VMware PlayerへMac OS X Yosemiteを導入

VMware PlayerへMac OS X Yosemiteを導入

先ずLionをインストール後、Yosemiteへ無料アップデート
(2015.01.22作成, 17.09.29更新)
筆者が所有しているMacintosh実機は、時代遅れの Mac mini (Mid 2007)で、そのメモリーを 2GBx2に増設後 Mac OS X10.7 Lionを導入してWebサーバー用途に使用している。しかし、10.8以降にアップ出来ず、ブラウザなどの対応を検証するにも不便している。
そこで、投資をせずに Windows上の仮想化ソフト VMware Playerに Mac OS X10.10 Yosemiteを導入する事とした。筆者の環境では、こちらの方法「OS X 10.10 Yosemiteのインストールディスクを作成」は採用出来ないので、文献「Windows上のVMwarePlayerでMac OS X Lion 10.7.3が動く」に準じて、先ず OS X10.7 Lionをインストールした後に、無料アップデートしてOS X10.10 Yosemiteを導入した。
そして、仮想化ソフト上のゲストOSで実機の機能をシミュレート出来るか検討した。
=使用したマシン環境=
・ 64ビット版Windows 8.1
・マザーボード: ASUSTeKのB85M-E4 
・CPU: Intel Core i7-4770K(3.50GHz)
・メモリー:DDR3 PC3-12800 8X 2GB
・ビデオカード: AUSUS GT640-2GD3(メモリ 2GB DDR3)、
・SSD: Samsung MZ-7TE120B/IT(SSD840EVO 120GB)
・光学ドライブ: LG BH16NS48 BL BLK
なお、筆者のマシンはBIOS設定で、Intel-VT(Intel Virtualization Technology)を有効にする必要があった。

=導入のポイント=
(1) 用意したもので、参考文献と異なっているもの
・Mac OS X Lion インストール DVD イメージ:Mac miniで作成。
・VMware Player:6.0.4を使用(7.0.0を使用していたが、VMware Unlock-all-v130でパッチ出来なかったのでバージョンダウンした)。
・VMware Unlocker:unlock-all-v130を使用(ここから unlock-all-v130.zipを入手)。

(2)「仮想マシン設定の編集」
・メモリー4GB、プロセッサを4つ、ハードディスクのサイズを40GBに設定。
・ネットワーク:ブリッジ。
・ディスプレイ:「3Dグラフィックスのアクセラレーション」にチェック 。

(3) 作成した仮想マシンにおまじない:文献に準じて「なまえ.vmx」をメモ帳で開き、最後の行に次の1行追加する。
・ cpuid.1.eax = "0000:0000:0000:0001:0000:0110:1010:0101"

=「仮想マシン設定の編集」項目と ディレクトリの関係=
・仮想マシンのライブラリ ・・・ VMware構成ファイル(...vmx)
・ハードディスク(SATA) ・・・ ディスクファイル(...vmdk)
・ワーキングディレクトリ ・・・作業フォルダ

=導入手順=
文献「Windows上のVMwarePlayerでMac OS X Lion 10.7.3が動く」より引用
#原文に筆者が修正・追記した箇所は、⇒ ピンク色で説明文/ 図を挿入した。
今日は、Windows 7環境に無料でインストールできるVMware Player 4.0.2に
Mac OS X Lion 10.7.3をインストールする方法を紹介する。
 
まず、大事なことなので、先に書いておきます。
以降の説明で行っている行為は、VMware Inc.の規約、ならびにApple Inc.の規約に抵触します。
つまり、Windowsマシン上でMac OSを動かす行為はライセンス規約違反になりますので、
ご注意ください。自己責任において実施してください。私は一切責任を持ちません。
 
用意するものは、
Mac OS X Lion インストール DVD イメージ (作るにはMacが必要)。
VMwarePlayer 4.0.2 登録さえすれば無料で入手できる。 ⇒ 6.0.4を使用した。
VMware Unlocker(unlock-all-v102) このリンクの下の方にあるVersion 1.0.2をダウンロード。 ⇒ Version 1.3.0を使用した。
このUnlockerがミソ。
今のVMwareは元々Mac OS X Lionをサポートしているがサーバーのみ動くようにロックがかかっている。
UnLockerはこれを外してしまうパッチである。
 
他のサイトで紹介されているようなVMware Files.zipなど怪しいファイルは必要としない。
#まぁ、Unlockerは使うけど、
#下記で引用しているリンクからのバイナリーは一応安全確認しています。
1) Mac OS上でインストールイメージを作成
 
この作業は、Mac上で行う必要fがある。
また、Mac OS X Lionのインストールアプリが必要。
#Macを持っていない人はここから先の作業はできないので、
#知人にお願いするなどして用意してください。
注意:VMware ImageやUnlockerなどを怪しげなダウンロードをする際はウィルス混入に十分注意してください。
 
イメージ 3
このようにインストールアプリをMac App Storeからダウンロードする。
#価格は\2,600。一度購入すれば、そのApple IDがあればいつでもダウンロードできる。
#「Macを持っていないのに、Windows上にインストールするためだけにわざわざ買うのかよ」
#と言われそうだが、一応ご紹介までに。
 
そしてFinderでアプリケーションフォルダを開き、マウスで長押し(右クリック)して
「パッケージの内容を表示」をクリックする。
イメージ 11
 
すると、
イメージ 13
インストールイメージの中身が表示される。
その中のContents→ShareSupportの下に
「InstallESD.dmg」というディスクイメージファイルがある。
これを使ってDVDイメージを作ればよいのだ。
 
それを行うには、まず「InstallESD.dmg」を外にコピーする。
コマンドキーを押しながらInstallESD.dmgをドラッグしてデスクトップ上にドロップする。
4.7GBほどあるのでコピーするのにそれなりの時間がかかるため、終わるまで待つ。
 
そして、
イメージ 14
アプリケーションフォルダの「ユーティリティ」フォルダ内にある「ディスクユーティリティ.app」を起動する。
 
イメージ 4
起動したら、ツールにある「変換」のアイコンをクリックする。
 
イメージ 5
「変換するイメージを選択」というダイアログが表示されるので、
先ほどコピーした「InstallESD.dmg」を選択して、「変換」を押す。
 
イメージ 6
「イメージフォーマット」で「DVD/CDマスター」を選択して、あとはそのままで「保存」を押す。
するとディスクイメージの作成が行われる。これも割と時間がかかるが、そのまましばし待つ。
 
出来上がった「cdr」という拡張子がついたファイルが、実はisoファイルである。
そのままWindows側に転送して、そのあとで拡張子を「iso」に書き換えればよいのである。
イメージ 7

具体的には、Mac上でWindowsマシンの共有フォルダをマウントしておいて、そこにcdrのままドロップして
Windows側にコピーする
イメージ 15
#墨塗りだらけですみません。
 
※ここで気を付けてほしいのは、Windows上でフォルダを共有しても、初めての共有の場合、
 MacがWindowsマシンを認識するには時間がかかること。
 また、MacのFinderに表示されても接続するには「別名で接続」を押して
 Windowsにログオンしなければならない。
 
コピーできたら、Windows側でそのフォルダを開き、拡張子をisoに変更する。
イメージ 16

2) VMware 4.0.2をインストールしてUnlock
 
ここからは、Windows上での作業となる。
まずは、VMwarePlayer 4.0.2をダウンロードしてインストールする。⇒ 6.0.4を使用した。
イメージ 19
 
特に指定することはなく、普通にインストールすればよい。
 
私がインストールしたのは、以下のバージョン。Windows 7 SP1 64bit上に最新をインストールした。
イメージ 23
 
VMwarePlayerは、バージョンを確認したら、一度終了する。
 
そして、ここからVMware Unlockerをダウンロードしてきて、解凍する。
#下の方にあるVersion 1.0.2をダウンロード。
イメージ 17 ⇒Version 1.3.0:http://cl.ly/1P060b0V2h2X
 
イメージ 18
 
そうしたら管理者モードでコマンドプロンプトを起動して、
解凍したフォルダの中のWindowsの下に入り、Install.cmdを実行する。
⇒ 解凍したフォルダ unlock-all-v130\windows 内の Install.cmdを右クリック「管理者として実行」すればよい。
イメージ 32
結果、いくつか「ファイルが見つかりません」というエラーが出るが、元々ファイルがないので
気にしなくて良い。
#さすがに全部エラーになっていないことは確認が必要。
#vmware-vmx.exeとx64\vmware-vmx.exeの行の下に「見つかりません」が出ていなければ良し。 
 
3) 仮想マシンを作成
 
無事にパッチが当たったら、
次に、VMwarePlayerを起動して、「新規仮想マシンの作成」を押して仮想マシンを作る。
イメージ 8ここで、上記で作った「InstallESD.iso」を指定する。
 
イメージ 25
Unlockerがうまく当たっていると、上記のように「Apple Mac OS X(M)」が選択肢に加わる。
※ここで上記の選択肢がない場合は、Unlockerがうまく当たっていない可能性を疑ってください。

ゲストOSには、はじめから「Mac OS X 10.7 64ビット」を指定する。
イメージ 20
仮想マシンの名前と保存場所を適当に指定する。 
#私は、Dドライブに余裕があるのでD:\に適当な名前のフォルダを作った。
 
イメージ 24
次の画面で仮想ディスクのサイズを指定するが、ディフォルトの40GBでも大丈夫。
#ここでは100GBを確保している。⇒ 今回は 40GBのままとした。
あと、仮想ディスクは単一ファイルにした方がいい。
#1ファイルの大きなファイルが作れないディスクシステムの場合は分割でないとダメらしいけど。
イメージ 21
 このまま「完了」を押してしまうと、仮想マシンが実行されてしまうので一番下のチェックボックス
「この仮想マシンを作成後にパワーオンする」のチェックは外しておいた方がよい。
 
チェックを外して完了を押す。 

VMware Player 6.0.4では、「この仮想マシンを作成後にパワーオンする」は無く、「ハードウェアをカスタマイズ」となっているので設定した後に「閉じる」→「完了」を押す。
 
作成が完了したら、メイン画面にある「仮想マシン設定の編集」を押して、仮想マシンの内容を編集する。
 
イメージ 22
私の場合は、メモリー4GB、プロセッサを4、ディスクを100GB確保している。
最低でもメモリー2GB、プロセッサは1つでもよい。ディスクもディフォルトの40GBでも大丈夫。
 ⇒ メモリー8GB、プロセッサは4つ、ディスクを40GBに設定した。
あと、ネットワークはブリッジにした方がよい。
DHCPサーバーが動いているルーターがいないなら、NATでもかまわないが、
共有などを行いたい場合は、ブリッジを選択すること。
 
それから、ディスプレイで「3Dグラフィックスのアクセラレーション」にチェックを入れておくと、
YouTubeなどの動画をうまく再生させることができるので、有効にしておいた方がよい。
 
イメージ 27
 
あと、どうでもよいが、私は「フロッピー」は使わないので削除した。
 
設定がすんだら「OK」を押して保存する。
 
 そして、ここでまた、一旦VMwarePlayerを終了する。
#おまじないをしないとうまく起動できないから。
4) 作成した仮想マシンにおまじない
※このおまじないは、マシン構成によっては必要ない場合があります。
 
おまじないをするために、エクスプローラで、今作った仮想マシンのフォルダを開く。
イメージ 26
 
「なまえ.vmx」というファイルがあるので、それをメモ帳で開き、最後の行に次の1行追加する。
 
cpuid.1.eax = "0000:0000:0000:0001:0000:0110:1010:0101"
 
イメージ 28
 
追加したら、上書き保存でメモ帳を終了。
 
これがおまじない。
#Intel系のCPUの場合らしい。AMDの場合どうすればよいかはわからないけど。。。
#この行を入れないと、再起動を繰り返してしまうので必ず行うこと。
 
5) 仮想マシン上のディスクを初期化
 
そうしたら、もう一度VMwarePlayerを起動。
 
「仮想マシン設定の編集」で
仮想マシンに割り当てるメモリー量やCPUコア数などを書き換えてから、
「仮想マシンの再生」を押す。
 
すると、
イメージ 9
 
そしてほどなくすると、
イメージ 10
 
Mac OS X Lionのインストール画面が立ち上がるはず。

ところが、問題発生・・・「Mac OS X はバイナリ変換ではサポートされていません。 Mac OS X を実行するには、VMware Player が Intel VT-x または AMD-V をサポートするホストが必要です。」と出た。 一旦 ホストマシンを再起動後
→ BIOS(F3で起動)で、Intel-VT(Intel Virtualization Technology)を「有効」に設定した後に、再チャレンジしたらインストール画面が立ち上がった。
 
とりあえず、日本語を選択して ・・・>を押す。
イメージ 12
そうしたら、ディスクを初期化しなければならないため、「ディスクユーティリティ」を選択して「続ける」を押す。 
 
イメージ 29
ディスクユーティリティが起動したら、左のペイン内のディスク(ここでは107.37GB..と書かれたもの)を  ⇒ここでは42.95GB..と書かれたもの
選択して、右側のペインの中の「消去」というタブを選択する。
すると上図のようになるので、名称を適当に付けて(一般的なMacintosh HD)、右下の「消去」ボタンを押す。
 
イメージ 30
上記のようなダイアログが下りてくるので、気にせず「消去」を押す。
 
イメージ 31
こうなれば成功。
 
成功したらメニュー「ディスクユーティリティ→ディスクユーティリティを終了」を選択する。
 
6) Mac OS X Lionをインストール
 
最初の「Mac OS X ユーティリティ」画面に戻るので、今度は「Mac OS Xを 再インストール」を選択。
 
ここからは、普通にインストールすればよい。
イメージ 2
 
といっても、30分ぐらい待たされることになるので、気長に行う。
#途中、Apple IDを求められるが、何もいれずにすっ飛ばすことができる。
#ユーザー名(アカウント)だけは省けないがパスワードを含めてほとんどの項目は入力を省けるので、
#個人情報はほとんど入れなくてもインストールを完了させることができる。
 
イメージ 1
 
最終的に、このような画面になれば、処理完了だ。
 
おつかれさまでした。

⇒ 追加
1) VMware Toolsのインストール
下層マシン設定の「CD/DVD(IDE)」の項目から ISOイメージファイル(unlock-all-v130->tools->darwin.iso)を指定して起動後、「VMware Toolsのインストール.app」を実行。


2) 仮想マシンを完全にシャットダウンし、vmxファイルをテキストエディタで開き以下を追記。
keyboard.vusb.enable = "TRUE"
keyboard.vusb.idVendor = "0x0000"
keyboard.vusb.idProduct = "0x0000"
仮想マシンを再生すると「キーボード設定アシスタント」が表示されるので、ガイダンスに従って設定することでキー配列が正しくなります。



3) App StoreからOS X Yosemiteをダウンロードしてアップインストール。
そして、仮想マシン名:Mac1010、ゲストOSバージョン:Mac OS X 10.9へ変更した。

=成績=

ゲストOS:Lion 10.7.5とYosemite 10.10.1に各種ソフトをインストールして検討したところ、以下の如く惨憺たる成績だった。
A)
ブラウザのプラグイン(ライブラリー>Internet Plug-Ins内)
1)RealPlayer(Sp12, Cloud1.1.0):プラグインの導入不可 ┓(´_`)┏
 
2)DivX Web Player(3.2.4):プラグイン導入されるも作動しない ┓(´_`)┏
3)Flash Player(16.0.0):問題なし。
4)QuickTime X(10.1, 10.4):ナッ何んと!プラグインが作動しない ┓(´_`)┏
 
5)Flip4Mac WMV(3.0.0):プラグインの利用可能。
*Flip4Mac 3.3.3は、Yosemiteにインストールするには Licenceが必要。
 
7)Silverlight(5.1):問題なし。
B)
プレイヤー

1)Realplayer Cloud(1.1.4):MOV/MP4, TSのみ再生可能。 ナッ何んと!RMは再生出来ない。WMV, MPEG, M2TS, AVI, OGM, MKV, WebM, FLVは、映像を描画出来ない ┓(´_`)┏

2)VLC Media Player(2.1.5):映像を描画出来ない ┓(´_`)┏
 
3)DivX Player(10.2.4):起動すら出来ない ┓(´_`)┏
 
4)Blu-ray Player(2.11.1):映像の描画不可 ┓(´_`)┏
 
5)QuickTime 7(7.6.6)+Perian 1.2.3+Flip4Mac:実機同様 MKV, FLV, WebM, WMVの直接再生が可能となる。
 
6)QuickTime X+Perian 1.2.3+Flip4Mac:実機と同様、MKV, FLV, WebM, WMVが H.264_AAC圧縮MOVへ変換された後に再生可能。
 
7)Flip4 Player(3.0.0):問題なくQuickTime 7と同様に再生可能。
即ち、ブラウザやメディアプレイヤーの対応状況を上手くシミュレート出来ない事が多かった・・・QuickTime Xのプラグインすら作動しないとは論外だ。
   
=備考A=
VMWareのゲストイメージ圧縮方法 こちらを参照。
・ゲストがMacの場合
sudo /Library/Application\ Support/VMware\ Tools/vmware-tools-cli disk list
sudo /Library/Application\ Support/VMware\ Tools/vmware-tools-cli disk shrink /
ターミナルを使って上記をコピッペして実行。Password記入後 [Enter]すれば進行する。
 完了すると、
 ・・・
 <成績>.vmdkファイルは、35.9GB→ 12.1GBへ激減した。
 
=備考B=
App Storeより取得したYosemiteからインストールイメージを作成してみたが・・・
Yosemiteを導入した後に、ゲストOS上で試験的にインストールイメージを作成してみた。
App Storeからダウンロードした「OS X Yosemiteインストール.app」を右クリックして 「パッケージの内容を表示」で展開。
そして、新たに「新規仮想マシンの作成」を設定後「仮想マシンの再生」を試みたが
・・・何故か?CDROMドライブから起動出来ない ?(゜_。)?
 
 
残念ながら、失敗 ┓(´_`)┏ ・・・何故マトモに読み込み出来ないのだろう。
 
 
 
追記: Sierra(MacOSX10.12 )へアップグレード
 (1)Mac App Storeから macOS 10.12 Sierraへアップグレード
 (2) VMware Toolsをインストール
 
Windows側で unlocker207.zipを ここから ダウンロードして解凍
ゲストOSを起動した状態で、Player>管理>仮想マシン設定>CD/DVD(IDE)の項目の接続から unlocker207->tools->darwin.isoファイルをブラウス/指定してインストール
⇒ ディスプレイのサイズがドラッグで変更出来るようになる。
 
 (3) MacOS 10.12へアップしたら、.vmdkファイルが 22.0GB→ 32.2GBへ著増
 
管理者アカウントで上記コマンドを実行すると、途中 Password[鍵]となってしまい入力出来ず進めない。
rootユーザ(ルートユーザを有効にする方法は こちらを参照) なら Password不要で実行されるが・・・システムファイルのメモリー不足となって中断。エラーとなってしまう。そこで、
⇒ VMware Player「仮想マシン設定の編集」にて、ハードディスク>ユーティリティで「圧縮」を実行したら 32.2GB→ 14.5GBへ激減した。
   
  追記(2017.09.29)
 (4) 自前及び動画共有サイト配信の 360度動画への各ブラウザの対応
 
 
印:360度ビュー可能、X印:360度ビュー不可、,印:ビューに問題あり
 
デバイス
ブラウザ
I. 自前配信
II. 動画共有サイト
III.
Google
VR
View
Pano-
tour
Pro2.5
You-
Tube
Face-
book
Daily-
motion
Vimeo
ハコスコ
ストア
Pano-
Plaza
Movie
Google
フォト
VM-
ware
Player
Safari10.1
a,b)
X
X
X
X
X
Firefox53
c)
c)
X
Opera45
X d)
X d)
X
X d)
X d)
X d)
X d)
X d)
X
Chrome58
X d)
X d)
X
Xd)
X d)
X d)
Xd)
Xd)
X
実機
Mac
mini7
Safari11.0
X
X
X
X
Firefox53
X e)
Opera47
f)
Chrome61
 
 
a:ガク々ツアー/ガク々再生
b:自動ループ再生不可
c:「タップするたびに再生/ 一時停止」操作に反応しない
d:360度ビュー可能?描画に不具合あり
e:再生すら出来ない
f :自動ツアーの際、動画によっては再生出来ない場合がある。
  実機Macmimi7:Mac mini Late 2014
 
各サイトおけるブラウザの対応状況
  (I-1) Google VR Viewで自前サイトから配信
 
VMware Playerのゲストで試験
・Safari10.1は、360度全方位でビュー可能。
Firefox53は、360度ビュー可能だが、「タップするたびに再生/ 一時停止」操作に反応しない
Opera45, Chrome58は、360度ビュー可能だが、描画に不具合あり
<参考>実機Mac mini Late 2014 で実証
・Safari11.0, Firefox55, Opera47, Chrome61は、360度ビュー可能。
  (I-2) Panotour Pro 2.5で自前サイトから配信
 
VMware Playerのゲスト
・Safari10.1は、360度ビュー可能だが、ガク々再生(やはり、自動ループ再生不可)。
・Firefox53は、問題なく360度ビュー可能。
Opera45, Chrome58は、360度ビュー可能だが、やはり描画に不具合あり
<参考>実機Mac mini Late 2014
・Safari11.0, Firefox55, Chrome61は、問題なく360度ビュー可能。
・Opera47は自動ツアー際、動画によっては再生が出来なくなって(動画再生がパスされて)しまう場合がある。
  (II-1) 動画共有サービスYouTubeから配信
 
VMware Playerのゲスト
Safari10.1, Opera45, Chrome58は、いずれも 360度ビュー出来ない
・Firefox53は、360度ビュー可能。
<参考>実機Mac mini Late 2014
Safari11.0は、 360度ビュー出来ない
・Firefox55, Opera47, Chrome61は、360度ビュー可能。
  (II-2) 動画共有サービスFacebookから配信
 
VMware Playerのゲスト
Safari10.1, Firefox53は、再生不可で360度ビュー出来ない
・Opera45, Chrome58は、360度ビュー可能?・・・描画に不具合。
<参考>実機Mac mini Late 2014
・Safari11.0, Opera47, Chrome61は、360度ビュー可能。
Firefox55は、再生不可で360度ビュー出来ない
  (II-3) 動画共有サービスDailymotionから配信
 
VMware Playerのゲスト
Safari10.1は、再生不可で360度ビュー出来ない
・Firefox53は、360度ビュー可能。
・Opera45, Chrome58は、360度ビュー可能?・・・描画に不具合。
<参考>実機Mac mini Late 2014
Safari11.0は、360度ビュー出来ない
・Firefox55, Opera47, Chrome61は、360度ビュー可能。
  (II-4) 動画共有サービスVimeoから配信
 
VMware Playerのゲスト
Safari10.1は、360度ビュー出来ない
・Firefox53は、360度ビュー可能。
・Opera45, Chrome58は、360度ビュー可能?・・・描画に不具合。
<参考>実機Mac mini Late 2014
Safari11.0は、360度ビュー出来ない
・Firefox55, Opera47, Chrome61は、360度ビュー可能。
  (II-5) 動画共有サービスハコスコストアから配信
 
VMware Playerのゲスト
・Safari10.1, Firefox53は、360度ビュー可能。
・Opera45, Chrome58は、360度ビュー可能?・・・描画に不具合。
<参考>実機Mac mini Late 2014
・Safari11.0, Firefox55, Opera47, Chrome61は、360度ビュー可能。
  (II-6) 動画共有サービスPanoPlaza Movieから配信
 
VMware Playerのゲスト
・Safari10.1, Firefox53は、360度ビュー可能。
・Opera45, Chrome58は、360度ビュー可能?・・・描画に不具合。
<参考>実機Mac mini Late 2014
・Safari11.0, Firefox55, Opera47, Chrome61は、360度ビュー可能。
  (III) オンラインストレージGoogleフォトから配信
 
VMware Playerのゲスト
・Firefox53のみ360度ビュー可能。
<参考>実機Mac mini Late 2014
・Safari以外は、360度ビューも含めスライドショーによる視聴が可能。
 
=結果=
 
 
VMware Playerゲストの場合と実機Mac miniの場合とを比較したところ、
Safari, Firefoxは Facebook配信以外は両者の傾向は大体同じだった。即ち、
・Safari: 問題のあったPanotour ProとFacebook配信は、実機では問題なく360度全方位でビュー可能だった。しかし、YouTube, Dailymotion, Vime, Googleフォトは、360度ビュー出来ないままだった。
・Firefox: 問題のあった Google VR View配信は、実機では問題なく360度ビュー可能だったが、Facebook配信は 360度ビュー出来ないままだった。
一方、
・Opera, Chromeは、いずれのサイトでも 360度ビュー出来ないか、映像を描画出来ないが、実機では全て 360度ビュー可能だった。
残念ながらブラウザの対応状況を上手くシミュレート出来ていない ┓(´_`)┏