動画共有サービスで公開した動画のウェブ埋め込み配信（こちらのまとめを参照)

動画を公開するならYouTubeがやはりスゴ～イ

動画を公開するならYouTubeがやはりスゴ～イ

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（2012.10.30作成 )

＝YouTubeへの3D動画の投稿方法と視聴＝

今回は、自前で配信するにはハードルが高い（筆者は配信方法を知らない) 3D動画に限定して検討した。
＊2D動画の公開については、「YouTubeに投稿した2D動画を字幕付きで公開」を参照。

＝検証した環境＝
PC：東芝Qosmio T851/D8DR, Windows 7 Professional 64 ビット(SP1)
Android：AQUOS PHONE SH-01D, OS 4.0.4

＝Qosmio T851/D8DRのマシンスペック＝
CPU：Core i5-2410M (2.30GHz)、メモリー：PC3-10600（DDR3-1333）4GB×2
ディスプレイ:15.6型ワイド（16：9） FHD TFTカラー Clear SuperView LED液晶
外付けモニター：Acerの3D対応PC液晶モニタ HS244HQ
グラボ：GeForce GT 540M、ビデオRAM：Max4.85GB（メインメモリと共用）
NVIDIAドライババージョン：268.07→290.39→297.16にアップデート

＝AQUOS PHONE SH-01Dのスペック＝
プロセッサ：OMAP4430(1GHz), Dual Core、OS:：Android 2.3.5→4.0.4にアップ
ディスプレイサイズ：4.5型、解像度：720×1,280(16,777,216色)
メモリ：ROM 4GB、RAM 1GB

I. サンプル動画のYouTubeへの投稿と公開

3D映像の編集が可能な市販ソフトの試用版、及び 2D→3D動画へ変換可能なソフトで作成したサイドバイサイド方式の 3D動画（解像度1920x1080, H.264_AC3 圧縮のM2TS動画、及び解像度1280x720, H.264_AAC圧縮のMP4動画)を、YouTubeに投稿して公開する事とした。

1) YouTube でサポートされている形式（本家より引用）
次のリストは、YouTube でサポートしている一般的な形式の一部です:
•WebM ファイル - Vp8 動画コーデックと Vorbis 音声コーデック
•.MPEG4、3GPP、MOV ファイル - H.264、MPEG4 動画コーデック、AAC 音声コーデックを通常サポート
•.AVI - 多くのカメラでこの形式を出力、通常は MJPEG 動画コーデックと PCM 音声コーデック
•.MPEGPS - MPEG2 動画コーデック、MP2 音声コーデックを通常サポート
•.WMV
•.FLV - Adobe FLV1 動画コーデック、MP3 音声コーデック

2) YouTubeへアップロードする動画の制限
・最大ファイルサイズは2GB。1920×1080。
・15分の制限時間を超える長時間動画は、上限を上げる申請でアップロード出来るようになった。

3) YouTubeでの 3Dの設定（本家より引用）
動画が 3D で正しく表示されるようにするため、YouTube では以下の情報が必要になります:
・動画を 3D として識別するインジケータ
・左右の動画がどのようにフレームに配置されているのかを示す情報（サイドバイサイド、トップアンドボトムなど）
3D カメラを使って録画された動画の場合、通常は上記の情報が含まれています（プレーヤーの右下に 3D アイコンが表示されます）。この情報が含まれていない場合は、以下の手順に従って動画が 3D であることを指定する必要があります:
1)YouTube アカウントにログインします。
2)アップロードした動画にアクセスします。
3)動画の上にある [動画の詳細を編集] をクリックします。
4)バナーの右側にある [3D 動画] を選択します。
5)各種のオプションから 2 つの動画の適切な配置を選択します。
注: 3D カメラで撮影した動画でどれを選択すべきか不明な場合は、[左右: 左の映像が左側] をお試しください。以前は、タグ（「yt3d:enable=LR」や「yt3d:swap=true」）を使用して 3D メタデータを設定できました。この方法はサポート対象外となったため、新しくアップロードする動画では使用できません。

4) 自前のホームページに植え込む方法（iframe方式）(詳細はこちらの記事を参照）
YouTubeへ通常にアクセスした場合、 [共有]＞[植えこみコード]で情報が取得出来ない時には、ログインして「動画の管理」から再生すれば取得可能となる。
<iframe width="560" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/6UznxaViaVo" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>
⇒width="560" height="345"とコントロールバーの高さを 30pxとして加算する。
＊埋め込みプレーヤーのパラメータ一のカスタマイズ方法は、こちらの記事を参照。

3D映像の編集が可能な市販ソフトの比較 3D編集ソフトで変換したM2TSを投稿 (1080p,720p,480p,360p)		ここから入場
2D→3D動画変換ソフトの立体視化の比較 3D変換ソフトで作成したMP4を投稿 (720p,480p,360p)		ここから入場

（YouTubeサイトは ”ken kakonacl”で検索）

II. 3D動画の視聴方法と成績

H.264_AAC 圧縮の MP4(一部、FLV）等へ変換して、Flashビデオとしてストリーミング配信される。Flash未対応の場合はHTML5ビデオとして配信される。
各種Quality：(1080p, )720p, 480p 及び 360pで受信が可能だ。

A) PC用ブラウザ
・Flash Playerインストール環境なら、いずれのブラウザでもFlashビデオとしてストリーミング受信可能。

	色付きメガネ（アナグリフ）での視聴（本家を参照）

	3D テレビ、モニター、アクティブシャッターメガネでの視聴（本家を参照）

＜参考＞
筆者は3D 対応テレビを持ち合わせていない。

1) 東芝の裸眼3D立体視対応PC Qosmio T851は、ブラウザで再生しても残念ながら、付属液晶ディスプレイ上では裸眼立体視出来ずアナグリフ方式となってしまう Y (>_<、)Y　
2) Acerの3D対応PC液晶モニタ HS244HQ（こちらを参照)上でも、ブラウザ再生では残念ながらアナグリフ方式となってしまう。
3) そこで苦肉の策：PowerDVD 12 Ultraを起動して3D動画を再生しておいてから、HS244HQモニター上でFirefoxを使用して[HTML5ステレオビュー]で再生すれば、フレームシーケンシャル方式の立体視が可能となるのだが・・・悲しい ┓(´_`)┏

・Flash未インストール環境では、自前のFlashを内蔵するChrome以外はHTML5ビデオとしてストリーミング受信可能（但し、IExplorer9は iframe方式では再生出来ず YouTube WEBサイトでしか視聴出来ない)。H.264/MP4未対応のFirefoxとOperaでも再生可能なので、VP8/WebMにも変換して対応しているのであろう。
しかし、3D再生するためにはFirefox 4以降で「HTML5 ステレオビューの設定」可能なデバイス環境が必要。

なお、一般にはFlash未対応のメトロ版IExplorer10は、YouTubeコンテンツではFlashビデオとして3D表示が可能なようだが・・・検証していない。

B) PowerDVD 12 Ultra (12.0.2118a.57)
Acerの3D対応PC液晶モニタ HS244HQを用いて、YouTubeの検索 ” ken kakonacl ”でアクセスして PowerDVD 12 Ultraで3D再生したところ、フレームシーケンシャル方式で立体視可能だった（PowerDVD 11 Ultra迄はYouTubeの3Dに未対応)。

＜参考＞
Qosmio T851付属液晶ディスプレイ上では、PowerDVD 12 Ultraで再生しても裸眼立体視は出来ず、やはりアナグリフ方式となってしまう Y (>_<、)Y　

C) Android用ブラウザ
・ Android 4.0標準ブラウザ, Opera Mobile(12.0), Firefox(15.0)は、Flashビデオとして受信可能だが、
・・iframe方式では映像が上手く描画出来ない(Opera はコントロールバーの操作も出来ない）。
・・YouTubeサイトでは、全画面再生すれば Operaも含めて問題なくストリーミング受信可能なので、サーバーサイトではスマートフォンへの最適化が行われるだろう ?(゜_。)／
そして、AQUOS SH-01Dでは裸眼立体視可能なのだ（下図は、Firefoxで視聴)。

・Flash未対応のChrome(18.0)では再生出来ず、標準ブラウザが起動してしまう。

D) iPhoneのSafari
iPhoneのSafariは、YouTubeの3D動画には未対応の為 2Dのサイドバイサイド表示しか出来ない。

III. 結果及び考察

1) 3D動画にはYouTubeのみ完全対応しており、容量制限の上からでも受け皿が広くてスゴ～イ

＜備考＞動画共有サービスの容量制限の比較（無料で利用、初期設定の場合）こちらを参照

		YouTube	Facebook	ニコニコ動画	FC2動画
トータル容量		無制限	無制限	2GB	無制限
1ファイルあたりの制限	容量	2GB	100MB	40(100)MB	500MB
	サイズ	1920x1080	1280x推奨	1280x720	記載無し
	ビットレート	記載なし	記載なし	600Kbps	記載無し
	再生時間	15分	10分	無制限	120分
配信ビデオ形式		Flash＆HTML5	Flash	Flash	Flash

2) FC2動画の3D表示と比べて、ウェブ埋め込み方式でも実現可能。モバイルにも対応と優れている（「ホームビデオを3D動画に変換後、FC2動画で公開」を参照)。

3) 動画狂としては、PCでも裸眼3D対応ウルトラブックなる製品が出現して欲しいのだが、PC標準のWMPが3Dに未対応の為に、多過ぎるパーツの為にYouTube側が対応させられないのだろうか、東芝(Qosmio T851)の力量不足なのであろうか ?(゜_。)?

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