アスペクト比と映像解像度
=DVDビデオの映像は各種画面サイズにどのように対応しているのか?=
(2005.05.22作成)
アスペクト比とは画面の縦横比のことで、しばしば横縦比でも表現される。
DVD映像の解像度は720x480ピクセルが使用されており、この縦横比は1対1.5(横縦比は3:2)だ。
一方、ブラウン管や映画のスクリーンのアスペクト比は、以下の様にこれとは異なっている。
パソコンモニターやテレビのブラウン管のアスペクト比
通常
1対1.33(4:3)
ワイドテレビやハイビジョン
1対1.77(16:9)と横長
映画のスクリーンのアスペクト比
スタンダードサイズ
1対1.33(4:3)で通常のパソコンモニターと同じ
ビスタサイズ
ヨーロッパ規格は1対1.66、アメリカ規格は1対1.85
ワイドテレビに近い横長サイズ
シネマスコープ(シネスコ)サイズ
更に横長の 1対2.35
即ち、DVDビデオの映像のピクセルは正方形ではなく、アスペクト比の異なった画面サイズに対して
以下の如く対応させて表示している。

DVD収録方法
スタンダードサイズ
従来の画面サイズ4:3で収録。
スクイーズ
横長の映像(ビスタサイズなど)を横方向に圧縮して、通常のサイズ4:3で
収録する方法。ワイド画面で表示される時に、左右を伸長してオリジナル
のサイズに戻すというもの。
レターボックス
LBと略記される。ビスタサイズかシネスコサイズの映画映像に汎用されて
いる収録方法。上下に黒帯を入れることによって、トリミングせずに記録し
たもの。暗い環境下の映写では黒帯は目立たないというもの。

DVDの再生方式
パン&スキャン

ワイド映像をスクイーズ方式で記録されたDVDを、通常サイズ4:3の画面中
央部分に合わせて左右をカットして表示する方法 。

レターボックス
ワイド映像を通常サイズ4:3の画面に合わせるために、上下に黒い無表示
領域をもうけて表示する方法。
例えば、
スクイーズ収録された
DVDの再生は・・・


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