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JW Player 6の使い方と字幕付き配信試験(from Xsev) |
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=スマフォは横画面表示専用ページ=
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(2013.01.30作成, 13.02.11更新)
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JW Player 6は、優秀なFlashフォールバック対応HTML5ビデオ配信プレイヤー
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=概要=
JW Player 6はHTML5 ビデオ及び Flashビデオ配信用パッケージで、初期モードではHTML5ビデオに対応しているかどうかを自動判定して、非対応のブラウザならば Flashビデオも利用される仕組みになっている(これを「Flashフォールバック機能搭載HTML5ビデオプレイヤー」と称す ⇒「HTML5 Video Player:HTML5ビデオプレイヤーの比較」を参照)。 但し、JW Player 6は Androidでは Flashをサポートしないに変更されたので、スマートフォンではHTML5 ビデオのみの配信プレイヤーとなってしまった。 <歴史>JW FLV Media Player 4は Flashビデオのみの配信用プレイヤーだったが、JW Player 5になって HTML5ビデオにも対応したFlashビデオ優先の配信用プレイヤーとなり、JW Player 6では HTML5ビデオ優先の配信用プレイヤーに変更された(「Migrating from JW5 to JW6」を参照)。 =入手= JW Player 6を ここから入手(今回は jwplayer-free-6-1-2972_zipを、 20013.02.11からは jwplayer-3115.zipのJW Player 6.2へ更新して使用)。 「JW Player Key」を取得するにはアドレス登録が必要(フリー版では 「JW Analytics」なるものを利用する場合にのみ必要)。 |
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=使用方法=
配信用動画にH.264圧縮MP4動画を、字幕にSubtitle Workshop(こちらを参照)で作成したSRT形式のファイル(文字コードUTF-8) を用意した(WebVTT形式でも一部検証したが、結果は同じだった)。 本家サイトの「Setup Wizard」を使えば簡単で、[file]と [image]欄にURLを記述すると自動でHTML記述文を生成してくれるが(付属の README.htmlも参照)・・・ |
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なお、筆者が契約しているレンタルサーバーXserverは、IExplorerによる
HTML5/ H.264ビデオの再生には .htaccessでMIME設定(AddType video/mp4 .mp4)が必要だった(「各種プロバイダのHTML5
ビデオへの対応状況」を参照)。
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=成績=
1) HTML5のH.264/MP4ビデオ対応ブラウザ |
Windows
・Windows 8のIExplorer10デスクトップ版とWindows 7のIExplorer 9は、XserverではMIME設定すれば再生可能となった。 ・Windows 8のIExplorer10メトロ版も、XserverではMIME設定すれば再生可能。 ・Windows 7のChrome(24.0), Safari(5.1.7)は、MIME設定しなくても再生可能。 |
スマートフォン
・Android(4.0.4、AQUOS PHONE SH-01D)の標準ブラウザ, Chrome(18.0), Opera Mobile(12.1.4)は、MIME設定しなくても再生可能。但し、字幕の表示は出来ない。 ・iPhone(iOS 6.0)のSafariは、XserverではMIME設定すれば再生可能となるが、字幕表示は不可。 なお、スマートフォンの再生コントロールバーはブラウザ固有のもの(SafariはQuickTime)が利用される。 |
2) HTML5/H.264未対応のFlash対応ブラウザ
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Windows:Windows 7のFirefox(18.0), Opera(12.12)
及び Windows XPの IExplorer 8
・Flash Player10.0以降インストール環境では、Xserver配信でも MIME設定しなくとも再生可能。 ・Flash Player未インストール環境では、Firefoxは QuickTime Pluginで代替再生可能になる(但し、字幕表示は不可)。Operaは再生出来ないが、下記の<対策>をすれば WebMでHTML5 ビデオとして再生可能となる。IExplorer 8は再生不可。 |
スマートフォン:Android(4.0.4、AQUOS PHONE SH-01D)の Firefox(18.0)
バージョン6は AndroidではFlashのサポートを中止してしまったので、Firefoxは JW Player 5.4ではH.264/MP4をFlashで再生可能だったが、JW Player 6では再生出来なくなってしまった ┓(´_`)┏ |
そこで、
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<対策>HTML5
ビデオにWebM(VP8/Vorbis)も追加して配信(こちらを参照)
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3) 字幕のソフトサブ表示
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JW Player 6では今回使用したSRT字幕は iOSやAndroidには未対応の為、スマートフォンでは表示出来なかった(WebVTT形式でも一部検証したが、ダメだった)。
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a)Flashビデオとして再生される場合は、いずれのPCブラウザでも全画面表示が可能。
b)HTML5ビデオとして再生される場合は、 ・Windows 7のFirefox, Chrome, Safari 及び Windows 8のIExplorer10メトロ版は、全画面表示可能。 一方、 ・Windows 7のIExplorer 9とWindows 8のIExplorer10デスクトップ版は、ブラウザ内でしか拡大させらない(但し、ブラウザの「全画面表示」機能を使用すれば不便はない)。 <備考>HTML5の<!DOCTYPE HTML>宣言せずに配信すると、IExplorer 9ではFlashビデオとして再生されるようになり全画面表示可能となるが、IExplorer10はそれでもHTML5ビデオとして再生出来る為全画面で表示出来ない ⇒「 ...非HTML5仕様で配信」を参照。 ・Windows 7のOperaも、全画面表示出来ずブラウザ内拡大のみとなってしまう(但し、ブラウザの「フルスクリーン表示」機能を使用すればよい)。 =Opera 12.04の不可解な挙動= Opera 12.04は、マシーンの条件によっては MP4+WebMで配信してもFlashビデオとして再生されてしまう場合がある ?(゜_。)?・・その為にHTML5ビデオ再生でも全画面表示が可能だと、間違ってしまう事が起こる。 |
5) シークバーでスキップ再生
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HTML5 ビデオとして再生される場合は、Windows版Safari以外はコントロールバーのシークバーでスキップ再生が可能だが、IExplorerは配信方法によってはスキップ再生出来ない。
一方、Flashビデオとして再生される場合はスキップ再生不可。
⇒「JW Player 6でスキップ再生の可否:IEは配信方法で差異」を参照。 |
6) JW Player 6の各種変換ソフトで作成したMP4ビデオへの対応 ⇒こちらを参照。
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7) 自動再生させるには、autostart: 'true' を追記すればよいが、スマートフォンでは自動再生出来ない
⇒
こちらのページで試験。
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<補足1>スキンの変更とWebMの追加
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コントロールバーのスキンをカスタマイズする事が可能となっており、サポートコーナーの「Changing
Skin Elements」から借用した緑色のスキン jw6-five-green.xmlで検討した。
*Browsing/AddOns: Skins のJW5用サンプルの中で数個の気に入ったスキンは作動しなかったので、それ以上の深追いは止めた。 <方法> ・スキンの入手先 http://www.longtailvideo.com/sites/default/files/jw6-five-green.xml ・<body>の jwplayer('my-video').setup({ の最後に、例えば skin: "jw6-five-green.xml" と追記して配信する。 ・スキンXMLファイルは、字幕ファイルと同様に外部のサーバに配置すると機能しないので注意(動画、イメージ画像は外部サーバに配置してもよい)。 |
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<TIPS>AndroidのFirefoxは、再生開始時にバッファリングで停まってしまう事が多い
→タップして停止させた後に、再度タップして再開すれば上手く再生を開始出来ます。
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YouTube動画のURLにも対応しているので、サポートコーナーの「Basic
YouTube stream」を参考に、筆者がFull HDのMPEG2で投稿して公開した字幕付き動画(YouTubeに投稿した...を参照)を使用してみた。
=方法= ・file: のみを YouTubeで公開先のURLに変更すればよい。今回は、 file: "http://www.youtube.com/watch?v=tvXXyCdHcX8&feature=youtu.be" で配信。 なお、「Playing a YouTube Video」のように 'flashplayer': 'jwplayer/player.swf', 'id': 'playerID', 'controlbar': 'bottom' を記述しなくても結果は同じだった。 ・コントロールバーのスキンは、白色の jw6-five_0.xmlを用いた(入手先 http://www.longtailvideo.com/sites/default/files/jw6-five_0.xml)。 |
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1) 各種画質(1080, 720, large, medium,
small)で受信可能となる。
2) Windows ・Flash Player10.0以降インストール環境では、Flashビデオとして再生される。 ・Flash未対応のWindows 8のIExplorer10メトロ版 及びFlash Player未インストール環境のChrome(自前のFlashを搭載)以外のブラウザは、再生出来ない(但し、Opera以外のブラウザは YouTubeサイトでは再生可能) ┓(´_`)┏ .・YouTubeで設定した字幕を表示出来ないので、当配信サイトで用意する必要があった。 .・イメージ画像は 、当サイトで設定しなければ YouTubeのそれが表示される。 3) Android(4.0.4、AQUOS PHONE SH-01D)では、当サイトのスキンは利用されず YouTubeそのものが埋め込まれるようだが、こちらの成績と一致しない ?(゜_。)? .・標準ブラウザ, Opera Mobile(12.1.4)は、字幕付きで再生可能。 .・Firefox(18.0)は、再生不可(但し、YouTubeサイトでは字幕付きで再生可能)。 .・Chrome(18.0)は、YouTubeサイトへ自動的にリンクされて字幕付きで再生可能。 |
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.=各Android用ブラウザのコントロールバー形状の差異=
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4) iPhone(iOS 6.0)のSafariは、QuickTimeが起動して再生される為に字幕表示不可。
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5) 公開・共有動画をウェブページに埋め込み可能な「Googleドライブ」や「Facebook」,「ニコニコ動画」,「FC2動画」のURLでも試してみたが、対応していなかった。
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=結果と考察=
iframe方式でウェブに植え込む標準的な方法では、成績2)のFlash未対応・未インストールのブラウザでも HTML5ビデオとして再生可能だ(こちらの成績)。JW Playerを使う方法では YouTubeで設定した字幕を表示出来ない。又、Opera Mobileでは字幕の修飾をカスタマイズ出来るようになるが、Android版Firefoxでは再生出来なくなってしまうので、YouTube動画をJW Playerで使う事はデメリットの方が多い。 |
<参考>プレイリスト表示
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JW Player 6は、複数の動画をプレイリスト表示して選択・再生する事も可能となっており、サポートコーナーの「Playlist
sidebar component」を参考に提示した。
。⇒「JW Player 6でHTML5&Flashビデオをプレイリスト表示 」を参照。 |
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LeanBack Player 0.7.2, Flowplayer 5.4等HTML5ビデオ配信用プレイヤーとの比較は、
⇒「HTML5 Video Player:HTML5ビデオプレイヤーの比較」を参照。 |
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