ストリーミング再生可能なオンラインストレージこちらのまとめを参照)
「Dropboxに保存動画を公開してブラウザで視聴」へ
「ホームビデオをSkyDriveで公開」へ
「AndroidでGoogleドライブの動画を視聴」へ
「Googleドライブ内の動画を一般公開」へ
「AndroidでPogoplug Cloudの動画を視聴」へ
「ハイカムでAndroid撮影動画を簡単編集して公開」へ

ハイカムでAndroid撮影動画を簡単編集して公開

ハイカムでAndroid撮影動画を簡単編集して公開

 
スマフォは横画面表示専用ページ
 
 
=エフェクトやBGM付きムービーを簡単に自動編集出来るアプリ=
(2012.10.17作成)
ハイカム(動画自動編集アプリ)は、撮影した複数の写真や映像を使って、簡単操作でエフェクトやBGMをつけたダイジェストムービーを作成出来るHighlightCam社提供のAndroid用アプリ(本家を参照、iPhone版は開発中)。ハイカムサーバにアップロードし、サーバ側で動画編集処理を行う事により、端末側に大きな負担をかけないで動画編集を実現している。”ハイライト編集”では単に繋ぎ合わせるだけではなく、素材の動きや人物の表情などから見どころを判断し演出に合わせてくれると云う。
作成したムービーは端末へ保存したり、メールで送ったり、FacebookやYoutube、Twitter、ニコニコ動画、mixiへシェアする事が可能。
プレミアムプラン(月額350円、年間で2500円)を利用することで、30秒までの制限が最大10分になる他、HD動画の編集機能などが使えるようになるが、今回は無料版を試用してみた。
 
=検証したAndroid:AQUOS SH-01D, Android OS 4.0.4環境=
 
通信環境:イー・モバイルPocket WiFi(GP02)
 
 
実測上り転送速度: 4Mbps前後、実測下り転送速度: 7Mbps前後
 
AQUOS PHONE SH-01Dのスペック
 
 
プロセッサ:OMAP4430(1GHz), Dual Core、OS::Android 4.0.4
ディスプレイサイズ:4.5型、解像度:720×1,280(16,777,216色)
メモリ:ROM 4GB、RAM 1GB
カメラ機能:静止画 4,000×3,000(1,210万画素)、動画 1,920×1,080

残念ながら、ドコモのプレミアムキャンペーン及びクラウド写真管理サービス「フォトコレクション」( 5GB迄無料)対象外機種
Androidにハイカムアプリをインストール
 
ハイカム(HighCam、自動動画編集アプリ)を こちらから入手。今回はバージョン1.1.21JPをインストールし、ログイン・アカウントを作成した。
ハイカムの操作手順:概要は こちらのムービーを参照。
 
起動画面のメニュー
(1)作成:“ハイカムとは?”と“使い方”2種類のビデオが閲覧可能。(2)ライブラリ:作成した動画やアップロードした素材を管理。(3)フィード:ログイン不要で共有された動画の視聴が可能。(4)設定:各種設定を行う(以下の手順*印)。
動画編集の手順
 
1)起動画面とメニュー:「作成」タブで [ムービー編集を開始] をタップ
2)「素材を選ぶ」画面で、編集する素材を複数選択して[素材の編集]をタップ。
 
  3)テキストを挿入する場合は、「素材の編集」画面で[スライドを追加]をタップしてテキストを挿入するか、「動画を編集」画面で[テキストを追加]する。
 
 
4)「演出を選ぶ」画面で、テンプレート11種類から選択。用意されたプレビューで確認可能。今回は[クール]で実行。
5)「BGMを選ぶ」画面で、既存のミュージックを選択。自作のミュージックは利用出来ない。今回は無しで、[次へ]。
 
 
6)「基本設定」画面:タイトル名はここで付けないと、作成開始後は変更出来ないので注意。無料では、ハイライト編集(30秒)以外に選択の余地なし。
7)「詳細設定」画面:無料では低解像度以外に選択の余地なし。音声ボリュームの設定と縦/横画面の選択が可能。
 
 
*-a)メニューより[設定]を開いて、各種設定を確認。
*-b)[ファイル管理]:ハイカムクラウドストレージには無料で 2.0GB用意されている。編集済み素材[clip]も使用中容量となるので、変換後は削除。
 
 
*-c)[プラン設定]:ベーシック(無料)の制限を除くには、プレミアムが必要。
*-d)制限外項目ではプレミアムプランへのアップグレードが必要と警告される。
 
 
8-1)右上の[作成]ボタンで変換開始。
8-2)ライブラリで進捗状況が表示される。今回の素材では 30秒そこそこの変換に 45分位も掛かった。
 
 
9)完了したムービーの再生が終了すると、メッセージが表示される。[はい]をタップすると、ハイカムクラウドに登録される。
 
 
10)ハイカムクラウドにあるムービーを端末に保存するには 、「ムービーの詳細」画面で[端末へ]ボタンをタップすれば、sdcard/Moviesフォルダにダウンロードされる。
11)オンラインで公開するには [ムービーのシェア]で Eメールして送信すると、以下のメモが配信されるので、
 
新しいムービーを作りました!"ハイカム ムービー" こちらをクリック: http://hlc.am/SYXGlq このムービーは「ハイカム」で作られました。「ハイカム」は、スマートフォンで撮った動画を簡単な操作で素敵なムービーに自動編集してくれるサービスです。詳しくはコチラ http://www.highcam.jp/
アドレスを自前のサイトにリンク設定すれば、ブラウザで再生可能となる。
ハイカムクラウドからの配信は、デバイスがFlashに対応しているかどうかを自動判定して、Flash非対応のデバイスやFlash未インストールPCならば HTML5が利用されるか、MP4再生可能なプレイヤーで再生する仕組みになっている。
<成績>
 
1) ハイカムは、スマートフォンで撮影した動画を簡単にハイライト編集して公開可能だ。しかし、無料版では 画質を低しか選べずムービーのトータル時間も30秒の選択肢のみ。演出エフェクトも18種類中11種類のみ利用可能で、最後に大々的な宣伝が入るのは頂けない。なお、自前のBGMを利用出来ないのはプレミアムプランでも同じ。
 
2) 仕上がり30秒強のムービーの作成に、テキストなしのクール演出では 45分、テキストを挿入した演出無しでは 1時間41分と時間が掛かり過ぎる(プレミアムプランでは、”優先的にムービーを生成”とあるが恩恵のほどは不明)。
 
3) クールで編集したムービー情報をMX 動画プレーヤーのツールで解析したところ、
 
 
変換前の撮影素材のプロパティ
:1280x720のH.264_AAC.3gp
変換後ムービーのプロパティ
:568x316のH.264_AAC.mp4
 
 
即ち、変換後の映像は解像度 568x316, 転送レート 710Kbpsの MP4(MPEG-4 AVC/H.264)動画となり、PCで鑑賞するには画質が悪い(MeiaInfoで解析)。
 
 
4) 編集したサンプル動画を公開して各種ブラウザで検証 (サーバしばしば接続不可)
 
 
ハイライト編集した
MP4(H.264_AAC)
を提示 
約700Kbps,
ダウンロード可能
演出:無し
テキスト挿入
演出:クール
  Flash対応のブラウザは、Flashビデオとしてストリーミング受信可能。
Flash Player未インストール環境のPCでは、IExplorer9とSafari(5.1)は HTML5ビデオとして受信出来るが、Firefox(15.0)とOpera(12.0)は 「開く」からMP4再生可能なプレイヤーを選択・起動して再生する事になる(下図はOperaの場合)。
 
 
  一方、スマートフォンでは、Flashに未対応の Chrome(18.0)及び iPhone(iOS 5.1)のSafariは、HTML5ビデオとして受信出来る。

<備考>ハイカムの「素材共有サーバー」について
 
ハイカムクラウドを無料オンラインストレージとして動画配信用途に利用出来ないか?
 
 
(1)Androidで撮影した未編集の3GP動画(1920x1080のH.264 AAC、下図)をハイカムサーバーにアップロード 。
(2)ムービーのシェア先で「素材共有サーバー」にチェック。
 
 
*未編集素材3GP動画のプロパティ
 
(3)Windows7のIExplorer 9で視聴して
 
未編集のAndroid撮影
3GP(H.264_AAC)動画を提示
13.1Mbps, ダウンロード可能
ここから入場
(サーバしばしば接続不可)
 
インターネット一時フォルダに保存されたファイルをMediaInfoで解析
 
 
即ち、Flash対応ブラウザでは H.264_AACの3GP動画が H.263_MP3のFLVに変換されて配信される([Download]で取得されるのはオリジナル素材の3GP動画)。
なお、Android 4.0の標準ブラウザ、Firefox(15.0)とOpera Mobile(12.0)も Flashで再生可能だが、巨大ファイルの為ガクガク再生となってしまう。
(4)
Flash未インストール環境のPCでは、IExplorer9, Firefox(15.0)とOpera(12.0)は 「開く」から FLV再生可能なプレイヤーを選択・起動して再生する事になる。一方 Safari(5.1)は、オリジナルの3GPをHTML5ビデオとしてQuickTime Plug-inで再生するようだ。
なお、Flash未対応のAndroid版Chrome(18.0)やiPhone(iOS5.1) Safariでもガクガクだが視聴可能で、オリジナルの3GPをHTML5ビデオとして再生するようだ。