1)ゲストOS表示画面のメニューの操作性について
日常的には、「操作」メニューの「全画面表示モード」と「編集」メニューの「設定」>
「共有フォルダ」の使用だけで事足りる(ここを参照)。
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画面表示の自動リサイズ
ゲストOSの表示は画面のサイズにヒットして自由にサイズを変更する事が出来るが、
フルスクリーン状態で終了すると、次回起動時に表示の解像度が低下してしまう不
具合がある(筆者の場合1024x768→640x480となってしまう)。
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2)Audio, CD/DVD-ROMディバイスの利用は問題ない。
VMware Player 2とは異なり、ホストOSドライブの自動再生機能を停止させることな
く、ゲストOSでDVDビデオの自動再生が可能だ!
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3)USBには対応しておらず、USB機器(HDD、USBメモリーなど)を使用出来ない!とは情
けない。是非とも導入して欲しかった最優先機能の1つだ。
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4)動作はもっさり、GyaO番組やDVDビデオの再生もぎこちなく、動画再生用のパフォーマ
ンスは良くない。
DVD WorkshopでのDVDオーサリングなどは、とても実行する気になれなかった。
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コメント:ゲストOSのGDI, D2D描画性能は劣等だ。
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動画変換パフォーマンス:MPEG2(640x272)ファイルを変換するのに必要な時間
MOVへの変換(2分04秒素材)以外は、4分22秒素材を用いた。( ):ホスト比
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WMV(WMV9_WMA9)へ変換
*TMPGEnc 3.0X Press使用
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ゲストOS:11分07秒(
x1.8)
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*ホストOS:06分08秒
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RM(RV10_RA8)へ変換
*Easy RealMedia Producer使用
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ゲストOS:10分02秒(
x2.2)
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*ホストOS:04分32秒
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DIVX(DivX6.51_MP3)へ変換
*Dr.DivX 2.0 OSS使用
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ゲストOS:05分18秒(
x1.7)
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*ホストOS:03分02秒
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MOV(H.264_AAC)へ変換
*QuickTime7.04 Pro使用
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ゲストOS:21分27秒(
x1.6)
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*ホストOS:13分38秒
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ホストOSと比較した変換速度は、1.6〜2.2倍掛かりVMware
Player 2やVirtualBox
と差異はなかった。
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Photoshopの画像処理能:Photoshop
5.5でNILS'Type Effectsのメタリック/オリエン
タル効果を実行する(複数のフィルタ処理)に必要な時間を計測した。( ):ホスト比
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ゲストOS(Windows
XP)
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ホストOS(Windows
Vista)
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ホストOSと比較した処理速度は 4.7倍も掛かり、VMware
Player 2( 1分42秒)や
VirtualBox 1.3.8( 2分21秒)より劣等だった。
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5)ホスト・ゲストOS間でのファイル交換が、ドラッグ&ドロップで簡単に可能だ。
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6)Microsoft Windowsネットワーク共有は自在に可能。
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7)ゲストOS側の動画ファイル(515MB)をホストOS側にコピーするのに要する時間は、
ネットワーク共有(61秒)、ドラッグ&ドロップ(42秒)、フォルダ共有機能(32秒)の順で、
フォルダ共有機能を使用した場合が最も高速だった。
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8)Vista環境のWMP11は、GyaOからダウンロードしたDRM(デジタル著作権管理)保護ASF
を再生出来ないし、FairUse4WM1.3でもWMVのDRMを解除出来ない。
そこで、ゲストOSのWndowsXP上でAutomate unDRMのDecryptItを起動してホスト側
にあるWMVのDRM解除(ここを参照)を2種類の経由で試みた。
無論、ゲストのWindows Media Player9はバージョンアップしていない。
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8-1)独自の共有フォルダ機能
を使用して、ホストOSにあ
るASFファイルの再生を試
みたが、WMPでは右の警
告されて再生出来ない。
DRMの解除も出来なかっ
た。
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8-2)ホストOSのネットワーク共有フォルダにあるASFファイルはネット経由で再生すること
が可能で、DRMの解除も可能だった。
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追記(2007.08.15)
FairUse4WMは、v1.3 Fix2になって、Vista &WMP11環境でも、Windows
MediaのDRM
解除が可能となったので、上記目的で「仮想マシン」を利用する必要は無くなった。
→ここを参照
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9)独自共有フォルダ内の動画再生について
Windows Media Player 9, Windows Media Player 6.4, Real Player
10.5, QuickTime
Player7.04, Winamp 5.33, Media Player Classic 6.4.9, MPlayer
GUI 070226で検討し
たところ、
Windows Media Player 9は、”指定されたファイルが見つかりません”で再生出来ない。
Media Player Classicは、パフォーマンスが極端に低下して視聴に耐えない。
それ以外のプレイヤーは対応する動画の再生は可能だが、元々パフォーマンスの悪
いところに、更に低下して視聴し辛いものとなってしまう。
なおDVD Workshopは、VirtualBoxとは異なり共有フォルダを作業場としてもトラブ
ルを起こさないが、パフォーマンスは劣悪な為DVDオーサリングを実行する気になれ
なかった。
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10)Norton Internet Security2004をアンインストールしたら、ゲストOSのアクティベーション
だの、再登録だの、果てはプロダクトキーの変更まで求められてしまった。
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11)ホストのネットワーク接続でネットワークブリッジを使用していると、ゲストOSはネット接
続が出来なくなってしまうので注意する。
一方、VMware Player 2はブリッジを使用していても問題はない。
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なお、筆者の環境ではVMware Server1.0.3やVMware
Player 2.0は、Virtual PC
2007で作成した仮想マシンを作動・実行することは出来ず、互換性はなかった。
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