SSLサーバーによる暗号化通信

SSLサーバーによる暗号化通信
=貴重書類を暗号化通信で安全に送受信=
(2004.06.09作成, 04.06.26更新)

SSLサーバ暗号化

MacOSXでSSLサーバーの構築
04WebServerによるSSL通信

  SSL暗号化通信の原理
SSLとはSecure Sockets Layer :セキュア・ソケット・レイヤーの略で、ネットスケープコミニュケーションズが開発した暗号化と認証の仕組み。
SSLは、利用者のパソコンとWebブラウザ間のやり取りを暗号化し、たとえ傍受、盗聴されても通信内容を判読不能にするので、オンラインショップにおける決済のページで個人情報やクレジットカード情報を盗聴から防ぐ目的に広く利用されている。
 公開鍵暗号は,公開鍵と秘密鍵の2つの鍵を利用し,秘密鍵で暗号化したものは公開鍵で,公開鍵で暗号化したものは秘密鍵で復号できる。
 暗号化に利用する鍵が2つあるため,秘密鍵は安全に保管する必要があるが,公開鍵は公開して配布しても暗号を破られる心配がない。一方秘密鍵暗号は,1つの秘密鍵を利用して暗号化と復号を行う。秘密鍵暗号では秘密鍵が盗まれたら復号されて内容を盗み見られてしまうため,秘密鍵を公開することはできない。
 SSLの通信では,公開鍵暗号と秘密鍵暗号を組み合わせて利用する。まず利用するのは公開鍵暗号だ。最初に公開鍵を含む証明書がWebサーバーから送られる。

 続いて,Webブラウザはこのセッションの実際の通信で利用する共通鍵暗号の秘密鍵を生成し,公開鍵で暗号化して送る。秘密鍵を持っているのはWebサーバーだけなので,公開鍵があればWebサーバーだけが分かる暗号をかけて送信できる。これで,双方が秘密鍵を持つことができ,以後は生成した秘密鍵暗号の秘密鍵を利用して暗号化を行うという流れになる。



SSL暗号化通信について
1)SSL(Secure Sockets Layer)とは、個人情報などの大事な情報を暗号化して送信する方式のことで、第三者に盗聴されたり妨害されることを防ぐためのセキュリティ技術です。
 
2)SSL128bit暗号化通信対応済みバージョンのWebブラウザをご使用下さい。
  Internet Explorer:Windows版5.5以降、MacOS版5.0以降
  Netscape :Windows版4.7以降、Mac版4.7以降
 その他:Win版Opera7.22、Slerpnir1.6及びMacOSX版Safari1.2、iCab2.98、OmniWeb4.5で動作確認しています。
対応していない場合、ブラウザの表示画面に「ページが見つかりません」、「ページを表示できません」等のエラーメッセージが表示されます。

3)各ブラウザでSSLを有効にするには、以下を設定してください。
Windows
Netscape 6.xx / 7.xx
「編集」→「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「SSL」
Internet Explorer 5.xx
「ツール」→「インターネットオプション」→「詳細設定」→「セキュリティ」
Internet Explorer 6.xx
「ツール」→「インターネットオプション」→「詳細設定」→「セキュリティ」
Macintosh
Netscape 6.xx / 7.xx OS9版
「編集」→「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「SSL」
Netscape 6.xx / 7.xx OSX版
「Netscape」→「環境設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「SSL」
Internet Explorer 5.xx OS9版
「編集」→「初期設定」→「セキュリティ」
Safai 1.2 OSX版
「Safari」→「環境設定」→「セキュリティ」


何故か?MacOS版 Internet ExplorerはMacOSXのApacheでも04WebServerでも
SSL接続を確立出来ませんので、ご使用にならないで下さい。


4)会社や学校等からインターネットをご利用の方は、ファイヤーウォールの設定によってはポート443が遮断されている為に、SSLによる通信ができないことがあります。

5)当サイトのページにアクセスすると、如何わしい故の警告がでますが、そのまま[はい]をクリックしてご入場下さい。
「証明書の表示」→ 「証明書のインストール」
を実行しなくても、暗号化通信は行われます。
これは、SSL/TLSを提供するには、認証局(CA)と呼ばれる組織から発行してもらうデジタル証明書(「偽りのサーバではないから大丈夫」という署名の入った証明書:8万円〜)が必要です。
ところが,認証局でなくても本サイトのページのように証明書は自己発行できます。この場合、大丈夫という署名は入っていないことになります。
従ってそのようなページにアクセスした場合,『証明書に署名した発行人を認識できません』という内容の警告が表示される訳です。
6)暗号化通信を行っているかどうかついては、ご使用のWebブラウザのバーなどに、 のマークが表示されていることで確認できます。
またSSL対応のページは、URLアドレスが「https://」で始まります。

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