
|
QuickTime Alternative(v2.6.0)
先ず v2.6.0のQuickTime base componentsをインストール。
Media
Player ClassicはMPC HomeCinemaをインストール済みなので、Playerの
チェックを外す。
|
|
QuickTime
Alternative(v1.8.0)
次にQuickTime DirectShow filtersのうち、MOV parser,
HDMOVparser, QuickTime
decoder wrapperのみをインストール。
CoreAACをバージョンアップしたいので、今回はAVCとAACはffdshowを利用する
事とする。
|
|
<結果>
WMPlayer11でMOVとMP4の再生が、GOMPlayerでMOVの再生が出来るよう
になる。
MPC
HomeCinemaは内蔵コーデックによりMOV/MP4の自力再生が可能なの
だが、MOVの再生が出来なくなってしまう副作用がある。
なお、v2.6.0に QuickTime
DirectShow Source Filter とfffdshowのコーデック
を 組み合わせても再生出来ない。
|
II. Vista環境のWeb上で使用する場合
v1.9.0以降のQuickTime
Alternative単体では使い物にならないので、
v1.8.0を使用する。しかし、Vistaのブラウザ上で上手く作動しない。
例えばH.264_AAC.movファイルのHTTPプロトコル配信では、以下の制限がある。
Internet ExplorerとOperaは、プレイヤー独立再生(Stand Alone)方式のみ可能。
Firefoxは、ブラウザ植え込み(Embed)方式のみ可能。
|
Stand Alone方式でFastStartストリーミング再生可能なのは、Media
Player Classic
だけなので、MOVファイルをMPC HomeCinemaに一度は関連付けしておかない
と、.mov downloaderにMPC関連の表示が示されないので注意する。
不思議な事に、MPC
HomeCinemaはWeb上ではMOVの再生が可能なのだが、
何故か?ローカルで再生出来ない(出来なくなってしまう)!
|
|
なお、v2.6.0とv1.8.0とのコンビインストールでは、Stand
Alone再生が出来なくなっ
てしまう(「.mov downloader」画面が提示されない)!
|
一方、K-Lite
Codec Pack Full 3.9.5インストール環境では何ら問題もなく
QuickTime
Alternative 1.9.0以降の利用が可能だ!
・いずれのブラウザでも、Embed方式 、Stand Alone方式で再生可能。
・MPC
HomeCinemaのMOVファイルの再生に不都合は生じない。
これは、K-Lite Codec PackでMOV splitter+α も導入される故なのであろう。
|
なお、QuickTime Playerインストール環境でQuickTime
Alternativeをインストールす
ると、QuickTime Playerが使えなくなる事はWindows XPと同じ!
|