1.日本語化および本体は、ここから入手(但し、頻繁にバージョンアップされている)。
インストール:本体を解凍し、その中のx264vfw.inf を右クリックしてインストールする。
x264vfw.dll が、C:\WINDOWS\system32に入る。
その後 x264.exeを実行して日本語化する。
<参考>
Q:H.264を試してみたいのですがAviUtlで使うにはどれを使えばよいのでしょうか?
A:基本的にどれを使っても変わらないです。(CLI以外)
例えばCPUがPentium4な場合、Pentium4用を使うとエンコードが少し早くなる程度です。
Pentium2用というのはPentium2以上のCPUであれば全て使えます。(Pentium2,3,4,AthlonXP,64)
doom9の物だと、インストーラーがついているので簡単かと思われます。
Q:ic版とういのはどんな物なのでしょうか??違いとかあれば教えていただきたいです。
A:わたしも詳しくは解らないのですが、icl版というのはインテルの C++ コンパイラー で
作成した物で出来た物がインテル?のCPU向けに最適化されます。
といってもあまり変わらないです。もちろん普通のとicl版の機能は同じです。
おまけ程度に考えると良いと思います。
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2.設定:
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シングルパス-ビットレート:
1パスVBR
シングルパス-品質ベース:
DivXのQB(品質)と同じ。
数値が大きい程高圧縮。
20±5 が基準。
マルチパス:
1パス目、
2パス目以降で1パス目の
結果を元にビットレート
を最適化して配分。
2パス目以降ログファイル
の更新のチェックで2パス
目の情報を元にさらに最
適化した3パス目のエン
コードも可能。
CPUスレッド数:複数のCPU
があれば分散処理可能。
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<高度な設定>(注意:このダイアログ、実際は横長です)
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<H.264設定 (H.264 Features)>
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CABAC: Context-based Adaptive
Binary Arithmetic Coding 文脈適応型バイナリ算術符号
化の略。無効にするとCAVLC(文脈適応型可変長符号化)が使われるが、圧縮性能は悪
くなる。
デブロッキングフィルタ:エンコード結果をただちにフィードバックしてブロックロイズの発生を抑
える処理をする。
+方向にするほど画像がノッペリし、ー方向に入れると細部を潰さないように圧縮。
通常は0 で良い。
最大参照フレーム:複数参照したほうが圧縮効率は上がる(容量対画質が良くなる)が、処理
時間は長くなる。増やし過ぎるとかえって画質低下及び容量増になってしまう。
1〜3迄。通常は 1。
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<追加エンコード設定 (More Encoder Settings)>
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IDRは、Instantaneous Decoder Refreshの略。
そのフレームより前のフレームは以降から
参照されない。
キーフレームの最大間隔:デフォルトの250。
キーフレームの最小間隔:ビットレートを十分に使って画質を良くする目的なら 1〜5に
設定。
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Bフレームの最大連続数:規定値は2。
リファレンスとして維持:Bフレームが他のBフレームを参照出来るようにする設定。
上2項目を有効にした場合はAVI形式では無理があり、MP4コンテナが必要。
適応:Bフレームの挿入法を状況に応じて適宜変化させる設定。
偏り:Bフレームの出現頻度を調節する。Bフレームを増やすとI/Pフレームは減少する。
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<ビットレートの配分設定 (Ratecontrol)>
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キーフレーム品質上昇率:キーフレームのビット割り当てを増やす割合。
Bフレーム品質減少率:Bフレームのビットを減らす割合。
ビットレート変動率:最大/最小ビットレートの振幅。
1/4画素精度補正(Quantizer品質ベース)の最小/最大:
通常はデフォルトの設定で問題ないが・・・触りだしたらきりがない!
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検索精度とビットレートの配分を設定:
十分なビットレートを配分して高画質を狙うなら全部チェック。
(Weighted biprediction):フェードするシーンなどで効果を発揮するアルゴリズム。
彩度動き予測(Chroma ME):動きの検出(ME:Motion estimation)に輝度だけではなく、色情
報も使い精度を上げる。
ブロック分割の品質(Partition decision quality):MEの精度。規定値は5(High Quality)。最高
品質6のRDO(Rate Distortion Optimization)は、XviDでいうVHQのこと。
動き予測タイプ(ME Method):MEのアルゴリズム。規定値はHexagonal Search。
Exhaustive Searchはあらゆる可能性を検索する。中間はUneven multi-hexagon。
動き予測強度(ME Range):
適応予測タイプ(Direct mode):Bフレームのモード。規定値はTemporalで、時間的に近くにあ
るフレームとの差分によって動きを記述する。Spacialモードは、フレーム内で空間的に近く
のブロックとの関係で動きを記述する方法。
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