Windows 10 Spring Creators Updateの問題点

Windows 10 Spring Creators Updateの問題点

 
=Timeline(タイムライン)機能以外のメリットは無し=
(2018.05.14作成)
マシン環境は、主に BTOパソコン( Windows8.1通常版から漸次 Windows10 Homeへアップ→ TH2→ RS1→ RS2→ RS3へアップした QSWin x64マシン) で検証た。
2018年05月01日より Windows 10のメジャーアップデート Windows 10 Spring Creators Update( Windows 10 April 2018 Update 、RS4: Redstone 4、バージョン「1803」)の配信が開始された。
新機能は、Timeline(タイムライン)、集中モードなど(こちらを参照)。
=成績=
A)
QSWin x64マシン(BTOパソコン)、 CF-AX x64マシン(パナソニックのレッツノート CF-AX2QEBJR)ZEN x64マシン(ASUSのウルトラブック ZenBook UX21E)、JVA x32マシン(NEC PC-VJ22MAU5HRR9)は、[設定]→[更新とセキュリティ]画面のWindows Updateでアップグレードした。
19FJ x64マシン(SonyのVAIO, VPCCW19FJ)EGG x32マシン(MCJ_EGPE66GT50P) は、「Windows 10 のダウンロード」の[今すぐアップデート]から入手した「Windows 10 更新アシスタント(Windows10Upgrade9252.exe)」でアップグレードした。
全てトラブルことなく 2.6~6時間かけてアップデート出来た。
B)
再設定が必要となった事項
【悲報】やはり各種設定の初期化は健在だった
(0) Win7DSFilterTweakerで Preferred Decodersを WMVAとMP3以外は Microsoft⇒ LAVへ変更
(0) Win7自動整列拡張.exeを再実行
(1) 修正したWindows Update方式が元に戻るので、検索窓「デバイスのインストール設定の変更」で「いいえ」にチェック
(4) コントロールパネル>管理ツール>タスクスケジューラの Microsoft>Windowsの「Defrag」の「SheduleDefrag」を削除
(6) コマンドプロンプト「powercfg /hibernate on」実行後、コントロールパネル>電源オプション...「高速スタートアップ...」を無効化
(8) Winaero Tweakerで、Old Volume Controlを再設定
(9) 関連付けの一部が、動画:映画&テレビ、ブラウザ:Microsoft Edgeに戻るので修正
10) ディスプレイの解像度: NVIDIAでカスタマイズした解像度は削除されてしまうので再設定
13) Windows Media Playerのメディア ストリーミング オプションが初期化され、全ての DLNA対応デバイスにアクセスされてしまうので、再度「許可」の[ オン/ オフ ]設定が必要
14)デスクトップのユーザーフォルダ内>場所を移動した「ダウンロード」、「ドキュメント」など
元の場所(C:\Users\ken\Downloads)のアイコンを削除
15)「ディスククリーンアップ」アイコンを定期実行プログラムへ再登録
16) SSD最適化設定:初期化されたかは不明だが実行
17)すべての設定>プライバシー>全般では全てオフ。 バックグラウンドアプリでは「Flipboad」「フォト」以外はオフに設定。

C)
再設定が必要ではなかった事項
(0) システムの保護は無効となるが、そのままとしておく。
(0) フォルダオプションが元に戻るので、フォルダを開くたび..、開いているフォルダまで展開、タイトルバーに完全なパス..、空のドライブ..にチェック
(2) VMware Player 6.0.4:クライアントネット接続出来ない→再度インストールで修復

(3) 8GagdetPack Toolsを Make gadgets smallerに変更
(5) コントロールパネル>電源オプション>プラン設定の編集>詳細な電源設定の変更「スリープ解除タイマーの許可」を無効
11) Windowsストアアプリが一式インストールされてしまう事はない
新規に追加されたアプリ: Print 3D
名称変更: 複合現実ポータル→Mixed Realityポータル、Get Help→ヘルプの表示
12) IME>プロパティ>「IME入力モード切替の通知」の「画面中央に表示する」のチェックを外す

D)
再度インストールし直したら作動するようになったソフト/ツール
(1) Spybot Search & Destroy 1.6.2は削除されてしまうので再度インストール

E)
再インストールやバージョンアップが必要ではなかったソフト/ツール
OldNewExplorer 1.1.8.4、ClassicShel l4.3.1、8GadgetPack024.0、ImgBurn 2.5.8.0. PowerDVD 12.0.3519.58、1Password 4.6.0.598、Website Explorer Ver0.9.9.11 β 43、 EPSON Printer 6.53、OldNewExplorer1.1.8.4

F)
追加されたストアアプリ
3D Builder(3D モデルの作成/印刷)、Candy Crush Soda Saga(ゲーム)、Microsoft Solitaire Collection(ゲーム)、My Office、Twitter、 スポーツ(ニュース)、フィードバックHub、マネー(ニュース)、モバイル通信プラン(携帯電話会社に登録/接続)
*オープンWi-Fiスポット、XPSビューアー廃止
 
G)
不都合な事項
(1) RS2で、Win7自動整列拡張.exeを実行して、「自動配列(A)」のチェックを外しても、自動配列の解除が出来なくなってしまった・・・解消せず
 

(2) RS2で、コントロールパネル>ディスプレイの「テキストサイズのみ変更」設定が無くなり、解消せず
→「Meiryo UIも大っきらい!!(No!! Meiryo UI)」で代用。項目別にフォント自体/サイズの変更が可能で、サイズを全て 9→11又は 12へ変更した

(3) RS2で、デスクトップのアイコンが、「アイコンを等間隔に整列」に設定しないと、思うように配列出来ない。一部のアイコンを移動させようとすると、大幅に配列が乱れる不具合が発生するようになった
  ⇒ デスクトップの配置を保存・復元するソフト 「DesktopOK」で対応

(4) IExplorer 11 が、MS Edgeと同時に使用するとフリーズし易くなる現象は解消されていない。

(5) RS2で、「ネットワーク」の「コンピューター」項目(ネットワークで共有しているはずのコンピューターのアイコン)が一部表示されなくなってしまった。
 
 
今回のアップグレードで解消した!
   
 
(6) 「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」に、シリアルATA接続のハードディスクも表示されてしまうようになった・・・QSWinマシンのみで発生
⇒ 今回も、デバイスマネージャー> IDE ATA/ATAPIコントローラー> Intel 8 Series/C220 Chipset Family SATA AHCI Controller(14.8.7.1051)の「ドライバーを元に戻す」(13.5.2.1000,2014/11/19)を実行して解消した。
 

(7) JVAマシン(x32)のWindows10ディスク100%病
⇒ 今回のアップグレードで多少動くようになった!?
H)

Wise Care 365 v4.8.6を検証
 
 
(1) システムクリーナーの [レジストリクリーナー]を QSWINで実行したところ、
 
 
 未チェックとしたのは製作者の意図があるのであろうが、解釈不能?
(2) システムチューニングの [システム最適化]を実行したが([!]印は最適化可能項目)、パフォーマンスに実感出来る改善は認められなかった
 
 
(3) システムクリーナーの [システムの軽量化]
 
項目
QSWin
CF-AX
19FJ
JVA
EGG
ダウンロード済みインストールファイル

(226KB)

(14.9MB)

(27MB)

(226KB)
インストールBaselineキャッシュ

(465MB)

(400MB)

(228MB)

(261MB)

(151MB)
ヘルプファイル

(68MB)

(952KB)

(56.4MB)

(1.0MB)

(495MB)
サンプルミュージック

(190KB)

(78KB)
壁紙ファイル

(4.8MB)

(5.1MB)

(19.8MB)

(4.8MB)

(4.8MB)
旧式のインストーラ

(16.9MB)

(1.3MB)

(131MB)


=成績=
 
1) 初期化され再設定を必要とする項目が多く煩わしい。
2) 追加されたアプリ「日本語ローカルエクスペリエンスパック」とは、何か?
3) ホームグループはが削除されたが、共有ネットワーク フォルダーは引き続き利用可能(こちらを参照)ーファイル共有は問題なく可能だった。
4) 報告されているトラブルの発生(記事A記事B1記事B2)について
・ EaseUS Todo Backu(10.6)が入っていても、アップグレードには問題なく可能だった。しかし、19FJマシンにおいては、システムバックアップ時に何故か?ブルースクリーンとなってクローン作成に失敗してしまう
┓(´_`)┏
これは後になって判明した事だが、このメジャーアップデートとは関係なく、HDDの故障(不良セクターの発生)が原因だった。
⇒ こちらの記事「FromHDDtoSSDで不良セクタ(bad sector)の修復」を参照。
・一部環境でChromeが正常に動作しなくなる。PC 自体が固まると云う不具は既に修正されていた。
 

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