Windows 10 Fall Creators Updateに伴う問題点

Windows 10 Fall Creators Updateに伴う問題点

 
(2017.10.30作成 ,18.03.16更新)
マシン環境は、主に BTOパソコン( Windows8.1通常版から漸次 Windows10 Homeへアップ→ TH2→ RS1→ RS2へアップした QSWin x64マシン) で検証した(これ迄の経過は、こちらを参照)。
2017年10月18日より Windows 10のメジャーアップデート Windows 10 Fall Creators Update( RS3: Redstone 3、バージョン「1709」)の配信が開始された。
新機能は、OneDrive「ファイルのオンデマンド」機能、Windows Subsystem for Linux(WSL)、複合現実(MR)プラットフォーム「Windows Mixed Reality」、スマホとEdgeブラウザのWeb作業のリンク機能、HDRビデオのストリーミングなど(こちらを参照)。
=成績=
A)
メジャーアップデートに失敗
A-1) QSWin x64マシン(BTOパソコン)
(1) Windows Updateより実行⇒ 「再起動しています。コンピューターの電源を切らないでください」69%経過した時点で停止してダメ!
そこで、
→Windows updateのトラブルシューティングを実行、gred AntiVirus アクセラレータとOldNewExplorerを停止
(2) 更新アシスタント(MediaCreationTool.exe)を使って実行⇒ インストール完了後、「間もなくPCが再起動します」で停止してダメ!
そこで、
→Windows を一度セーフモードで起動後、クリーンブートなど(こちらを参照)
(3) 更新アシスタントを使って実行⇒ やはり「間もなくPCが再起動します」で停止!
(4) Windows Updateより実行⇒ やはり「再起動しています...」69%経過した時点で停止!
(5) インストールメディア(USBメモリ)を使って実行しようとしたが⇒ クリーンインストールしか出来ない為に中断!
ナッ何んと!
→たまたま思い付きで Cドライブの「ドライブのスキャンと修復」を実行したら、
(6) 更新アシスタントで、すんなりとアップグレード出来た ヽ(^o^;)ノ


A-2) EGG x32マシン(MCJ_EGPE66GT50P, Core2 Duo E6600 2.4GHz、メモリー4GB)
ダウンロード→ ダウンロードを検証→Windows 10を更新していますの終了とともに、「0xc0000005」エラーとなって、アップグレード出来ない。
そこで、
chkdsk f: /f /rでチェック→ Windows を一度セーフモードで起動後、クリーンブート環境で、更新アシスタントを使って実行したら、アップグレードに成功した ヽ(^o^;)ノ


A-3) CF-AX x64マシン(パナソニックのレッツノート CF-AX2QEBJR) ┓(´_`)┏
最終段階のFIRST_BOOTフェーズでブルースクリーンとなり、失敗(エラー0xC1900101 - 0x30018)
⇒ 自動的にアップ前に復旧される。
→Microsoft サポート「Windows 10 のアップグレードとインストールに関するエラーのヘルプ」をサード パーティ ドライバーの更新以外実行。クリーンブート後、再度トライした
⇒ やはり、FIRST_BOOTフェーズでブルースクリーン
* このマシンは、2017年04月18日にDriver Booster 4でドライバ更新を実行した際も、ブルースクリーンでシャットダウンしたり、タッチパネルが上手く作動しなくなってしまう不都合が発生し、システムの保護で復元した経歴がある。従って、ドライバの更新が出来ない (´ヘ`;)

⇒ 追記
(2018.03.16) :ナッ何んと! CF-AXマシンのアップグレードに成功
5~6回トライするも全て不成功に終わっていて、諦めていたのだが・・・
半年ぶりに思い立って Windows Updateからメジャーアップデートを実行したところ、インストール後の再起動にてディバイスの構成云々でつまずきそうになったのだが、何とか無事適用出来た!!
その間に変わった事といえば、SDXC UHS-I カードを TOSHIBA SD-BU064Gから THN-N401S1280A4(64GBから 128GB)へ変更した事ぐらいだ。
まさか WinUpdateManagerがブロックしていた訳ではなく、致命的不具合を起こす更新プログラムが無くなった為であろうか ?(゜_。)?

B)
再設定が必要となった事項
(0) Win7DSFilterTweakerで Preferred Decodersを WMVAとMP3以外は Microsoft⇒ LAVへ変更
(0) フォルダオプションが元に戻るので、フォルダを開くたび..、開いているフォルダまで展開、タイトルバーに完全なパス..、空のドライブ..にチェック
(1) 修正したWindows Update方式が元に戻るので、検索窓「デバイスのインストール設定の変更」で「いいえ」にチェック
(4) コントロールパネル>管理ツール>タスクスケジューラの Microsoft>Windowsの「Defrag」の「SheduleDefrag」を削除
(6) コマンドプロンプト「powercfg /hibernate on」実行後、コントロールパネル>電源オプション...「高速スタートアップ...」を無効化
(8) Winaero Tweakerで、Old Volume Controlを再設定
(9) 関連付けの一部が、動画:映画&テレビ、ブラウザ:Microsoft Edgeに戻るので修正
10) ディスプレイの解像度: NVIDIAでカスタマイズした解像度は削除されてしまうので再設定
13) Windows Media Playerのメディア ストリーミング オプションが初期化され、全ての DLNA対応デバイスにアクセスされてしまうので、再度「許可」の[ オン/ オフ ]設定が必要
14)デスクトップのユーザーフォルダ内>場所を移動した「ダウンロード」、「ドキュメント」など
元の場所(C:\Users\ken\Downloads)のアイコンを削除
15)「ディスククリーンアップ」アイコンを定期実行プログラムへ再登録
16) SSD最適化設定:初期化されたかは不明だが実行
17)すべての設定>プライバシー>全般では全てオフ。 バックグラウンドアプリでは「Flipboad」「フォト」以外はオフに設定。

C)
再設定が必要ではなかった事項
(0) システムの保護は無効となるが、そのままとしておく。
(2) VMware Player 6.0.4:クライアントネット接続出来ない→再度インストールで修復

(3) 8GagdetPack Toolsを Make gadgets smallerに変更
(5) コントロールパネル>電源オプション>プラン設定の編集>詳細な電源設定の変更「スリープ解除タイマーの許可」を無効
11) Windowsストアアプリが一式インストールされてしまう事はない
新規に追加されたアプリ: Print 3D
名称変更: 複合現実ポータル→Mixed Realityポータル、Get Help→ヘルプの表示
12) IME>プロパティ>「IME入力モード切替の通知」の「画面中央に表示する」のチェックを外す

D)
再度インストールし直したら作動するようになったソフト/ツール
(1) Spybot Search & Destroy 1.6.2は削除されてしまうので再度インストール
(2) マッハCopy 1.0.0.8

E)
再インストールやバージョンアップが必要ではなかったソフト/ツール
OldNewExplorer 1.1.8.4、ClassicShel l4.3.1、8GadgetPack024.0、ImgBurn 2.5.8.0. PowerDVD 12.0.3519.58、1Password 4.6.0.598、Website Explorer Ver0.9.9.11 β 43、 EPSON Printer 6.53

OldNewExplorer1.1.8.2は、OldNewExplorer1.1.8.4へアップ必要

F)
不都合な事項
(1) RS2で、Win7自動整列拡張.exeを実行して、「自動配列(A)」のチェックを外しても、自動配列の解除が出来なくなってしまった・・・解消せず
 

(2) RS2で、コントロールパネル>ディスプレイの「テキストサイズのみ変更」設定が無くなり、解消せず
→「Meiryo UIも大っきらい!!(No!! Meiryo UI)」で代用。項目別にフォント自体/サイズの変更が可能で、筆者は老眼の為サイズを全て 9→11へ変更した

(3) RS2で、デスクトップのアイコンが、「アイコンを等間隔に整列」に設定しないと、思うように配列出来ない。一部のアイコンを移動させようとすると、大幅に配列が乱れる不具合が発生するようになった
  ⇒ デスクトップの配置を保存・復元するソフト 「DesktopOK」で対応

(4) IExplorer 11 が、MS Edgeと同時に使用するとフリーズし易くなる現象は解消されていない。

(5) RS2で、「ネットワーク」の「コンピューター」項目(ネットワークで共有しているはずのコンピューターのアイコン)が一部表示されなくなってしまった。
 
 
しかし、全てのマシンに発生するのではなく
・QSWIN(x64)マシンのみが問題なく全てのディバイスの表示が可能。
・JVA(x32)と EGG(x32)マシンは、全く「コンピューター」項目を表示出来ない。
   
 
(6) 「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」に、シリアルATA接続のハードディスクも表示されてしまうようになった・・・QSWinマシンのみで発生
⇒デバイスマネージャー> IDE ATA/ATAPIコントローラー> Intel 8 Series/C220 Chipset Family SATA AHCI Controller(14.8.7.1051)の「ドライバーを元に戻す」(13.5.2.1000,2014/11/19)を実行して解消した。
 

(7) JVAマシン(x32)のWindows10ディスク100%病は、未解決のままだ。
又、「Microsoft Compatibility Appraiser」タスクを無効化してもダメだった
┓(´_`)┏
コンパル/管理ツール/タスクスケジューラで、Microsoft/Windows/Application Experienceにある「Microsoft Compatibility Appraiser」タスクを右クリックしてメニューから「無効」にする。

=結論=
 
1) トライ&エラー後ようやく、QSWinマシンは約1時間20分で、EGGマシンは約4時間でアップグレード出来た。
2) 初期化され再設定を必要とする項目が多く煩わしい。
3) 各種ドライバの更新は、Anniversary Update時にDriver Boosterで行った以降していなかったが、C220 Chipset Family SATA AHCI Controller以外大きなトラブルは見られなかった。
4) 追加されたストアアプリ:Print 3D。
追加したアプリ:Video 360, (Power Media player MR, 30日間トライアル)
5) CF-AXマシンは、新しく導入されるドライバに不具合がある為か?アップグレード出来なかった ⇒ しかし、2018.03.16になってアップグレードに成功した。
 
 
<参考>Windows 10 Fall Creators Updateをブロックする方策
 
Windows 10 Homeで Windows 10 Fall Creators Updateへのアップデートを回避するには、
Winndows 10 Pro版なら、すべての設定>Windows Updateの詳細オプションで、機能更新プログラムを延期する事が可能だが、Home版では出来ない。そこで、
記事「Windows 10 Creators Update/Fall Creators Updateを拒否する方法」を参照。
「Show or hide updates」ツール(wushowhide.diagcab)の「Hide updates」を使用して、機能更新プログラムを非表示にすればアップデートのブロック処理がされる。
 
記事「Windows 10 ... Fall Creators Updateを拒否する方法」の内容
   

追記A (2017.12.03)
CF-AXマシンで Windows 10メジャーアップデートのブロックに失敗
 
2017.10.30に、CF-AXマシンでブロックした項目を下図に示す。
 
   
 
2017.11.25に、記事の如く ”一時ファイルの「Windowsの以前のバージョン」を削除すると「Windows 10の機能更新プログラム」まで削除してしまいます” を実行した。
 
 
 
ところが、
2017.12.01に、Windows Updateの「更新プログラムのチェック」をしたところ、再びバージョン1709の機能更新プログラムのダウンロード/インストールが自動実行されてしまった ┓(´_`)┏

そこで、wushowhide.diagcabの show hiden updates項目を調べたら、ブロック処理した筈の「Windows 10、バージョン1709の機能更新プログラム」 が消失していた ?(゜_。)?

しかも、機能更新プログラムのダウンロードが完了した後でないと、再度Hide updatesにそれは表示されないのだ。
仕方なく、機能更新プログラムは 9.67GBと大容量だが削除しないこととした。しかし・・・
はたして何時まで無駄なメジャーアップデートを拒否し続けることが出来るのだろうか?

追記B(2018.03.03)
 
Windows ライフサイクルのファクト シート 」によれば、
Windows 10 バージョン 1703は、2018年10月 9日に ”サービスの終了” とある。
⇒ならば、2018年10月 9日以降は、以下のような勝手なサービスは提供されないという事か?
それ迄、失敗する事が解っているのに無駄なアップグレード試行が何回繰り返されるのだろう?
 B-1) CF-AXマシンで Windows 10 バージョン1709へ勝手にアップグレード
 
2018年3月に入って、wushowhide.diagcabで「Windows 10、バージョン 1709の機能更新プログラム」をブロックしてあるにも係らず、勝手にバージョン1709用の「Windows 10 更新アシスタント」が、C:\Windows10Upgradeにインストールされ、
 
 
 
強引にアップグレードが実行されるようになってしまった ┓(´_`)┏
 
 
=詳細情報=
 
⇒ やはり、再起動後最終段階で失敗し、自動的にアップ前に復旧される。

B-2)「Windows 10 更新アシスタント」の自動インストールを阻止する方法
 
記事「windows10 更新アシスタント」がアンインストールしても自動的に復活してしまう」を参照に、設定> コントロールパネル> 管理ツール> タスク スケジューラで、
Microsoft > Windows > UpdateOrchestrator の [Update Assistannt]と [Update Assistant CalendarRun] の項目を全て [有効]のチェックを外して無効化する。
 
 
*バージョン1709マシンでは、UpdateOrchestratorには Maintenance install, Reboot, Schedule Scan, USO_Broker_Displayの4項目しか存在しない。
 
 
 

<成績 A>残念、勝手に「Windows 10 更新アシスタント」がインストールされる!

更に、記事「Windows10のアップグレードが延期できない」には、
Windows 10 Update Assistant である場合は、タスクスケジューラーを開き、
¥Microsoft\rempl\shell と同じ場所にある shell-* のすべてのタスク
¥Microsoft\UpdateOrchestraotr\UpdateAssistantUpdateAssistantCalendarRun、
UpdateAssistantWakeupRunの3つのタスク を無効にします。
とある。
そこで、... UpdateOrchestrator の [UpdateAssistantWakeupRun]項目も無効化したら、
 
 
<成績 B>「Windows 10 更新アシスタント」のインストールは発動しなくなったようだ \(^-^)/

なお、Microsoft > Windows> rempl > shell-*は、”スリープの解除”に関係しているようなので・・・様子見とする。
*バージョン1709では、rempl → RestartManagerに変更?されたようで shellは存在しない。
   

追記C(2018.03.03)
  CF-AXマシンで 「2018-02 x64ベースシステム用Windows 10 Version 1703 の累積更新プログラム(KB4077528)」のアップデートに失敗
  windows10.0-kb4077528-x64....msu(961MB)は、Version 1703用の累積アップデート。品質の改良(問題を修正)を含むが、オペレーティングシステム対する新しい機能は追加されていない、と云う。
  ⇒ 色々と方策を講じても、何故か?CF-AXマシンではインストール後の再起動で適用されず・・・失敗してしまう!
   
追記D(2018.03.16)
 
今更だが CF-AXマシンの Fall Creators Updateのアップグレードに成功\(^o^)/

コルタナを使用出来ないようにしていたので、以下を実行
(1) コルタナを有効(または無効)にする方法
こちらを参照)
コマンドプロンプトで、下記のコマンドを入力して Enterキー
⇒ 有効にする場合 : reg add "HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\Windows Search" /v AllowCortana /t REG_DWORD /d 1 /f
なお、無効にする場合は reg add "HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\Windows Search" /v AllowCortana /t REG_DWORD /d 0 /f

(2) コルタナが音声に上手く反応ない
話しかけても、「現在ネットワークに接続できません」となって作動しない。
⇒ Disable Windows 10 Tracking(こちらを参照)で Disableしていた 5か所を Revertした上で、
すべての設定>プライバシー>全般で [オフ]にしている「アプリの使用状況に基づいてユーザーに合わせた広告表示...」等を [オン]にすれば作動するようになる・・・一度成功すれば、その後 [オフ]にしても OKだ!

なお、すべての設定>プライバシー>位置情報で、「Cortana」はグレーになって変更出来ないようになっているが、これは正常な表示だ。
 

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