Windows DVD メーカーの試用

Windows DVD メーカーの試用
Windows Vista付属のDVD メーカーでGyaoの番組WMVファイルをDVD化
(2006.11.18作成, 07.02.05更新)
Windows DVD メーカーは、OS付属のDVD作成ソフト。
 Windows XP Media Center Edition 2005で初お目見えし、Vistaバージョンで進化して、WMV9
 ファイルも含めたビデオファイル(MPEG/VOB/AVI/OGM)から、モーションメニュー付きDVDビデオ
 を簡単な操作で作成可能なツールだ。
そこで今回は、Windows Vista Ultimate付属のDVD メーカーを利用して、素材としてGyaOから別記
 
手順(「GetASFStreamで GyaO番組を保存」 と「Windows MediaのDRMをDecryptItで解除
 を参照)で取得しDRM解除した映画番組WMVファイルを用いて、DVD化する方法を検証してみた。
 マシン環境は、Intel D945GNT、PentiumD830 3.0GHz、DDR2-667, 1GBx2、GeForce 6600GT
  (VRAM 128MB) で、DVDドライブにLG電子Super Multi Drive(GSA-4163B)を使用した。
Vista RC1付属のDVD メーカーは、試用中に何故か”記憶域不足”と警告され
て、DVDの作成が出来なくなってしまった。
Windows Vista RC1付属のDVD メーカーによる検証
  →こちらを参照。


 操作手順
1)DVD メーカーを起動したら、「項目の追加」をクリックして、素材(今回はASFファイル)を読み込む。
2)「オプション...」を起動して、DVDの設定をする。
  DVD再生設定/DVDの縦横比は適宜選択するが、縦横比の設定に自動がない!
  ビデオ形式はNTSCとする。
  又、「一時ファイルの場所」を適当に指定しておく。
3)設定したら、「OK」ボタンをクリックしてメイン画面に戻り、「次へ」ボタンをクリックすると、
  「ディスクへの書き込み準備」画面が表示される。
   メインメニューはランダムな3〜5シーンが自動で作成され、シーン選択(キャプチャー)メニュ
   ーは10分毎に自動で作成される(但し、任意に設定する事は出来ない)。
  →「メニューのスタイル」20種類の中から、 メインメニューの様式を選択する(今回はシヤッ
    ターを選択)。 
4)「メニューテキスト」では、フォント/タイトル名/再生ボタン名/シーンボタン名の変更が可能だ
  が、ボタンを文字以外に変更することは出来ない。
5)「メニューのカスタマイズ」では、メイン(再生)メニューとシーンメニューのビデオ及びメニュー
  オーディオを外部から取り込んで、メニュースタイルをカスタマイズする事が可能。
  シーンボタンは14種類から選択出来る。    ・・・今回は初期設定のまま変更せず。
*「スライドショー」では、bmp, gif, jpg, png, tif等の画像ファイル形式に対応している。
  BGMの挿入や画像表示時間の長さ、切り替え効果を変更することが可能。
  今回は、スライドショーではないので、初期設定のまま(画像の長さ:7秒、切り替え効果
    :クロスフェード)としておく。
6)「プレビュー」をクリックすると、メニューが比較的速攻で作成されて、試し視聴が出来る。
  今回のメインメニューは、背景が4個のモーションシーンが3〜4秒毎に切り替わり、
   再生ボタンとシーン(チャプタメニュー画面へ移動)ボタンから構成される。
  →シーンボタンをクリックすると、キャプタを選択するメニュー画面がモーションボタンで
    表示される。
 「OK」ボタンをクリックして 「ディスクへの書き込み準備」画面に戻り、
7)「書き込み」ボタンをクリックすると、
  変換と書き込みが開始される。
  変換処理中 進捗バーは表示され
  るが、映像は表示されない。

 結果 :
1)編集は選択するだけと簡単に変換操作が出来、無料のツールには少ないジャンプボタ
  ンがモーションとなったメニュー付きDVDが作成出来る。
 但し、画像圧縮率を任意に設定出来ないし、チャプターの挿入箇所を自由に設定出来な
  い事は
残念だ

 なお、ユーザーアカウント制御(UAC)を無効にして実行すると上手く変換出来ない場合
  があるので、UAC有効下で実行した方がよい。
2)書き込み開始後、DVD作成に必要な時間: 1時間39分のWMVを2時間41分と短時間に
  完了した。
 残念ながら、DVDフォルダやISOファイルがハードディスクに作成されない。
3)映像の解像度 720x480ピクセル、ビットレートは5,586Kbps、フレームレートは29.97fps
  で変更出来ない。
  音声はDolby Digital AC-3圧縮で、サンプルレート48KHz、ビットレート256Kbpsだ。
4) Windows DVD メーカーで作成したDVDビデオの
  モーションメニュー部分の提示
Embed方式→ここから
 WindowsMedia(MWV9_WMA9.asf) 500Kbps,1分でデモ
Stand方式 →こちら
 *WindowsXP上でDVDビデオをPowerDVD5で再生し、カハマルカの瞳でキャプチャーし
   たAVI ファイルを、TMPGEnc3.0XPressでWMVに変換した。
*残念ながら、GyaOの番組(WMV素材)では番組の後半に 5〜10秒の映像と音声の解離
  (音声が先行)が起こってしまう他ツールと共通の問題点がある。
追記(2007.08.15)
  GetASFStream2.2.0.4b+WinPcap4.0でダウンロードし、FairUse4WM 1.3 Fix2でDRMを
  解除したGyaOのASF映画素材を使用すれば、上記不具合は発生しなくなったここを参照)


| Kenのムービー計画へ >動画狂コーナーへ >DVDオーサリングツールへ |