Desktop Movie, ヴィデオ・スクリーンの使用

Desktop Movie, ヴィデオ・スクリーンの使用

 
(2018.08.20作成)
=天の川タイムプラス動画を壁紙/スクリーンセーバーに設定=
 
I) Desktop Movieで壁紙に動画を設定
 
Desktop Movie(ここから 今回は v 2.6.2を入手)は、デスクトップの背景/壁紙に動画を設定出来るツールで、複数のビデオを続けて再生可能(但し、360度ビューは不可)。
 
 
 
=操作方法の参考記事=
 
「デスクトップの背景で、動画の再生を行えるようにする!」

デスクトップの背景で、動画の再生を行えるようにする!「Desktop Movie」。

Desktop Movie
Desktop Movie スクリーンショット
スクリーンショット
制作者 Falcosoft
対応 -

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● Desktop Movie

デスクトップの背景で、動画の再生を行えるようにするソフト。
手持ちの動画ファイルを、“ 動く壁紙 ” としてデスクトップの背景で再生できるようにしてくれます。
動画の再生 / 一時停止 / 場面のシーク / 音量調整、プレイリスト、リピート再生、シャッフル再生、動画再生を行うディスプレイの指定... などの機能も付いています。

「Desktop Movie」は、デスクトップの背景で動画を再生できるようにするソフトです。
デスクトップ全体をメディアプレイヤー化してしまうような感じのソフトで、お気に入りの動画を “ 動く壁紙 ” としてデスクトップの背景で常に再生させておけるようにしてくれます。
動画再生中は、専用のコントローラーを使って再生 / 一時停止 / 場面のシーク / 音量調整 などの操作を行うことができ、さらにはプレイリストを使って複数のファイルを連続再生することもできたりします※1
※1 リピート再生、シャッフル再生 にも対応。
プレイリストの内容は、独自のファイルに書き出すこともできる。

再生可能なフォーマットは、システムにインストールされているコーデックに依存しているようなので、必要であれば「LAV Filters」などの コーデックパック をインストールしておくとよいでしょう※2
※2 「LAV Filters」、もしくは「LAV Filters」を含むソフトをインストールしておくと、複数の音声や字幕を含む動画を再生している時に、音声や字幕の切り替えを行えるようになる。
加えて、動画にチャプターが設定されている場合、チャプター移動を行えるようにもなったりする。

現在、壁紙として使いたいほど気に入っている動画を持っている人におすすめです。
尚、このソフトは “ オーバーレイ ” という技術を使用して動画をレンダリングしています※3
そのせいもあり、場合によってはデスクトップ以外のウインドウにも「Desktop Movie」で再生中の動画が映りこむケースがあります。
(加えて、再生時の様子をスクリーンキャプチャしたりすることができない)
※3 オーバーレイを使用しているため、一部の AMD ドライバー(Catalyst 13.x )と相性が悪い模様。
解決策はあるようだが、該当する PC 環境がないため未確認。

使い方は以下のとおり。
「Desktop Movie」では、「ディスプレイの更新」というコマンドにホットキー “ 「Shift」+「R」 ” が割り当てられています。
そのため、「Desktop Movie」起動中は “ 「Shift」+「R」 ” を入力できなくなるので注意してください。

  1. 「dmovie.exe」を実行します。
  2. Windows 8 以降を使用している場合、最初に「Windows 8/10 Overlay registry patch completed.」というダイアログが表示されるので、「OK」ボタンをクリック → もう一度「dmovie.exe」を実行します。
    Windows 8/10 Overlay registry patch completed.
  3. 「ファイルを開く」ダイアログが表示されるので、デスクトップの壁紙として使いたい動画ファイルを選択します。
  4. すると、デスクトップの背景で動画の再生が開始されます。
    デスクトップの背景で、動画の再生が開始される
    と同時にタスクトレイアイコン( タスクトレイアイコン )が表示されるので、これをダブルクリックします。
    タスクトレイアイコン
  5. 再生コントロールが表示されます。
    再生コントロール
    これを使い、動画の制御を行うことができます。
    各ボタンやバーの意味は、次のようになっています。
    • 前の動画へ(プレイリスト使用時) - 前の動画へ(プレイリスト使用時)
    • 再生 / 一時停止 - 再生 / 一時停止
    • 次の動画へ(プレイリスト使用時) - 次の動画へ(プレイリスト使用時)
    • シークバー  - シークバー
    • 音量  - 音量
    「LAV Filters」をインストールしている場合、タスクトレイ上の LAV Filters アイコンを右クリックすることで、音声や字幕の切り替えを行うこともできたりします。
    (複数の音声・字幕 を含む動画を再生している時)
    音声や字幕の切り替えも可能
    また、動画にチャプターが設定されている場合、LAV Filters アイコンの右クリックメニュー「Chapters」から、チャプターの移動を行うことも可能です。
    チャプターの移動を行うことも可能
  6. ちなみに、プレイリストを使うことにより、複数の動画を連続再生させることもできます。
    プレイリストは、タスクトレイアイコンを右クリック → 「Playlist」から呼び出すことができます。
    プレイリスト
    このプレイリストの下部にあるボタンを使うことで、
    • Add to List -  プレイリストにファイルを追加
    • Save List -  プレイリストの内容を、DPL ファイルとして保存
    • Remove Item -  選択したファイルを、プレイリストから削除
    • Remove All - すべてのファイルを、プレイリストから削除
    といった操作を行うことができます。
    (プレイリストには、ファイルを直接ドラッグ&ドロップすることもできます)
    プレイリストに追加したファイルをダブルクリックすると、該当ファイルの再生に切り替えることができます。
  7. その他、トレイアイコンを右クリックすることにより、
    • Refresh Display※4  - ディスプレイ(デスクトップ)を更新する
    • Load New Items  -  動画ファイルを読み込む
    • Repeat One -  現在の動画をリピート再生する
    • Shuffle -  シャッフル再生する(プレイリスト使用時)
    • Movie Display  -  動画の表示方法
      • Letterbox※5  - 縦横比を維持したまま、全体が映るように最大化(左右に黒帯)
      • Stretched  -  デスクトップの幅に合わせて引き伸ばす(縦横比無視)
      • Cropped - 縦横比を維持したまま最大化(中央部分を切り抜き)
    • Monitor -  動画再生を行うディスプレイ
    • Start Up -  起動時の動作
      • Restore Playlist  -  保存したプレイリストを読み込む
      • Start with Windows -  Windows 起動時に、「Desktop Movie」を自動で起動する
    • Playing Control  -  再生コントロールを表示する
    • Active Filters -  使用中のフィルタを表示する
    • Settings in INI file -  設定内容を、INI ファイルに保存する(通常はレジストリ保存)
    • Exit -  「Desktop Movie」を終了する
    といったコマンドを実行することもできたりします。
    タスクトレイアイコンのメニュー
    ※4 動画再生中、ホットキー “ 「Win」+「D」 ” を押したりタスクバー上の “ デスクトップを表示 ” ボタンをクリックしたりすると画面が真っ暗になるので、そのような時にこのコマンドを選択する。
    ※5 一部環境下では、「Letterbox」では動画が正常に再生されないことがある模様。
    そのような時は、「Stretched」か「Cropped」を選択してみる。

 
  ”動く壁紙”として動画の利用が可能で、ネット上の動画もストリーム再生可能。 又、プレイリストを使うことにより、複数の動画を連続再生させることも可能だ。
 

=成績=
(1) ローカルに保存してある「世界の天の川絶景」壁紙動画(タイムラプス動画 30個)の再生結果:トップのムービーに提示
 
 
(2) オンラインにある上記動画のプレイリストファイル(単純にリンク先を順番に記載した DPLファイル)を ⇒ ここから 右クリック [名前を付けて.. 保存]でダウンロードして再生し比較したところ、
・オンラインのファイルを再生する場合は、ローカルファイルよりも不安定。
・ Playlistの itemをクリックしても、ローカルのようにスキップ再生させる事は出来ない。
(3) 何にがしのデスクトップ操作を行うと画面が真っ暗になる事が多く、Refresh Display処理(又は、「Shift」+「R」)で回復する。
(4) 従って、大文字「R」の文字入力が出来ない。
II) ヴィデオ・スクリーンでスクリーンセーバーに動画を設定
  ヴィデオ・スクリーン(ここから 今回は v 2.00を入手)は、デスクトップのスクリーンセーバーとして動画を設定出来るツール(但し、360度ビューは不可)。
=本家の参考記事=
 
「ヴィデオ・スクリーン: 説明」

★ ヴィデオ・スクリーン ★

1.はじめに



「ヴィディオ・スクリーン」は、動画を表示するスクリーンセーバーです。スクリーンセーバーが起動すると、登録してある動画を次々と再生します。また、定期的に表示位置が変化します。
「ヴィデオ・スクリーン」はフリーソフトです。

※ご使用前に必ず、注意をお読み下さい。

対応動画


「ヴィディオ・スクリーン」で再生可能な動画は、システム依存になります。

MOV(V3以降)など標準で再生できない動画形式には、それぞれ対応するDirectShowフィルターが必要となります。
※「directshow フィルター」等で検索してみてください。また、フリーのものとしては「LAV Filters」などが有名です。

対応OS


Windows10/Windows7

※WindowsXp以降で動作するはずです(未確認)

制作・著作


BearBeetle(べあ・びーとる)
URL:http://hp.vector.co.jp/authors/VA011973/


免責


・当方は「ヴィデオ・スクリーン」の使用に起因する損害・不利益等については、免責させていただきます。

注意事項

  • V1.XX以前とは、設定に互換性がありません(設定を引き継げません)
  • 使用しているパソコンの環境(マルチメディアデバイスやディスプレイドライバの種類)によっては、「例外0E」や「不正な処理」が頻発する場合があります。
  • 再配布は以下をお守り下さい。
    ・パッケージの改変、一部のみの配布は行わないで下さい。
    ・ただし、アーカイブを解凍した形での配布はかまいません。
    ・他のソフトやハードウェアへのバンドルは当方までご相談下さい。
  • サスペンド及びスタンバイには対応していません。ロックすることがあります。
    スタンバイまでに予め動画再生を停止させるように設定すれば、ロックを回避することも出来ます(v1.70より)

2.インストール/アンインストール

インストール

VS.SCRを右クリックして、「インストール」を選択して下さい。



アンインストール

インストールしたフォルダー(c:\Windows\system32)から、VS.SCRを削除してください。
※完全なアンインストールを行いたい場合は、以下のフォルダー以下をすべて削除してください。
C:\Users\XXX\AppData\Local\BearBeetle


3.設定


【補足】
※「動画コンテンツ」は、「動画ファイル」と同じ意味です。

1.スクリーンセーバー設定画面を表示する

※Windowsのバージョンによって異なります。
例1:コントロールパネルから、「画面」を起動し「スクリーンセーバー」を選択する
例2:デスクトップで右クリック→「個人用設定(R)」→「ロック画面」→「スクリーンセーバー設定」


2.「スクリーンセーバー(S)」に「ヴィデオ・スクリーン」を選択する。


3.「設定(T)...」をクリックして下さい。
すると、「ヴィデオ・スクリーン」というダイアログが表示されます。
このとき、「再生コンテンツ一覧」にはなにも登録されていません。



4.「追加」をクリックして、登録したい動画ファイルを指定して下さい。
※シフトキー又はコントロールキーを押しながら、選択すると、複数のファイルを一度に選択できます。



5.「 再生コンテンツ一覧」の登録を削除したい場合は、その項目を選択後、「削除」をクリックして下さい。

6.「 再生コンテンツ一覧」の登録を全部削除したい場合は、その項目を選択後、「全部削除」をクリックして下さい。

7.「再生コンテンツ一覧」から項目を選んで「↑」をクリックすると、1行上に移動します。また、「↓」をクリックすると、1行下に移動します。

8.「ランダム再生」をチェックすると、再生順番がランダムになります。
※2回続けて同じコンテンツを再生する場合もあります。

9.「続き再生」をチェックすると、スクリーンセーバ起動時に、前回の続きから再生するようになります。

10.「消音」をチェックすると、動画再生中(スクリーンセーバ起動中)だけ音を消します。

11.「ファイル名表示」をチェックすると、動画再生中(スクリーンセーバ起動中)にそのファイル名を画面上部に表示します。

12.「表示サイズ」により、元サイズの半分,1倍,2倍,3倍に設定することができます。また、「表示サイズ」を「指定」にすると、「表示サイズ(%)」で表示倍率をリニアに設定できます。
※VFW(AVI)を使用している場合、「コントロールパネル」→「マルチメディア」→「ビデオ」で設定されている表示サイズが「元画像のサイズ」となります。

13.「表示位置変更間隔」は、動画表示位置の変更間隔を1~600秒の間で設定することができます。
※0秒を指定すると、動画表示位置が中心に固定されます。

14.「再生停止時間」は、動画再生を終了させるまでの間隔を1~600分の間で設定することが出来ます。
※0分を指定すると、動画再生はスクリーンセーバが終了するまで終了しません。
※ヴィデオ・スクリーンは「サスペンド」や「ディスプレイの省電力機能」を有効にする場合は、必ず電源OFF前に動画表示を終了させるように設定してください。

15.「OK」をクリックすると、設定が反映されます。

16.スクリーンセーバ動作中に、キーボードの「N」キーを押すと、直ちに次の動画コンテンツの再生に移ります。「R」キーを押すと、再生中の動画コンテンツの頭に戻ります。また「S」キーを押すと、消音ONと消音OFFをトグルします。ただし、このときの状態は設定に反映されません。
※その他のキーを押すと、スクリーンセーバは終了します。

17.表示範囲の制限(高度な設定)
C:\Users\XXX\AppData\Local\BearBeetle\VS2\VS2.INI
SCREEN_WIDTH=640
SCREEN_HEIGHT=480

青字の部分(640/480)に制限する幅/高さの値を入れて下さい。

4.その他/変更履歴

その他

・「例外」や「不正な処理」については、ディスプレイドライバやマルチメディアドライバの不具合です。ドライバーの更新などでも、改善しない場合は、「ヴィデオ・スクリーン」の使用をやめることをお勧めします。


変更履歴

V.1.0('97/8/28)
・リリース

v.1.1 ('97/10/16)
・登録順序を変更可能に変更
 (リストボックスのソートを廃止)

v.1.2 ('97/11/22)
・「N」「R」キーによるコントロール追加
・ランダム再生機能追加
・ヘルプファイル追加

v.1.21('97/12/30)
・コンテンツ指定パス内に、スペースが入っている場合、再生できない不具合を修正。

v.1.22('98/1/15)
・HELPファイル修正(Win95でのMOV再生は、QTW16を使用すること)。

v.1.3('98/3/11)
・画面サイズ設定機能追加
・コンテンツ一覧編集機能追加
・消音機能追加
・表示位置変更間隔設定機能追加

v.1.31('98/4/5)
・バグ修正(ファイル名に、「ポ」が入ると、字化けがおこる)
・表示位置変更間隔の最小値を10秒から2秒へ変更

v.1.40('98/7/1)
・表示サイズに「指定」を追加(リニアな表示サイズの設定可能)

v.1.50('98/9/19)
・再生ルーチンを見直し
・「続き再生」機能追加
・表示位置固定機能追加

v.1.60('99/2/13)
・「↓」ボタン無反応バグ(v.1.50)修正
・タイトル表示モード追加

v.1.61('99/6/6)
・MPEG消音NG対策
・動作安定化(ActiveMovie優先処理に変更)
・エラーメッセージ表示

v.1.62('99/6/xx)
・キーボード入力を必ず受け付けるよう修正

v1.63(2000/03/03)
・動作安定化

v1.70(2000/05/06)
・「再生停止時間」追加

v1.71(2000/09/03)
・動作安定化(MCIの状態変化中はスクリーンセーバを終了させない)
・「再生停止時間」バグ修正
・キーボード入力「S」で消音ON/OFFをトグルする機能を追加

v.1.72(2001/06/30)
・フルスクリーン指定時でもアスペクト比を守るように修正
・表示範囲制限機能追加

v.1.73(2002/08/xx)
・全部削除追加
※窓の杜で紹介されました

v.2.00(2018/05/26)
・Windows10対応
・設定ファイルをユーザ毎の設定に変更
(v.1.73以前と設定ファイル互換性なし)

 
=操作のポイント=
(1) Vs.scrファイルを右クリック [インストール]で導入出来なかったので(インストール項目が表示されない)、手動で C:\Windows\system32へコピーした。
(2) デスクトップで右クリック→「個人用設定(R)」→「ロック画面」→「スクリーンセーバー設定」で「スクリーンセーバー(S)」に「ヴィデオ・スクリーン」を選択。
 
 
次に「設定(T)...」をクリックして、登録したい動画ファイルを[追加]して指定すればよい。但し、MP4動画は読み込み画面の[動画ファイル]では表示出来ないので、[All Files]に変更して追加する必要がある。
 
 
(3) 設定ファイル VS2.INIは C:\Users\〇×〇×〇×\AppData\Local\BearBeetle\VS2内に保存される(下線部分を編集すれば、動画の追加・変更が可能)。
 
 
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[VS]
POS=0
CONPOS=-1
FILENAMES=E:\...\n-00milkyway.mp4| ........... 中略 ........... |E:\...\n-33helvetia360.mp4|
RAND=0
CONT=0
MUTE=0
F_INS=0
SIZE=0
INTERVAL=0
ENDTIME=0
[]
POS=0
CONPOS=0
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
(4) スクリーンセーバ動作中に、キーボードの「N」キーを押すと、直ちに次の動画コンテンツの再生に移ります。「R」キーを押すと、再生中の動画コンテンツの頭に戻ります。また「S」キーを押すと、消音ONと消音OFFをトグルします。

=成績=
MP4動画 29個中 13個は、四分の一しか描画出来ない事は不思議な現象だ?
フレームサイズを指定して再圧縮し直したら、正常に描画出来るようになったと思いきや
ナッ何んと!Desktop Movieを起動していないと、この現象が発生する。
しかし残念ながら、何故か?途中でDesktop Movieが停止してしまって発生する場合が屡々ある ?(゜_。)?
 
=その他の類似ツール=
VideoSaver(1.53)は、本ツールと同じ現象が発生する。
VideoScreensaver
(1.0)は、.NET Framework 3.5 を有効化しても何故か?利用出来なかった。
MMSaver(1.0.0)及びムービースクリーンセーバーDX(1.26)は、MP4未対応の為利用価値が少ない。

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