WMPの動画再生補助ツール

WMPの動画再生補助ツール
Windows Media Playerの再生をDirectShow経由で補強するツール類
(2006.10.18作成, 09.05.13更新)
<参考1>Real Alternative(v1.80) ここより入手(様々なソフトのミラーサイト)
Media Player Classic系がインストール済みなら、Playerのチェックを外してインストール。
*Real Player v6.0.14.806と表示されているが、v11.0.3の間違いだ!
<結果>
  Vista環境でReal Mediaファイルのローカル再生
    WMPlayer,MPC HomeCinema, GOM Player
, KMPlayerで再生が可能となる。
  Vista環境でReal MediaファイルのWebストリーミング再生   
    QuickTime Alternative単体の場合とは異なり、 Internet Explorer, Firefox
     及びOperaでブラウザ植え込み(Embed)方式、プレイヤー独立再生(Stand
     Alone)方式いずれも問題なく再生可能だ。
    Stand Alone方式で再生可能なプレイヤー
     未対応:WMPlayer, COM Player, SMPlayerは対応していない。
     対応:MPC HomeCinema, KMPlayerはFastStartストリーミング再生可能。
       利用するには、RAM/RM/RMVBファイルをこれらプレイヤーに前もって
       関連付けしておく必要がある。
 注意:Real Player存在下でReal Alternativeをインストールするには、Real Player
   をアンインストールする必要がある事はWindows XPと同じ!

<参考2>QuickTime Alternativeここより目的のバージョンを入手。
I. Vista環境のローカルで使用する場合
 今回は最新のQuickTime Alternative v2.6.0を使いたいのだが、v1.9.0以降
 QuickTime DirectShow filters
が同梱されていないので、以下の如く実行。
 QuickTime Alternative(v2.6.0)
  先ず v2.6.0のQuickTime base componentsをインストール。
   Media Player ClassicはMPC HomeCinemaをインストール済みなので、Playerの
   チェックを外す。
 QuickTime Alternative(v1.8.0)
 
 次にQuickTime DirectShow filtersのうち、MOV parser, HDMOVparser, QuickTime
    decoder wrapperのみをインストール。
    CoreAACをバージョンアップしたいので、今回はAVCとAACは
ffdshowを利用する
    事とする。
  <結果>
    WMPlayer11でMOVとMP4の再生が、GOMPlayerでMOVの再生が出来るよう
     になる。
    MPC HomeCinemaは内蔵コーデックによりMOV/MP4の自力再生が可能なの
     だが、MOVの再生が出来なくなってしまう副作用がある。

    なお、v2.6.0に QuickTime DirectShow Source Filter とfffdshowのコーデック
      を 組み合わせても再生出来ない。

II. Vista環境のWeb上で使用する場合
  v1.9.0以降のQuickTime Alternative単体では使い物にならないので、
  v1.8.0を使用する。しかし、Vistaのブラウザ上で上手く作動しない。
   例えばH.264_AAC.movファイルのHTTPプロトコル配信では、以下の制限がある
    Internet ExplorerとOperaは、プレイヤー独立再生(Stand Alone)方式のみ可能。
    Firefoxは、ブラウザ植え込み(Embed)方式のみ可能。
  Stand Alone方式でFastStartストリーミング再生可能なのは、Media Player Classic
    だけなので、MOVファイルをMPC HomeCinemaに一度は関連付けしておかない
     と、.mov downloaderにMPC関連の表示が示されないので注意する。
   不思議な事に、MPC HomeCinemaはWeb上ではMOVの再生が可能なのだが、
    何故か?ローカルで再生出来ない(出来なくなってしまう)!
  なお、v2.6.0とv1.8.0とのコンビインストールでは、Stand Alone再生が出来なくなっ
    てしまう(「.mov downloader」画面が提示されない)!
一方K-Lite Codec Pack Full 3.9.5インストール環境では何ら問題もなく
   QuickTime Alternative 1.9.0以降の利用が可能だ!

   ・いずれのブラウザでも、Embed方式 、Stand Alone方式で再生可能。
   ・MPC HomeCinemaMOVファイルの再生に不都合は生じない。
   これは、K-Lite Codec PackでMOV splitter+α も導入される故なのであろう。
なお、QuickTime Playerインストール環境でQuickTime Alternativeをインストールす
   ると、QuickTime Playerが使えなくなる事はWindows XPと同じ!

<参考A>Haali Media Splitter(MatroskaSplitter.exeで配布 →ここより入手
MatroskaSplitter(v1.7.62.21) ←筆者は現時点ではこのバージョンを使用。
  "Disable MPC internal Matroska splitter"のチェックを取ってインストール。
MatroskaSplitter(v1.8.122.18)
  "Disable MPC internal Matroska splitter"のチェックを取ってインストール。
備考
  ・MKVの再生サポートについて
     MKVの音声がVorbisでは、別途CoreVorbis(ffdshowのVorbisなど)が必要。
     ・・・OGMを再生出来ると誤解してしまうが、サポートしていない!
  ・MP4の再生サポートについて 
    
MP4の映像/音声の再生は、DirectShow経由でのみ可能。本来のコーデック
     (エンコーダ)がインストールされていても再生出来ない!
    ・・・Windows Media Player10とは相性悪く視聴出来ない。
  ・MPEG-TSの再生サポートについて
     MatroskaSplitterが開発途上にある為か、製作会社の規格が不一致の為か
     オールマイティではない。
     MPEG2圧縮のMPEG2-TSの多くには対応出来ているようだが、H.264_AC3圧
     縮のMPEG2-TSの場合は一部のみに対応可能なようだ。
     ・・・映像/音声コーデックとの相性問題もあるかもしれない?
  追記(2008.10.28)
   Elecard MPEG PlayerとHaali Media Splitter共存環境で使用されるMPEG-TSの
     DirectShowスプリッターは、Haali Media Splitterのバージョンで差異
がある!
    → 「MainConcept MPEG DemultiplexerとHaali Media Splitterの関係」を参照。
    m2tsファイルのスプリッターにMainConcept MPEG Demultiplexerを使用出来る
     ようにしておくと現時点では便利なので、筆者は v1.7.62.21を用いている。
    各種動画編集ソフトに汎用性の高いHaali Media Splitterの提供が期待される!
  追記(2009.05.13)
   Windows Media PlayerによるMakeMKVで出力したH.264_AC3圧縮型MKVファイ
     ルの再生は、バージョン1.7.62.21のHaali Media Splitterは不運にも必要充分
     なスプリッターとして機能しない。
    →「MakeMKVで変換後の本編 title00.mkvファイルの再生」の項目を参照。
  ・RealPlayerインストール下でもRV10_RA8.mkvの再生は不可。
     MatroskaSplitterはRealMedia Splitterを含んでいない為、Lazy Man's MKVの
     代用を出来ない。
  ・Mpegable DS decoderをインストールすると利用出来なくなる。

<参考3>ffdshow(ffdshow tryouts)ここから 入手(公式サイト:こちらから入場)。
    official version(公式版)は、2004年10月12日以降更新されておらず、非公式のFFDShow
    -Tryuotとしてバージョンアップされている。
    お勧めの作者は、clsidと云う。
    ⇒SVN builds by clsid>generic buildsの例えば、ffdshow_rev2975_20090528_clsid.exe
     を使用。
    ffdshowは動画を再生させる時に、プレイヤーの間に割り込んで、代替コーデックとして
    動作するソフト。画質や音声調節も行える。
備考:
  ・通常インストールされている本来のコーデックよりも、ffdshowが優先されて使用され
   るというが・・例外もある(例えば、DivX6デコーダ)。
  ・純正デコーダよりもCPUへの負担が少ないというが、BSPlayerとの組み合わせで
   発揮される。
  ・エンコーダーとしても利用可能だ(ここを参照)。
  ・VirtualDubModをH.264圧縮のフロントエンコーダとして利用する為には、ffdshowの
   インストール時に、VirtualDubのApplication pluginも追加選択してインストールする
   必要がある。

ffdshow搭載デコーダの進展」(2008.06.22更新)については
こちらを参照
 
ffdshow:H.264/AVCのデコーダーにffmpeg-mtを使用
こちらを参照


<参考4>Lazy Man's MKV(v 0.92) →ここより入手
     Lazy Man's MKVは、「MKV動画再生基本セット」と呼称され、基本的フィルタは、Matrosa
     及びRealMediaスプリッタ(映像・音声・字幕トラックを分割して担当部署に送る働き)と
     VS(VobSub:字幕トラック)フィルタから構成されている。
     オプションで、オーディオフィルタ(Vorbis、AAC)を追加インストール出来る。
 Ogg DirectShow (OggDS)Filter0.9.9.5(ここから)のVorbis Decoderは微妙な不具合が
 あり、Lazy Man's MKVのオプションでCoreVorbisをインストールして代用してもよい。

Lazy Man's MKV(v 0.99)
では、「CoreAAC」が無くなっている。
 又、WMPlayer10は v0.9.9と相性悪く視聴出来ない。

<参考6>CCCP(2006-07-28) こちらを参照

<参考7>K-Lite Codec Pack Full (v2.77) こちらを参照

| Kenのムービー計画へ >動画狂コーナーへ |