Net TransportでBIGLOBE番組を保存

Net TransportでBIGLOBE番組を保存
Net Transport ±URL Snooper2で、BIGLOBEストリーミング番組をダウンロード
(2006.03.30作成)
Net Transport は、MMS (Microsoft Media Service)やRTSP (Real Time Streaming Protocol)
    にも対応したダウンローダで、Windows Media とRealMediaの両形式のストリーミングを保存
    出来ることで汎用されている。しかも、
    1) メタファイル(.asx、.ram)の自動URL解析機能:同時に本体ファイル(.asf、.rm)もダウンロード
    2) ASFストリームインデックス作成機能:途中から再生出来ないファイルにも対応   
    3) 10個までのファイルを同時ダウンロード。各ファイルを10個まで分割高速ダウンロード
    4) 連番ファイルのダウンロード機能
    5) 簡単で安全なダウンロードファイル再開(レジューム)機能
    6) シンプルで簡単なファイルマネージャ機能
    など多岐にわたる便利な機能を持っている。
    Ver2.10になって、プロトコル解析ツールSnifferを搭載し非メタファイル配信型にも対応した。
    (但し、HTTPプロトコルによる擬似ストリーミング配信を解析出来ない)
URL Snooper2 は、再生中のコンテンツのアドレスを解析するパケットキャプチャソフト。
   コンテンツ再生前に起動しておけば、どこからどういう方法で送られてきているかが簡単に分かる。
   動作には、パケット解析プログラムWinPcapが必要で同梱されている。
BIGLOBEストリーミングは、非メタファイル配信型サイトで、メタファイルを使用せずにJavaScriptで
  サイト上に動画プレイヤーを埋め込む方法で配信している為、従来バージョンのNet Transport
  URL Snooper2がなければ無力だった。

入手先
1) Net Transportここから ダウンロードしてインストール(今回はVer2.10を使用)。
  シェアウェア(25.00ドル)。 非課金状態ではFTPやSSL、SFTPサーバからのダウンロード不可だが、
  NetXfer(=Net Transport)のみのインストールでも、今回の目的には不都合はない。
  FTP Transport未インストールでも使用期限30日間だが、90日間継続して使用可能か不明。
2) 念のために、URL Snooper2ここから入手、今回はVer2.0501)をダウンロードしてインストール。
  WinPcap最新版(Ver3.1)も同梱されている。*WinPcapの本家はここから

事前設定
ダウンロード開始前に以下の設定変更を行っておく。
1) Net Transportを起動すると、毎回課金を催促するウインドウが表示されるが[Enter]をクリックすれば
 本体が起動する。
2)「ツール」メニュー
  の「オプション」:
  「監視」タブで
  ・ダウンロード前
  に確認
 URLの解析
  ・解析する
  ・ワイドマッチを
   使用
  全てチェックする
  (但し、実際の機
  能は不明)。

  その他のタブは、
  初期設定のまま
  でよい(最大接
  続数が100にな
  っているが・・
  3〜5が標準)。
 
3) 「ドロップゾーン」ウインドウを右クリックして「ブラウザの監視」
  をチェックすると、 IE使用時に動画ファイルをクリックすると
勝手
 
Net transportが起動する。Sleipnirでは起動しないが・・

4) メインウインドウの「カテゴリエリア」を右クリックして、新規
  フォルダ(今回はBiglobe)をジョブ内に作成する。
  保存場所のディレクトリは、好みの場所を指定する。
5) 一時ファイルの保存先も、ジョブを選択した状態でファイルメニューの「一時ファイルの保存先を変更」
  で、好みの場所を指定しておいた方がよい。

ダウンロード操作手順
 6) ブラウザを起動して、BIGLOBE ストリーム (http://broadband.biglobe.ne.jp/)に接続する。
  →リンクをたどって、目的のページにアクセスする。
    今回はドラマ:「1メートルの光」、3Mbps超高画質を攻略する。
    IE エンジンでないと超高画質の選択ページに入れない。
    又、2006.04.01になってから筆者の環境では、一度NISを無効にしないと入れなくなった。
    Geckoエンジンだと500kbpsのページしか表示されない。

 7) メインウインドウの機能切り替え「URL探知(Sniffer)」タブを表示して、[開始]ボタンをクリック。
   探知開始後に番組を再生すると
、ストリーミングURLが解析・表示される。
 8) 「rtsp://」から始まるURLのいずれかを選択して、[ダウンロード]をクリックする(CTRL+左クリックで
     複数を選択して[ダウンロード]すると、「ダウンロードするURL選択」ウインドウが表示される) 。
 9) 新規ダウンロードの「プロパティ」ウィンドウが表示される。
   保存先に上記4)で作成したフォルダ(今回はGiglobe)を指定。
   「ローカルにサブディレクトリを作成する」にチェックをいれる。
   転送分割数2〜5を→1に変更(ストリーミング配信なので増やしても意味が無い?)
   [直ちに] にダウンロードを開始することとする。
    [その他の設定]
ボタンで、「ダウンロード」、「ストリーミング」方法などを変更する必要はない。
   →第1話から第3話まで同じ操作を繰り返す(手順8で複数を選択していない場合)。
 10) メインウインドウにダウンロードの詳細が表示される。
 
  →ダウンロードが完了すると「RealMediaファイルの
    合併」操作がしばらく実行される(これには、か
    なりのマシンパワーを必要とする)。
   その後に、ファイルの視聴が可能となる。

参考>「URL Snooper2」によるパケットキャプチャ
1)URL Snooper2を起動したら、「Options」タブの「Network Adapter」から有効デバイスを選択する。
2)「Search」タブで「Sniff Network」をクリックする。
3)ブラウザでストリーミングファイルを再生すると、URLが解析・表示される。
4)拡張子が、「.wmv」、「.asf」、「.rm」などのものがストリーミングファイルの配信元だ。
 それらのいずれかを選択し、下のエリアの「rtsp://・・・・」を右クリックして、「Copy to Clipboard as Ascii
 Text」を選択する
5) Net Transportを起動後、ダウンロードエリアで右クリックし、メニューから「URLを貼り付け」を選択
  すると新規ダウンロードの「プロパティ」ウィンドウが表示される。
  その後は、上記ダウンロード操作手順の8)以降と同様に操作する。


結果
1) Net TransportVer2.1は、URL Snooper2を必要とせずにアドレス解析が可能となった。
2) 3編の合計 2時間07分18秒超高画質番組が、約 58分でダウンロード・合併することが出来た。
3) 保存された動画は、DRMデジタル著作権管理)付き 640X480、約2,952kbpsのWMV9ファイル。
    2006/xx/xx まで再生できます(→この有効期限は厳密だ)。
    共同再生が許可されていません。CD に書き込めません。ライセンスのバックアップは行えません
  →TMPEGEncなどのコンバータで他の形式に変換するなどの再利用は出来ない。
 *BIGLOBEストリーミングの予告編CMは、DRM保護されてないので再利用が可能だ。
4) 同コンテンツのDRMファイルをローカルで再生するためには、毎回インターネットに接続する必要がある。
  →そうすれば、他のPCで収録したファイルをコピーして再生することも可能だが、MacOSXの
    Windows Media Player9はDRMに未対応。 。
 *GyaOのように特別にライセンスを取得する必要はない。
5) 各種プレイヤーの DRM保護WMVファイルへの対応状況:
   Windows Media Player9の他は RealPlayerとWinampのみで再生可能だ。
Windows
Media
Player
(6.4)
Real
Player
(10)
Winamp
(,5.20)
DV
(0.76)
nave
player
(Limit)
(0.615)
Media
unite
(2.134)
Zoom
Player
(4.51)
BS
Player
(1.37)
Media
Player
Classic
(6.483)
GOM
Player
(2.0)
VLC
Media
Player
(0.84)
MPlayer
GUI
(060220)
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DRM(デジタル著作権管理)付き動画を DRM2WMVで解除する方法は、     ここを参照


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