HTML5/CSS3対応オーサリングソフトの試用

HTML5/CSS3対応オーサリングソフトの試用
 
=HTML5/CSS3対応のエディタBlueGriffonは開発段階で満足出来る状況ではない=
(2011.03.09作成, 11.04.04更新)
HTML5 仕様の草案は2004 年に始められ現在も HTMLワーキンググループや WHATWG
 メ ーリングリストで検討中だが(こちらを参照)、未だGUI操作でHTML5編集が可能なエ
 ディタは少ない。今回はHTML5 videoとCSS3に限定してその再現性について64ビット
 Windows 7で検証してみた。
 
BlueGriffon 0.9の試用
   HTML5のオーサリングに。Geckoを レンダリングエンジンにした無料のHTMLエディタ
   BlueGriffon(HTML5対応は英語版のみ)の使用を考えてもよい時期に来たと云う事
   なので(こちらを参照)、使い方A使い方Bを参考に v0.9入手先)を試用してみたが、
   「View」メニューのToolbarsとStatus barの表示が出来ない等の不具合が多く、一から
    新規にHTML文書を作成する事は難しい ( ´ヘ`;)
   GUI(wysiwyg)画面とソース(source)画面を同時に表示出来ない/連動しない。
 
   何かとわざわざ IDを振る操作が必要。 
    文字のサイズやカラーを修飾するには、一々ボタンでStyle Propertiesを起動して
      IDを入れる必要がある。
      anchor等の挿入時には、「paragraph format」欄のBody Textをドロップダウンし
      てGeneric container(div)選択後、「selection's container」にIDを振る必要がある。
    リンクのターゲットを _blankから _self等へ変更するには、ボタンでDOM Explorerを
     起動して手動で入力する必要がある。
    等々、不都合が多く煩わしい(と云うか、Dreamweaverの優秀な操作性に感服する)。
 
   HTML5/CSS3関連事項
  
(1)BlueGriffonではHTML5未対応のDreamweaver4.02とは異なり、<!DOCTYPE
     HTML>の無し/有りで行間が Firefoxと同じ広さで表示可能(こちらを参照)。
 
 
   (2)BlueGriffonで Shop DDさんの 「CSS3 ドラえもん Demo Chrome Frame対応)」を表示
      ぼくんちのTV別館さんが既に検証済みの事項だが、再確認してみた。
 
 
   (3)HTML5/CSS3文書の描画と編集
    別記のHTMl5/CSS3ページを(こちらのトップページを参照)、Dreamweaver 4.02上で
     Le Archeさんのサンプルページを少々カスタマイズして、Dreamweaver CS5体験版
     で作成しておいた SpryWidget を挿入して合成・編集した。  
 
Dreamweaver 4.02でデザイン表示
 
 
BlueGriffon 0.9でwysiwyg表示
 
 
外観はFirefoxと同様に描画され(但し、ナビゲーションは不可)編集可能だが、上記
の如く不都合が多くDreamweaverを用いてHTML5対応ブラウザで確認しながら編集
した方が手っ取り早い。
 
   (4)BlueGriffonでHTML5 videoコードのデザイン表示
    以下のHTML5の<video>タグをHTMLエディタで表示可能か  
 
<video width=640 height=360 src="../../ogg_1.ogg" ontimeupdate="timeupdate()"
style="background:black" controls autoplay>
<p align="center"><font color="#FFFF00" size="2"><br>
<br>
”ご利用のブラウザはHTML5 OGG動画に対応していない為、ビデオを視聴出来ません”<br>
<br>
</font></p>
</video>
      Dreamweaver 4.02のデザイン表示:ビデオの表示は不可。
 
<参考>Dreamweaver4.02でHTML5 OGG動画の表示(クリックして元サイズ表示↓)
 
元サイズで表示へ
      BlueGriffonのwysiwyg表示:OGG動画はビデオとして描画されるが、WebMやMP4
     動画は描画不可のビデオとして表示可能。
 
<参考>BlueGriffon 0.9でHTML5 OGG動画の表示(クリックして元サイズ表示↓)
 
元サイズで表示へ
   (4)BlueGriffonでHTML5ビデオとポスターの挿入
     画期的な事に、 ボタンをクリックするとHTML5ビデオの挿入画面が表示される。
      OGG動画なら適当な時点でポスター画像(PNG)を新規作成する事が可能だ\(^o^)/
 
 
しかし残念ながら、MP4やWebM動画
 は GUI(wysiwyg)画面では挿入を
 「OK」出来ない為、ソース画面でコ
 ードを記述して挿入するしかなさそ
 うだ。
 
Adobe Dreamweaver CS5体験版の試用
   Adobe Dreamweaver CS5(49,875円)は、アップデート(b4909→b4964)を実行する事に
    より拡張機能HTML5 Pack for Dreamweaver CS5が導入されてHTML5/CSS3に対応
    すると云うので HTML5/CSS3関連事項について少々触ってみた。
   *Dreamweaver4.02と同時起動は出来ないが、共存が可能なのは幸いだった。
     CS5では文字のサイズやカラーを修飾するには、一々「タグ選択」>fontタグの挿入操
     作が必要となっていた。
     文書の中央揃えや文字サイズを変更するのに、一々CSS設定が必要となっていた。
     一方、
   *Spryアコーディオン、縮小可能パネルの作成が簡単に可能だ(デモはこちらを参照)。
  (1)Dreamweaver CS5のインスペクト表示では、<!DOCTYPEHTML>有りの行間は、
    ブラウザの中では一番行間の広いSafari 5に近似して表示される。
    *検証したHTML5文書の行間:Chrome 9<Firefox 4b<IE 9RC<Opera 11<Safari 5。
 
 
   (2)Dreamweaver CS5で Shop DDさんの 「CSS3 ドラえもん Demo 」を表示
    ライブビィーでは残念ながら正式に表示出来ない。インスペクトで見れば陰影グラデー
    ションも表示される。
 
 
   (3)HTML5/CSS3文書のデザイン>ライブビューでの描画と編集
    別記のHTMl5/CSS3ページは(こちらのトップページを参照)、残念ながらBlueGriffon
     0.9のwysiwyg表示のようにTML5/CSS3様式で描画されず、ナビゲーションはテーブル
     表示されるがDreamweaver 4.02のデザイン表示に近く描画される。  
 
 
デザイン>ライブビューで表示すればHTML5対応のブラウザと同様に描画が可能と
なる。
   (4)Dreamweaver CS5でHTML5 videoコードのデザイン表示  
 
<video width=640 height=360 src="../../ogg_1.ogg" ontimeupdate="timeupdate()"
style="background:black" controls autoplay>
<p align="center"><font color="#FFFF00" size="2"><br>
<br>
”ご利用のブラウザはHTML5 OGG動画に対応していない為、ビデオを視聴出来ません”<br>
<br>
</font></p>
</video>
      アップデート前(ビルド4909)のデザイン>ライブビュー表示:ビデオ領域としての表示
     は不可。
 
<参考>DreamweaverCS5アップOGG動画ライブビィー表示(クリックして元サイズ表示↓)
 
元サイズで表示へ
      アップデート後(ビルド4964)のデザイン>ライブビュー表示:HTML5 videoは描画不可
     のビデオ領域として表示されるが、残念ながらビデオとして描画出来ない。
 
<参考>DreamweaverCS5アップOGG動画ライブビィー表示(クリックして元サイズ表示↓)
 
元サイズで表示へ
      アップデート後(ビルド4964)のデザイン>インスペクト表示
     DreamweaverではApple QuickTime プラグインを使用して videoタグと audioタグを
     サポートする。との事だ。
     (1)OGG動画はビデオとして表示されるが、映像は描画されず字幕のみ表示可能 ?(゜_。)?
 
<参考>DreamweaverCS5アップOGG動画インスペクト表示(クリックして元サイズ表示↓)
 
元サイズで表示へ
     (2)MP4動画の場合は、ビデオ表示可能だ。
 
<参考>DreamweaverCS5アップMP4動画インスペクト表示(クリックして元サイズ表示↓)
 
元サイズで表示へ
     (3)WebM動画は描画出来ない。
   (4)Dreamweaver CS5でHTML5ビデオを Web ページに埋め込むには、コード画面から
     videoタグを手動で挿入する必要があり、設定は「タグインスペクター」を使用すれば
     便利だが・・・
   <結語>
     Dreamweaver CS5はHTML5/CSS3に対応したといってもコードヒントを表示してくれ
     るだけで、HTML5編集機能のGUI 化は出来てないし、付属するHTML5/CSS3関連
     のテンプレートも皆無の状態だ。
      筆者の能力では自力でHTMl5/CSS3の構文を記述する事は難しく、他のサンプル
      ページから借用する事となるであろう。
 
 
追記(2011.03.17)
 
 <参考>HTML5対応ブラウザのCSS3表示能力
 
   各ブラウザのTML5/CSS3サンプル(こちらのトップページ)の表示能力は、以下の如くだった。
   *サンプルページの作成方法は、「このページの作成方法と閲覧上の注意」を参照。
   1)border-radius(ボックスの角丸), box-shadow(ボックス陰影), border-image(ボーダー枠
    に画像), text-shadow(文字陰影)及び nav(ナビゲーショ)ボタンの表示

   ・Chrome 10, Firefox 4.0RCとSafari 5は、問題なく表示可能。
   ・Opera 11は角丸表現とボックス・文字陰影の表示は可能だが、navボタンの表示不可 (>_<、)
   ・IExplorer 9はnavボタンの表示は可能だが、ボタンの角丸表現は出来ない・・・角丸にした
     ブロックの中で、さらにブロックを角丸にしようとしても効果がなくなってしまうようだ (>_<、)
     ナッ何んと!文字陰影を表示出来ない・・・「CSS Text-Shadow ...」をIIE9で見ると (;>ω<)/
      ・・・IExplorer 9は最終的にtext-shadowをサポートすると云われていたのだが ?(´_`)?
     しかも、ボーダー枠に画像を表示する事も出来ない下記参照)!
   2)background-image(背景画像)の複数表示
   ・Opera 11以外はHTML5対応ブラウザなら問題なく 背景画像 4個の表示が可能。
   ・Opera 11のbackground-image表示は、何故か?筆者が主に利用するKATCHサーバ経由
    では上手く表示出来ない不都合がある (>_<、)
    なお、 自宅サーバ と .MaciDisk 、So-Net は問題なく表示可能だが、MOMO と MICS は
     KATCHと同じく最初に指定した背景画像しか表示出来ない・・・Operaには必要な何か方
      策があるのだろうか ?(゜_。)?

    ・・・Opera 11.60でこの不具合は解消した ヾ(^-^)/
 
  Chrome 10.0:問題なし
 
 
 
  Firefox 4.0RC2:問題なし(但し、HTML5ビデオの再生にはAddType video...記載の「.htaccess」ファイル
  が必要、ループ再生に未対応等の不都合がある)
 
 
 
  Safari 5.0.4:問題なし
 
 
 
  Opera 11.01:navボタンの表示不可。KATCHサーバでは背景画像の表示に不具合があり、複数の
   背景画像の内最初に指定した画像しか表示出来ない(So-Net等では表示可能なのに・・・)
   
・・・Opera 11.60でこの不具合は解消した ヾ(^-^)/
 
 
 
  IExplorer 9(9.0.8112):何んと!文字陰影の表示不可。ボックス内navボタンの角丸表現不可。
  しかも、ボーダー枠に画像を表示する事も出来ない(下図参照)!
 
 
 
 
 <参考>IExplorer 8, 9でも文字陰影を表示したい場合は・・・こちらを参照。
   IExplorer 9(9.0.8112)になっても text-shadowには未対応なので、その代用に filter: dropshadowを
   追記する(こちらの「IE用文字陰影表示試験」ページに提示)。
   残念ながら、文字が黒色で疎らに縁取りされてしまう。ぼかし{filter: glow(color=色,strength=大きさ);}
    と上手く組み合わせる事が出来ない。IExplorer 6では表示不可。 下図はIExplorer 9で描画
 
 
 
*IExplorer 8の場合は、「IE-CSS3」を使用すれば文字陰影を実現させる事が可能(こちらで検討)。
 
 
  IExplorer 6, 8:ボックスの表示は出来ず、文字陰影と背景画像の表示いずれも不可。
   なお、navボタンの表示はIExplorer 8では可能だが(下図)、IExplorer 6では不可。
 
 
 
 
追記(2011.04.04)
 IExplorer 8でもCSS3機能を「CSS3 PIE」で実現させられるか検討・・・こちらのページで提示
 IExplorer6〜8のCSS3用スクリプトビヘイビア「PIE.htc」ファイルは、筆者が主に利用するこのKATCH
  サーバ配信では全く使い物にならなかった(→2011.06.28以降は対応し以下と同様となった)。
  .MaciDisk, MOMOとMICSサーバでは、IExplorer 8はボックスの表示も背景画像の表示も可能となる
  が、ボックスの不透明化は表示出来ない等忠実に実現させる事は出来なかった。
  下図は、MOMOサーバ配信で filter: ; を追記しない場合の描画。contentの上部 margin: 20pxが空
  白となってしまう。
 
 
     
IETesterで歴代 IExplorerのCSS3 PIE実現能力を検証
        IETesterはIE5.5〜9表示を同時に確認出来るブラウザ互換性チェックツールを参照。
 
 
  border-image(ボーダー枠に画像表示)を上手く表現させる事は出来ない。
 
Firefox 4, Opera 11, Chrome 10, Safari 5では、右のよう
に表示されるものが、IExplorer 9では画像を表示出来ず
border-color:#336699が表示される。
 
 
 
 なおSpryWidgetの表示は、HTML5未対応のブラウザIExplorer 6, 8も含め全てのブラウザで表示可能。
 但し、SpryCollapsiblePanel(折りたたみパネル)では、リンク先ターゲットを_parent、_selfとした場合
   にリンク先から戻ると、
  ・
Firefox 4RC, Safari 5とOpera 11では、パネルは開いたままとなっていてくれるが、
  ・Chrome 10とIExplorer 8, 9では、パネルが閉じてしまうので不都合だ (-_-;)
   






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