Total Media ExtremeでBDAV作成、AVCHD編集

Total Media ExtremeでBDAV作成、AVCHD編集
(2008.04.12作成)

Total Media Extreme

Blu-ray/DVDのライティング統合ソフトTotal Media Extremeを用いて、フルハイビジョン
動画を BDAV化する方法と AVCHDメディアの編集方法をメモした。
<参考>BDAVはDVD規格のDVD-VRに相当し、BDMVはDVD規格のDVD-Videoに相当
 する。AVCHDは、DVDディスクにハイビジョン映像を記録する為にH.264圧縮を用いている。
マシン環境は、Intel Core 2 Quad Q6600 2.40GHz、DDR2 PC2 6400 2GBx2、GeForce
 8600GT(VRAM 512MB)で、
 光学ドライブは、I-O DATAのBD&HD DVDコンポドライブBRD-SH6B(LG電子のGGW-H20N)
 を使用した。
 OSは、Windows Vista Home Premium SP1環境で検証した。

 使用したソフト
Total Media Extreme(体験版)Ver1.0.1.23 を試用。
 素材
II.BDAV作成は、手持ちの各種フルハイビジョンサイズ(1,920x1,080)の動画ファイル
  H264_AAC.mp4(Xacti由来)、H264_AAC.mp4(QT作成)、H264_AAC.mov(QT作成)、
  MPEG2_MP2.mpg(DVD MovieWriter作成)、DivX_MP3.avi(TMPGEnc3.0XPress作成)、
   WMV9MWA9.wmv(TMPGEnc3.0XPress作成)、
  MPEG2_AC3.m2ts(DVD MovieWriter作成のBDMV)、H264_AC3.m2ts(DVD Movie
    Writer作成のAVCHD)、H264_AC3.mpg(AVCHDをVLCでPS化)、
  H264_AC3.m2ts(BD Videoリッピング由来)
  なお、拡張子が.m2tsのファイルは認識されないので、.tsにリネームしておく。
III.AVCHDの編集は、DVD MovieWriter作成のAVCHDディスク(DVD-RW)
  本ソフトは、個別の動画ファイルを読み込んで新規にAVCHDを作成する機能はない!

 設定
II.BDAV作成
ソフトを起動して、「Studio AV-ブルーレイBDAVディスクを作成」ボタンをクリック。
ArcSoft TotalMedia Studio AVが起動する。
 1.ブルーレイディスクを挿入。
 2今回は.「新規BDAVの作成」ボタンをクリック して、新規にBDAVを作成する。
  *既存のコンテンツを編集する場合は、「BDAVの編集」をクリック。
  
すると、「ディスク上のすべてのコンテンツを
   消去します。続行しますか?」と許可を求め
   られるので、「はい」をクリック。
 プレイリスト画面が表示されるので、
  「インポート」ボタンをクリック。
 プレイリストのインポート画面が表示される。
  「ビデオの追加」ボタンをクリックして、HDD
    に保存してある動画ファイルを読み込む。
  下段のインポートを「各クリップをそれぞれ
    別のプレイリストにする」を選択しておく。
  読み込みが終了したら、
  「書き込み」ボタンをクリ
  ック。
  すると、直ちに書き込み
  が開始される。
 書き込みが終了すると、プレイリスト画面にディスクに書き込まれたファイルの一覧が
 表示される。
  ここで、各ファイルのカット編集やチャプタの追加・マネージャが行える。
  編集すると、直ちにディスク内のファイルの書き換えが行われる。
  「」ボタンをクリックすると、編集の保存結果がディスクに反映され
     て、終了する。

III.AVCHDの編集
本ソフトは、個別の動画ファイルを読み込んで新規にAVCHDを作成する機能はないので、
 今回はDVD MovieWriterでDVD-RWに作成したAVCHDメディアを素材とする。
ソフトを起動して、「AVCHDディスクの作成」ボタンをクリック。
 ArcSoft TotalMedia
 AVCHD
が起動する。
  3部門から構成されて
  いるが、
  「メディアを編集」ボタ
  ンをクリックする。
   ここからでもAVCHD
   メディアのインポート
   は可能。
  AVCHDライブラリ画面が
   表示されるので、
   「管理」ボタンをクリック。

  AVCHDライブラリ管理
   面が表示されるので、
   「インポート」ボタンをクリッ
   ク。
   メディアのインポート画面が表示される。
    「対象フォルダを選択してください」欄 に、保存先を指定する。
    「インポート」ボタンを
    クリックするとコピー
    が開始される。
    AVCHDライブラリ管理
    画面の「追加」ボタンか
    ら、先にHDDにコピーし
    たAVCHDメディアを含
    むフォルダを選択して
    登録する。
    *フォルダ全体が消失
     してしまう場合がある
     ので二ヶ所に保存。
  AVCHDライブラリ画面のプルダウンより登録しておいたAVCHDメディアフォルダを
   選択する。
   「AVCHDを作成」ボタンをクリックして、リストされている動画を適切に最下段に配列する。
    ・・・カット編集などは出来ない! 配列を決定する事が可能なだけだ。
   「書き込み」ボタンをクリックするとデザインメニュー画面が表示される。
     「テーマ」タブで背景画像を選択し、「レイアウト」でフレームやボタンを選択して簡単な
     メニューを作成する・・・モーションメニューは作成出来ない。
   「OK」ボタンをクリ
   ックすると、
   書き込み画面が
   表示される。
  「開始」ボタンクリックすると、
    「ディスクのブランク化」→「ディスクの初期化」→「コピー」→「ファイルシステムの更新と
    ディスクのファイナライズ」と進み→「書き込み終了」で完了する。

 結果
II.BDAVで作成した結果
 BDMVの作成の場合と同様に、
  
H.264_AAC.mp4ファイルの場合には、無声となって出力されてしまう! 
  m2tsファイルを使用する場合は、拡張子を".ts"にリネームすれば利用可能。
 BDMVの作成の場合とは異なり、
  Blu-rayビデオからリッピングした複数言語のm2tsファイルも利用可能だった。
   なお、言語トラックの選択が出来ない為、多重音声となってしまう。
BDAVの
ファイル
構成
BDAVで出力したm2tsファイルの解析:映像:MPEG2音声はMP2だ!コンテナ:M2TS

作成したBDAVのWinDVD8での再生
  プレイリストを表示出来ず、プレイヤー付属
  のタイトル選択でジャンプするしかない。

III.AVCHDを編集した結果
AVCHDのファイル構成:BDMVと同様の構成となるが・・・何かが不足している?
  <参考>
   
DVD MovieWriterでDVD-RWに作成したAVCHD
    の場合は、上のフォルダ以外にも
    AUXDATA, BDJO, JAR, METAフォルダが存在す
    るのだが、筆者にはその機能・役割が解らない。
       
AVCHD編集して出力したm2tsファイルの解析
  映像圧縮:AVC/H.264、音声圧縮:AC3、解像度:
  1440x1080 とDVD MovieWriterで作成したもの
  そのままだ。
AVCHDの作成:メニュー作成は可能だが、ジャンプボタンをモーションにする事は出来ない
  WinDVD8でのAVCHDメディアの再生は問題なし。


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