Windows DVD メーカーの試用
Windows Vista RC1付属のDVD メーカーでGyaoの番組WMVファイルをDVD化
(2006.11.18作成, 06.11.24更新)
Windows DVD メーカーは、OS付属のDVD作成ソフト。
 Windows XP Media Center Edition 2005で初お目見えし、Vistaバージョンで進化して、WMV9

 ファイルも含めたビデオファイル(AVI/MPEG1/WMV)から、モーションメニュー付きDVDビデオを
 簡単な操作で実行可能なツールだ。
そこで今回は、Windows Vista RC1付属のDVD メーカーを利用して、素材としてGyaOから別記
 
た手順(「GetASFStreamで GyaO番組を保存」 と「Windows MediaのDRMをDecryptItで解除
 を参照)で取得しDRM解除した映画番組WMVファイルを用いて、DVD化する方法を検証してみた。
 マシン環境は、Intel D945GNT、PentiumD830 3.0GHz、DDR2-533 512MBx2、GeForce 6600GT
  (VRAM 128MB) で、DVDドライブにLG電子Super Multi Drive(GSA-4163B)を使用した。

 操作手順
1)DVD メーカーを起動したら、「項目の追加」をクリックして、素材(今回はASFファイル)を読み込む。
2)「オプション...」を起動して、DVDの設定をする。DVD再生設定/DVDの縦横比は適宜選択し、
  ビデオ形式はNTSCとする。
  又、「一時ファイルの場所」を適当に指定しておく。
3)設定したら、「OK」ボタンをクリックしてメイン画面に戻り、「次へ」ボタンをクリックすると、
  「ディスクへの書き込み準備」画面が表示される。
   メインメニューはランダムな3〜5シーンが自動で作成され、シーン選択(キャプチャー)メニュ
   ーは10分毎に自動で作成される(但し、任意に設定する事は出来ない)。
  →「メニューのスタイル」20種類の中から、 メインメニューの様式を選択する(今回はシヤッ
    ターを選択)。 
4)「メニューテキスト」では、フォント/タイトル名/再生ボタン名/シーンボタン名の変更が可能だ
  が、ボタンを文字以外に変更することは出来ない。
5)「メニューのカスタマイズ」では、メイン(再生)メニューとシーンメニューのビデオ及びメニュー
  オーディオを外部から取り込んで、メニュースタイルをカスタマイズする事が可能。
  シーンボタンは14種類から選択出来る。    ・・・今回は初期設定のまま変更せず。
*「スライドショー」では、bmp, gif, jpg, png, tif等の画像ファイル形式に対応している。
  BGMの挿入や画像表示時間の長さ、切り替え効果を変更することが可能。
  今回は、スライドショーではないので、初期設定のまま(画像の長さ:7秒、切り替え効果
    :クロスフェード)とする。
6)「プレビュー」をクリックすると、メニューが比較的速攻で作成されて、試し視聴が出来る。
  今回のメインメニューは、背景が4個のモーションシーンが3〜4秒毎に切り替わり、
   再生ボタンとシーン(チャプタメニュー画面へ移動)ボタンから構成される。
  →シーンボタンをクリックすると、キャプタを選択するメニュー画面がモーションボタンで
    表示される。
 「OK」ボタンをクリックして 「ディスクへの書き込み準備」画面に戻り、
7)「書き込み」ボタンをクリックすると、変換と書き込みが開始される。
  変換処理中 進捗バーは表示されるが、映像は表示されない。

 結果 :
1)編集は選択するだけで簡単に変換操作可能で、無料のツールにはないモーションメニ
  ュー付きDVDが作成出来る。
 但し、チャプターの挿入箇所や画像圧縮率を任意に設定出来ない。
2)書き込み開始後、DVD作成に必要な時間: 1時間39分のWMVを2時間28分と短時間に
  完了した。
 残念ながら、DVDフォルダやISOファイルがハードディスクに保存されない。
3)映像の解像度 720x480ピクセル、ビットレートは5,586Kbps、フレームレートは29.97fps
  で変更出来ない。
  音声はDolby Digital AC-3圧縮で、サンプルレート48KHz、ビットレート256Kbpsだ。
4)読み込み可能な素材は、適切なコーデック類がインストールされている環境なら、
  AVI(BI-RGB, MsMPEG4v2, WMV, DivX, XviD, VP6), MPEG1やWMVの他にも、
  OGM(DivX, XviD, VP6), MKV(WMV, DivX, XviD, VP6, RV)やDIVXが可能だった。
  しかし、変換可能かを試す事が下記の理由で出来なかった。  
 一方、
  AVI(3ivx, H.264, Huffyuv), MPEG2, VOB, MOV, MP4, RVやNSVは、読み込みすら出来
  なかった。

その後の結末追記(06.11.24)
  何んと!”記憶域不足”と警告されて、
  DVDの作成が出来なくなってしまった。

 
a)USBメモリーによるReady Boostの
   増設とDVDドライブのファームウェア
   のアップデート及び別の外付けDVD
   ドライブで試してみたが、不成功。
  b)再度Vista OSのクリーンインストールを実行したが、最早使用出来るようにならなかった。
  c)Windows Media PlayerでDVDビデオの再生が出来る事が必須とあるので、
   各種MPEG2関連コーデックやDVD Pluginを試す過程で、WinDVD8試用版をインストール
   したら、DivX_MP3.aviの読みみが出来ない等の新たな不具合が発生してしまった。
  当面は Windows Media Player 11で、DVDビデオの再生が出来る環境を構築する事が
   課題なのだが・・・
   GraphEdit上では不都合なく、DirectShow依存のRealPlayerやSimple Media Playerで
   再生可能(無論、Windows Media Centerでも再生可能)な環境なのに、
   何故か?WMPでは、”コンピューターのメモリが不足しています”と警告され再生出来
   ない。
   WMPが、DVDビデオに限り DirectShow Filterを上手く利用出来ない環境の様だ!
   メインメモリー 1.0GB、VRAM 128MBでは不足なのか
   メインメモリーの増設ないしはハイエンドのグラフィックボードへ変更が必要  ^-^;
追記(07.02.05)
  DDR2-667, 1Gx2に増加しても、WMPのDVD再生は不可、WindowsDVDメーカーでのDVD
  化不可だった!
  正規版のWindows Vista Ultimateでは、何ら問題は起こらなかった。


| Kenのムービー計画へ >動画狂コーナーへ >DVDオーサリングツールへ |