Lionとマルチメディアプレーヤー

補足1)

ReelBeanは、ReelBean PlayerにDVD再生プレイヤーが付属するフリーソフト。
前者はQuickTimeのPro機能を利用したコンバータを同梱したQuickTime依存のプレイヤー
で、再生用途には甘味はないが、無料でPro版の変換機能を一部利用する事が可能だ
（ここを参照）。
DVD再生プレイヤー機能はプロ版でないと利用出来ず、MPEG2再生コンポーネントを導入
すればDVDビデオの再生は可能だが、全画面表示や メニュー操作に制限がある。

補足2)

NicePlayerは、周囲のフレームを表示せず、デスクトップに浮かべるように再生するプレイ
リスト対応のプレーヤー。再生エンジンを CoreVideo とQuickTime（QuickDraw）とに切替
えて使用する事も可能となっている。
特記すべきプレイリスト機能を搭載し、タイトルバー右端のマークをクリックすると、プレイリス
トがドロワー表示され、お気に入りのプレイリストを独自の形式で保存が可能。
shift+command+Aで複数のファイルを同時に開く事が可能となっている。
＊以前のバージョンでは動画に関するAppleScriptも用意されていて、アスペクト比を変えた
　り、透過度を自由に変更したり、動画をデスクトップの階層(アイコンより下、壁紙より上)で
　再生させたり出来た。

補足3)

GOMPlayer for Macは、様々なファイル形式の再生が可能なWindowsで有名なメディア
プレーヤーのMac版。未だベータ版の段階で、多重音声のファイルの再生に不具合は有る
が、今後の進展が期待されるプレイヤーだ。

補足4)

VLC media playerの特徴は、
幅広いMPEG/DivXフォーマットのファイル/ディスク/ストリーミングに対応。
プリリスクで管理する事も可能。
オーディオデバイスに対応し、ドルビーAC3音声の外部出力が可能。
iDVDで作成したVIDEO_TSをドラッグ＆ドロップで読み込み可能で、メニュー操作を含めた
再生が可能なので重宝する。

補足5)

Movistは FFmpegベースとなっており、各種コーデックのAVI やMPEG2以外に、WMV, DivX,
OGM, MKV, FLV等も自前で再生する事が可能なプレイリスト付きマルチメディアプレイヤー。
ウィンドウ右上の「Decorder」アイコンボタンを押すと、FFmpegとQuickTimeの切り替えが
出来る仕様となっている。
上の表はFFmpegを使用した場合の対応ファイルを示す。
FFmpegエンジン未対応の3ivx4.51_MP3.avi 、3ivx4.51_Vorbis.mkv及びWMV9_Vorbis.mkv
は、QuickTimeで再生可能な環境なら切り替えて再生出来る。
再生速度や10秒単位での送り/戻りなど再生について細かく制御が行える他、表示サイズ
の変更やアスペクト比の変更も可能。字幕ファイルを読み込むことで動画に字幕を表示する
事も可能だ。
更に動画の明るさやコントラストを調整するコントローラやプレイリストを使って動画を連続再
生することも可能。

補足6)

MPlayerXは、UNIX/LINUXで有名な動画プレーヤーMPlayerのOS X対応GUI版。
見映えの良いインターフェース、カスタマイズ可能な設定メニュー、しかも一部のmpg動画の
再生に難があるもののほとんど全ての動画ファイルの再生に対応。
トラックパッドでのマルチタッチジェスチャー操作、ウェブ上のストリーム動画の再生、スナッ
プショット、字幕ファイルの読み込みやオーディオ遅延を修正する機能など多彩な機能を搭
載している。
残念ながら今回の検討では、MPlayer OSX Extendedと同じく、Full HDファイルの再生
で映像描画の著明な遅延が起こってしまう・・・検証に用いたMac mini/2G(2007Mid)に搭
載されているグラフィックチップGMA950の機能が低級で相性が悪いのであろうか (;＞ω＜)/

追記（2011.12.31）

補足7)

Mac Blu-ray Playerは、Mac用としては初のBlu-rayビデオの再生が可能な有償（3,889
円、キャンペーン中）のMacgo社製マルチプレーヤーソフト（ここから入手）。
３ヶ月間の試用期間版は無くなり体験版のみとなったが、全Blu-rayと暗号化されたDVDの
再生時にウォーターマークが入る以外の制限は一切無い。
Blu-rayディスクをドライブに挿入しマウントされたディスクを直接再生する事が可能。
今回 v.1.11.0.0728を試用して検証した。
対応環境はOS X 10.5以降、CPUはインテル Core2 Duo 2.4GHzプロセッサー以上推奨と
なっているが、 Intel Mac mini 2.0GHz（メモリー2GBｘ2）＋バッファローのUSB接続外付型
Blu-rayドライブ BRXL-PCW6U2-BKでも、何とかスムースに再生可能だった ヽ(^o^;)ノ
残念ながら、Blu-rayのコンテンツとして作られているメニュー表示には対応しておらず、ソフ
トの簡易メニューのタイトルからリストを表示して選択する以外にない。
VideoStudio Pro X4でオーサリングした自作の複数タイトル設定のBlu-rayは、タイトルの順
番が不同となってしまう。連続再生出来ず、一つのタイトルが終了すると初期画面に戻って
しまうので再生中に変更する必要がある (;＞ω＜)/
市販のBlu-ray映画のプロテクション解除は可能で、「環境設定」のBlu-ray：「show hidden
tracks」をチェックすれば字幕や音声も簡易メニューから選択出来、早送り/巻き戻しも可能
となっていた。

対応する動画フォーマットは上表の如く多彩で、VLCと同様に検討したファイル形式には全
て対応しており、Full HDファイルでもスム ースに再生が可能だった。又、DVDのISOファイル
を直接再生する事も出来、コンテンツメニューの表示も可能（但し、再生中にコンテンツメニ
ューに戻れない）。しかも、Blu-rayのISOファイルも直接再生可能だ（但し、コンテンツメニュ
ーの表示は不可）。
なお、インターレース解除機能は複数搭載されているが、ハードウェア支援には未対応。

参考)

RealPlayer12.0.0は、Snow Leopard環境ではQuickTimeコンポーネント経由のMOV, MP4,
MPEG, AVI 及びVOB, MKVファイルの映像再生が出来なくなってしまっていたが、Lion環境
ではMKVのみ再生出来ない。