PacifistでQuickTimeのバージョンダウン
Mac OS Xは、Windowsとは異なり
QuickTimeを削除&再インストールではダウングレード出来ないのだが・・・
(2008.06.13作成)
 概要
Pacifistは、インストーラパッケージ(.pkg)から任意のファイルまたはアプリケーション
 だけ選んでインストール出来るという優れたソフト(シェアウェア、$20 )。
 オペレーティングシステムによりインストールされる特定のアプリケーションのみを
  修復したい場合などに利用出来る。
今回は、MacOSXのQuickTime7.5はQTVRパノラマムービーの表示に不具合があった
 事を契機に、Pacifistを QuickTime7.4.5へのダウングレードに試用してみた。
 *Pacifistは通常インストール出来ない機種にアップル純正のアプリケーション
  (FrontRow、DVDPlayerなど)をインストールする事も可能と云う。
 *QuickTime7.5とPerian1.1との互換性問題は、こちらの記事を参照。

 Pacifistの入手先
Pacifist(2.5.2)を、ここ(http://www.charlessoft.com/ )から入手。解凍後、
 Pacifistフォルダをアプリケーションにコピー。

 目的のQuickTimeインストーラを準備
今回は バージョン 7.4.5のQuickTimeインストーラをAppleサイトからダウンロードしておく。
以下はQuickTime 7.4.5の入手先サイト:
  Panther用の入手先、 Tiger用の入手先、 Leopard用の入手先
アドレスは、http://www.apple.com/support/downloads/quicktime745forleopard.html
 等となっているので、QuickTime7.31が必要なら”quicktime745→731”に書き直して
  アクセスすればよい。
ダウンロード後、自動的に解凍されインストー
 ラーが開いて「インストール画面」が表示
 されるが、インストールしないで終了する。
 操作手順
1)Pacifistフォルダ内のPacifist.app をクリックして起動。
  シェアウェアだが、
  「15秒」程待って「Not Yet」ボタンが押せるよ
  うになったらフリーで使用可能だ。

2)メインメニューの「パッケージを開く」ボタンを
  クリック。
 パッケージの場所を聞かれるので、
 
デスクトップに解凍されて、マウントされてい
  る「QuickTime745_Leopard.pkg」のある場所
  を指定して「開く」を実行。
3)Pacifistの別画面が開き「パッケージの内容」
  が表示される。
  リストの一番上の「QuickTime745_Leopard.pkgの内容」をクリックして選択した後、
  左上の「インストール」ボタンをクリック。
  パッケージとシステム内の検証が行われた後に、
4)「”QuickTime745_Leopard.pkg”の中身すべてをインストールしますか?」と聞かれる。
 
  「管理者権限を使用」はチェックのまま「インストール」ボタンをクリック。
   →管理者パスワードを入力してインストールを開始。
5)後は、「置き換え」でインストールしていく。
 
6)→更に「このインストール中は、二度と尋ねない。」にチェックを入れて、「置き換え」
   でインストールを続行。
 
7)終了したら、念の為にコンピュータを再起動してダウングレードされている事を確認する。
なお今回は、以下の後処理を実行しなかったのだが、何か問題が発生するだろうか?
8)QuickTime 7.4.5インストーラをPacifistなしで再度起動し、ファイルを再度インストール
 して、
コンピュータを再起動。

 結果
Pacifistを用いると、簡単にQuickTimeのダウングレードが可能だった。
 現在のところ使用に支障は認められない。
 「ソフトウェア・アップデート」で確認すると、QuickTime7.5の利用が可能となった。
”一部のコンポーネントのバージョンをもとに戻すと何が起こるか全く予想できません”
  との指摘もあるので、自己責任で試用する覚悟が必要・・・


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