CPRM(Content Protection for Recordable Media)とは
  DVDなどに採用されている記録メディア向けの著作権保護技術の一つ。コンテンツ
  のデジタルコピーをメディアに記録する際に一度だけ許容し、メディアから他の機器
  やメディアヘのコピー(ダピング)を禁じる「コピーワンス」を実現する方式の一つ。
  CPRMに対応した各種メディア(DVD−R、DVD−RW、DVD-RAMなど)や機器(DVD
  プレーヤー/レコーダー/ドライブなど)やライティングソフトが必要である。
  2004年4月5日からBS/地上デジタルテレビ放送にこのコピー制御信号が加えられ、
  デジタル放送番組のデジタル録画をするためには、CPRMに対応しているレコーダー
  と録画用メディアが必要となってしまった。コピーワンスのデジタル放送をデジタル録
  画した場合、CPRM対応プレーヤーであれば再生出来るが、他のデジタル機器には
  ダビング(コピー)出来ないという厄介物である。
AACS(Advanced Access Content System)とは
  コンピュータ・家電メーカーが結成した団体AACS LAが策定した映像コンテンツのコ
  ピープロテクト規格。
  HD DVD, Blu−ray Discの再生専用ディスクで採用されている。
  AACSは、DVD-VideoのCSSやDVD-RAM/DVD-RWなどのCPRMと位置付けは似
  ている。
  しかし、暗号化強度を高め、CSSやCPRMでは装置や媒体内にとどまっていた保護
  の対象範囲をネットワークやデジタル放送に広げ、媒体は物理フォーマットに依存せ
  ずメモリカードなどにも使える。
cci(Copy Control Information)とは
  cci (コピー制御情報)は、著作権保護のために存在するビット列情報で以下の4種
  類のモードがある。
   (1) コピーフリー:無条件のコピー可、(2) コピーワンス:1回だけコピー可
   (3) ノーモアコピー:1回コピーした後にコピー禁止、(4) コピーネバー:コピー禁止
  放送時には「コピーワンス」になっているが、ハイビジョンレコーダーが感知すると「ノ
  ーモアコピー」に変更されて(更にAESなどで再暗号化されて)録画される為に、BD
  やDVDにムーブすると、それ以上コピー(孫コピー)出来なくなる。これを10回まで緩
  和したのが「ダビング10」だ。
  PC上ではcciを感知するシステムがない為に動画編集・変換作業に何ら影響を受け
  ない?が、iLINKでハイビジョンレコーダーに出力するとレコーダー側が感知する。
 
AVC録画(AVCREC)とは
  Blu-ray DiscのアプリケーションフォーマットであるBDAVを元に開発されたもので、
  Blu-ray Disc以外にもCPRM対応記録型DVDなどに記録出来る方式。ハイビジョン
  映像を記録する為のBlu-ray Discが広く普及して安価になる迄の繋ぎの規格ともい
  えるが、再生するには、AVCREC対応のDVDプレイヤー・ドライブが必要。
  AACSによる著作権保護が利用出来る。
  映像はAVC/H.264で圧縮し、音声はAAC, AC3又はLPCMで記録可能。
  現在の所DVD-R, DVD-R DL, DVD-RW, DVD-RAMに対応しているが、筆者が購入
  したPanasonicのDIGAはDVD-RWへ記録出来ない。