64bit版Windows 7用のPT1_Driverに改造する方法

リックブログ(ハインブログ)さんの「64bit版Windows 7でPT1/PT2(署名付き)」より転用。
筆者の気付いたコメントを ・・・ピンク色で注釈 した。
PT1ドライバが最新版になって、PT2も追加してあったので、PT1/PT2ドライバ2.0対応版署名方法。
前に書いた奴のコピペをある程度改良+PT2対応版。
PT2で利用する場合はPT1をPT2に読み替えてください(特に署名作成部分以降)。

PT2に関しては手元にないため未確認。
PT2を入手。この方法でも動作確認。

あと自己責任でお願いします。

※パスワードなし版ができました。この記事ではパスワードなし版に変更します。パスワード付きのほうがいいという方もいると思うので、最後に記述。

なお、いつも通りUACはOFFで作業してます。

※PT1フォルダ:できたらC:\PT1のようにドライブ直下推奨。


○下準備
アースソフトより、最新版ソフトウェアのダウンロードからPT1もしくはPT2のドライバをDL。
・DLしたドライバと同じバージョンのSDK(ドライバが2.xxであればSDKも2.xx)もDL。
・・・・今回は、「PT1-Windows-Driver-200.exe」 と「PT2-Windows-Driver-200.exe」を入手。


○署名作成 〜パスワード不要な人向け〜
・DLしたPT1ドライバをUniversal Extractor(innounp.exeだけ別に最新版にする)というソフトで解凍。
・・・今回は、uniextract16.exeを使用。

・「windrvr6_EARTHSOFT_PT1_64.sys」を「windrvr6_EARTHSOFT_PT1.sys」にリネームし、PT1フォルダに移動。
・「windrvr6_EARTHSOFT_PT1_driver.infをwindrvr6_EARTHSOFT_PT1.inf」にリネームし、PT1フォルダに移動。
・マルチメディアコントローラーの警告を消すなら「windrvr6_EARTHSOFT_PT1_device.inf」もPT1フォルダに移動。


Windows SDKをDLし、インストール。IMGファイルなのでImgBurnなどでディスクに焼くか、仮想CD/DVDソフトでマウント。
・・・Windows SDK (Software Development Kit) :6.2.6000.0.18.WindowsSDK_Vista_JPN_daily.DVD.Rel.imgをVirtualCloneDriveでマウントしてインストール。総容量は 何んと 1.8GBだった。


・スタート→プログラム→Microsoft Windows SDK→CMDシェルと選ぶ。
・先ほどのファイルを入れたPT1フォルダに移動。 ・・・シェル起動後、「CD /PT1」と入力し、エンター。
・「makecert -sv windrvr6_EARTHSOFT_PT1.pvk -a sha1 -eku 1.3.6.1.5.5.7.3.3 -r -ss Root -len 1024 -sr localMachine -n CN="windrvr6_EARTHSOFT_PT1.sys" windrvr6_EARTHSOFT_PT1.cer」と入力し、エンター。
・パスワードが聞かれるけど、何も入力しないでOKを押す。
・「cert2spc windrvr6_EARTHSOFT_PT1.cer windrvr6_EARTHSOFT_PT1.spc」と入力し、エンター。
・「pvk2pfx -pvk windrvr6_EARTHSOFT_PT1.pvk -spc windrvr6_EARTHSOFT_PT1.spc -pfx windrvr6_EARTHSOFT_PT1.pfx」と入力し、エンター。
・「signtool sign /f windrvr6_EARTHSOFT_PT1.pfx /d "windrvr6_EARTHSOFT_PT1.sys" /v windrvr6_EARTHSOFT_PT1.sys」と入力し、エンター。
これで署名作成完了。

もし、パスワードつけたいというのであれば、署名作成部分を途中から
・「makecert -sv windrvr6_EARTHSOFT_PT1.pvk -a sha1 -eku 1.3.6.1.5.5.7.3.3 -r -ss Root -len 1024 -sr localMachine -n CN="windrvr6_EARTHSOFT_PT1.sys" windrvr6_EARTHSOFT_PT1.cer」と入力し、エンター。
・パスワードが聞かれるので、適当に入力。
・「cert2spc windrvr6_EARTHSOFT_PT1.cer windrvr6_EARTHSOFT_PT1.spc」と入力し、エンター。
・「pvk2pfx -pvk windrvr6_EARTHSOFT_PT1.pvk -pi (さっきのパスワード) -spc windrvr6_EARTHSOFT_PT1.spc -pfx windrvr6_EARTHSOFT_PT1.pfx -po (さっきのパスワード)」と入力し、エンター。
・「signtool sign /f windrvr6_EARTHSOFT_PT1.pfx /p (さっきのパスワード) /d "windrvr6_EARTHSOFT_PT1.sys" /v windrvr6_EARTHSOFT_PT1.sys」と入力し、エンター。
とし、署名インストール時にパスワードを入力。


○署名インストール
・「windrvr6_EARTHSOFT_PT1.pfx」を右クリックし、PFXのインストールを選ぶ。
・証明書ストアは、参照より「物理ストアを表示する」にチェックを入れ、「信頼されたルート証明機関→レジストリ」を選択。
(・忘れたのでカッコ書き:パスワード入力画面が出たら何もいれずにOKを選択)
・・・この間の手順経過は、こちらの記事「PT1(2)64bit無理矢理署名ドライバのインストール方法」を参照。
・セキュリティ警告が出るが、ここは「はい」を選択。
・正しくインポートされましたと出たら完了。
・・・最終的には以下のファイル構成となった。

 

○ドライバのインストール
・デバイスマネージャーよりレガシーハードウェアの追加。
・・・「一覧からハードウェアをインストールする」→「すべてのデバイスを表示」を選択
・ドライバの指定になったら、PT1フォルダの「windrvr6_EARTHSOFT_PT1.inf」を選択し、画面の指示に。
・・・何故か?ドライバの指定ではPT1ファルダ内の特定のファイルを指定出来ない
・・・PT1ファルダを選択すると、以下の「ハードウェアの追加」画面が表示されるので、画面の指示に。

・・・結果、右の警告が表示され
   たが、無視して 「閉じる」
   で、一応終了となる。
・マルチメディアコントローラーに警告が残っていたら、右クリック→ドライバソフトウェアの更新。
・コンピューターを参照して〜を選び、場所はPT1フォルダの「windrvr6_EARTHSOFT_PT1_device.inf」を選択。
・PT1関連ならドライバが入るし、関係ない場合はそのままになるはず。
・コマンドプロンプトより「bcdedit /set TESTSIGNING ON」を入力し、エンター。
・・・Windowsの64bit版では署名のないドライバは通常使用できません。そのため、32bit版では行わない作業がいくつかあります。
自分で作成した署名ドライバが動作するようにテストモードにする必要があります。と

・もしOFFにしたいなら「bcdedit /set TESTSIGNING OFF」と入力。

・ダウンロードしたPT1ドライバをEXE(PT1-Windows-Driver-200.exe)からインストール
・同じくSDK(PT2-Windows-Driver-200.exe)もインストール

・・・失敗談。
  以上のように実行したらディバイスマネージャーでの!印マークも無くなったのだが、新しく導入したBonDriver
  を認識出来ない。
  はじめにPT1ドライバとSDKをインストールしてしまった事が悪かったようだ。
  全てアンインストールしてやり直したら、PT1の利用が可能となった\(^o^)/

○この方法による問題点
・右下にテストモードが表示される。
・・・筆者の環境では下図の如く表示されるようになったが、Windowsライセンス認証では問題なさそうだ・・・

  こちらの記事によれば、”実際はテストモード中である事を忘れないように注意が必要です。
    中にはテストモードでは動作しないアプリも有りえます。(BD再生とか)
    そんな時は・・先ほどとは逆に管理者権限でDOSプロンプトを起動して
     bcdedit /set TESTSIGNING OFF
    を実行してください。” とあるのだが ・・・→当然の結末:作動しなくなってしまう。


  これが気になるなら
RemoveWatermarkX64.exe (ググレばどっかに・・・
  http://soft2.wmzhe.com/download/deepxw/RemoveWatermark_20090509.zip
  から直接ダウンロード。解凍して "RemoveWatermarkX64.exe"を右クリック。
  「管理者として実行...」して、 
Yすればよい。

RemoveWatermarkの実行(ページ表示)=

    再起動すれば、テストモードの表示は消失している。

・Blu-rayなどの著作権にうるさいものは再生できなくなるらしい。
・正常な動作ができなくなる恐れがある。


署名部分はVista 64bit版でも使えるだろうけど、もしかしたらドライバのインストールはEXEからのインストールだけ問題ないかもしれない。

Windows 7RTM版でこの方法による動作確認をPT1/PT2ともに確認。

あといつも通り質問されても答えません(答えられません)。


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