FAVCでWMVファイルをDVD化

FAVCでWMVファイルをDVD化
FAVCでGyaoの映画番組WMVファイルをDVD化
(2006.12.03作成, 07.01.30更新)
FAVCは、AVI, MOV以外にもWMVからDVDを作成することの出来るフロントエンド。
そこで今回、FAVCを利用して、素材としてGyaOから別記した手順
 
GetASFStreamで GyaO番組を保存Windows MediaのDRMをDecryptItで解除)で取得し
 DRM解除した映画番組ASFファイルを用いて、DVD化する方法を検証してみた。
 マシン環境は、Intel D945GNT、PentiumD830 3.0GHz、DDR2-533 512MBx2、GeForce 6600GT
  (VRAM 128MB)で、OSはWindowsXP SP2上で試行した。
  DVDドライブは、LG電子Super Multi Drive(GSA-4163B)を使用した。
FAVC 0.80以降は 前バージョンv0.70から仕様が大きく変更しているので、
v0.70を用いた「FAVCでWMVファイルをDVD化」は →こちらに移行しました。

 入手先
入手先:ここから ダウンロード(今回は、FAVC 0.90を使用)。
インストール:
 インストールの必要はなく、適当な場所に解凍して使用する。動作するには.NET Framework
  2.0以降が必要

  v0.80以降になって、ImgBurnが付属した。
なお、Vista RC1環境ではv0.70,0.80は作動しないが、v0.90は警告が出るも、WMVを素材とし
  てオーサリング出来るようになった。
 操作手順
FAVCを起動して、
1)「Source & Output」タブ:「Source Video Files」の「Select」ボタンから素材(今回はASF
   ファイル)を読み込む。
  「Destination DVD Folder」で保存先フォルダを指定する。
  「DVD Format」:NTSCを、 「Disc Capacity」:4.37GBを選択する。
  「Chapters Creation」でチャプターの自動挿入間隔時間(秒)を指定する。
  「Iso Creation」を "Yes"にすれば、「Open ImgBurn」の"Yes"で引き続きライティングに
    移れる。
  「Encoder」は、初期設定のQuEnc又は、v0.90ではHCエンコーダかを選択する。
    今回は QuEncを選択。
2)「QuEnc Options」タブ:映像エンコーダQuEncの詳細設定が出来る。
  3種類の推奨プリセットから選択すれば、自動的に設定することが可能だが、
設定項目
...
プリセット 
Speed
速度重視
Balance
標準設定
Quality
品質重視
 Method of Encoding
Variable
Variable
Variable
 Quality of Encoding
Average
High
High
 Number of Video Passes
1Pass
1Pass
2Pass
 Trellis Quant(格子状量子化)
Disable
Enable
Enable
 Extreme and Slow Settings
Disable
Disable
Enable
 DC Precision
8
10
10
 CPU Cores
2
2
1
 Video Resolution
Half-D1
352x480
Full-D1
720x480
Full-D1
720x480
  今回は、Balance(標準設定)を 2Passで実行した。
3)「HC Options」タブ:映像エンコーダHCの詳細設定が出来るが、今回は使用せず。
  3種類の推奨プリセットから選択すれば、自動的に設定することが可能だ。
設定項目
...
プリセット 
Speed
速度重視
Balance
標準設定
Quality
品質重視
 Method of Encoding
Constant
2-Pass Variable
2-Pass Variable
 Quality of Encoding
Fast
Normal
Best
 Quant Value
6
 Matrix
MPEG
MPEG
MPEG
 DC Precision
8
10
10
 CPU Cores
2
 Video Resolution
Half-D1
352x480
Full-D1
720x480
Full-D1
720x480
   下図は、Balance(標準設定)を示す。
4)「Audio Options」タブ:v0.80以降は MP2の他に、AC3圧縮が可能となった。
   今回は初期設定のままとする(エンコーダはAften、ビットレート224Kbps)。
5)「Advanced Scripting」タブ:v0.80以降追加されたが、使用方法が解らない?
6)「Generate DVD」タブをクリックすると変換が開始される。
  なお、Vista RC1環境では
   FAVC 0.80は作動しないが、
   FAVC 0.90は、右の警告が
   出るが、「チャンセル」ボタン
   を押せば、その後のオーサ
   リングは進行する。
  経過中、エンコーダQuEnc0.71で映像のMPEG2への変換が実行される。
  最後に、ImgBurnが起動して待機状態となる。
 →型の如くライティングを実行する。
   保存フォルダに、ISOファイルとDVDフォルダ(VIDEO_TS/AUDIO_TS)が出力されている。
 結果 :
1)変換操作は、「Advanced Scripting」を無視すれば、タブを満たすだけで実行可能。
  チャプターの任意設定やDVDメニューの作成は出来ない。
2)スタート後、DVD作成が終了する迄に必要な時間: 1時間39分のWMVがオーサリングに
  2時間48分と比較的速く、ライティングに21分掛かり、合計 3時間09分でDVD化出来た。
 *FAVC 0.70では、オーサリングに3時間39分も掛かっていた。
3)映像の解像度 720x480ピクセル、ビットレートは8,000Kbps、フレームレートは29.97fps
  で変更出来ない。
 音声は今回AC-3圧縮でサンプルレート48KHz、ビットレートは今回224Kbpsだが変更可能。

*v0.80以降 ImgBurnが付属し、AC3圧縮での出力が可能となり、又 MOV素材からの変換
  がマトモに出来るようになった。
  v0.90になって、オーサリング時間は短縮され、Vista RC1環境でもDivX5.21_MP3.avi素材
  に制限あるも使用出来るようになった。
*残念ながら、GyaOの番組(WMV素材)では番組の後半に 4〜7秒の映像と音声の解離
  (音声が先行)が起こってしまう他ツールと共通の問題点がある。
 
追記(2007.08.15)
   本ソフトでは検証出来ていないが、GetASFStream2.2.0.4b+WinPcap4.0でダウンロ
   ドし、FairUse4WM 1.3 Fix2でDRMを解除したGyaOのASF映画素材を使用すれば、
   上記不具合は発生しないかもしれない(ここを参照)。


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