iPad向け動画配信システムの対応動画の比較

Air Video, BdriveとTonidoサーバ: Windows 7 Professional 64 ビット

ククライアント：iPad mini

各iPad用動画配信システムの対応ファイル形式は、
NAVER Nドライブ：こちらを参照。

対応ファイル形式は MOV/MP4/3GPのみで、スムース再生も出来ず Android用と比べて劣悪だ。

Air Video：こちらを参照。

NSV, WebM, SWFは認識出来ないが、WMV/ASF, RM, MOV/ MP4/ 3GP/ M4V, MPEG, M2TS/TS, AVI/DIVX, OGM, MKV ,WebM, FLVと多彩。
Full-HD画質のMP4/3GP/MKVのみならず、MPEG2-TS( PT1録画番組やBDレコーダー録画番組をリッピングしたTS/M2TS など)にも対応している。
ルータ越え受信でもスムース再生可能な事が多く、BdriveやTonidoより使い勝手は優秀だ。

Bdrive for iPhone/iPad：こちらを参照。

対応ファイル形式は、Android用とは異なりRM, TS, DIVXを再生出来ない。又、SWFとFLVは Live変換では上手く再生出来ない（が、MP4変換では無論完全再生可能)。
ルータ越え受信でもFull HD以外はスムース再生可能な事が多く、Tonidoより使い勝手は良い。

Tonido - File Access Music and Video Streaming from Anywhere：こちらを参照。

対応ファイル形式は、Android用の場合と比べて 3GPとFLVの一部で音声の乱れ、SWFで途中停止する以外は大差ない。
なお、RM, OGM, WebMは [Open with...]から既存のプレイヤー（iMediaPlayerやOPlayerHD Lite)で再生可能だが、大きいファイルはダウンロード後でしか再生させられない。
ルータ越え再生ではスムース再生出来ず、しばしば読み込みが再生速度に間に合わず停止・ハングアップしてしまう等、Androidの場合より更に使い勝手は悪い。

次に、DLNAメディアサーバー稼働中の[QSWIN':ken]を選択しタップ。

ビデオフォルダから目的の動画を選択して再生試験を行なった。

＝成績＝
家庭内LANでしか受信出来ず、ルータ越え再生受信は不可。
再生出来ないファイルを再生すると、次のファイルの試験を行なうためには（更新機能が作動せず)アプリを再起動する必要があり煩わしい ┓(´_`)┏

対応ファイル形式はMP4/MOV/3GPのみと少なく、Full HDサイズのMP4（H.264_AAC圧縮)は描画する事が出来ない。

＜蛇足＞
Windows 8.1をDLNAメディアサーバーとしたところ「ビデオライブラリ」に追加したフォルダも ”応答なし”となって、Twonky Beamで動画ファイルを表示すら出来なかったが・・・
⇒タスク バーに「ライブラリの表示」、その「ビデオ」に登録のフォルダを一旦全部削除後、ビデオライブラリも削除して、PCを再起動したら解決した（右クリック「既定のライブラリを復元する」ではダメだった)。

Media Link Player Lite（MLPlayer)：本家 こちらを参照。

Media Link Player Liteは、DLNA/UPnPサーバに特化したメディアプレイヤーで（iPad用の有料版は入手不可)、Windows 7 Media Server、各種NAS等で公開している動画、写真、音楽を再生出来る。
今回は Windows 7/ 8.1の Windows Media Player 12 を DLNAメディアサーバーとして検証した。
対応ファイル形式は MP4/ M4V/ MOV/3GPのみと少なく、H.263_AMR.3gpは再生出来ず、Full HDサイズの H.264圧縮MP4は描画する事が出来ない（Windows 8.1をサーバとした場合は SVQ3圧縮MOVの再生が可能となるが、H.264圧縮MP4/M4V以外は再生不可と不完全対応)。

FileExplorer有料版：本家 こちらを参照。

FileExplorer（¥500)は、Windows共有のフォルダやNASといったネットワーク上のHDDにアクセスしてPDF、TEXT、Office書類（Word、Excel、Powerpoint)、iWork書類（Pages、Numbers、Keynote) 及び写真（JPG、PNG、TIFF、GIF)、音声（ MP3、AAC、AIFF、WAV)や動画などを直接視聴出来るファイルビューアー（但し、HTMLには不完全対応)。
Free版との違いは、
・オンラインストレージ（Dropbox, OneDrive, GoogleDrive, Box)にも接続可能で、Dropbox, OneDriveは MP4/MOV系動画のみオンライン再生可能だが（Boxは何故かいずれも再生不可)、GoogleDriveは検討した全動画の再生が可能（但し、ダウンロード完了後でしか再生を開始出来ない)。
・WebDAVサーバーに保存されている多くの動画（WMV/ ASF, RM, MPEG, M2TS/ TS, AVI, OGV, MKV, WebM, FLV)のオンライン再生が可能だが、不思議な事に MOV/ MP4を再生出来ない。
・複数のコンピュータの Windows共有に接続出来、WMV/ ASF, RM, MOV/ MP4/ 3GP/ M4V, MPEG, M2TS/ TS, AVI/ DIVX, OGM, MKV, WebM, FLVと多彩に対応し直ちに再生可能（Free版は MP4/ MOV/ M4V/ 3GPのみ)。なお、HDサイズはガクガク再生となってしまう。H.265/HEVC圧縮動画には未対応で描画出来ない。
なお、FTPクライアント機能は搭載していない。

File Hub Free：「File Hub★隠れ神アプリ」を参照（有料版との違い不明)。

File Hub Freeは、様々のファイルやメディアのビューアー兼管理アプリで、各種オンラインストレージ（Dropbox, OneDrive, GoogleDrive, Box, SugarSync等)や FTPサーバ（Xserver)、WebDAVサーバにもアクセス出来るが・・・
Dropbox, OneDriveの MP4/MOV系動画のみがオンラインで再生する事が可能だ。
一方、Windows SMB（共有フォルダ)にアクセスした場合、
・写真（BMP, JPG、PNG、TIFF、GIF)、音声（ MP3、AAC、AIFF、WAV)は直接視聴可能だが、
・ PDF、TEXTや Office書類は、残念ながらダウンロード後に閲覧となってしまう。又、iWork書類や HTMLには未対応。
・動画は、WMV, RM, MOV/ MP4/ 3GP/ M4V, MPEG, TS, AVI, OGG, MKV, FLVのストリーム再生可能だが（但し、ASF, M2TS, DivX, OGM, WebM及び H.265/HEVC動画には未対応)、HDサイズの場合はガクガク再生となってしまう。

ファイル管理アプリとして優秀な Documents by Readdle 5.2.2.7は、各種オンラインストレージ（Dropbox, OneDrive, GoogleDrive, Box, SugarSync等)、FTPサーバ（Xserver)や Windows SMBへアクセス可能だが、ファイルを一旦端末にダウンロードしないと Windows 共有の場合でも閲覧/再生出来ない（フォルダを「双方向同期」しておけば直ちに再生可能となるが、内臓プレイヤーの対応ファイル形式は MP4/ MOV系に限られる)。

iPad用メディアプレイヤーのうち、

VLC for iOS, AVPlayerHDは、DLNA対応プレーヤー。
OPlayerHD Liteは Windowsの共有フォルダへアクセス可能なプレイヤー。
対応ファイル形式はいずれも多彩だ（「iPad用メディアプレイヤー...」を参照)。