KMPlayerのビデオキャプチャー機能

KMPlayerのビデオキャプチャー機能
 
KMPlayerのビデオキャプチャー機能は録画ソフトとして利用可能か?
(2008.11.29作成)
 概要
 MPlayerから派生した韓国産のコーデック内臓マルチメディアプレイヤー。
 多種類の動画形式に対応しており、一般動画やDVD以外にもインターネットストリーミング
  配信メディア(ASF/OGG/MP3/AAC/MPEG PS/MPEG TS)の再生及びテレビの視聴も
  可能となっている( 「KM Playerで韓国のTVを見よう!」を参照)。
 本プレイヤーは多彩な画質調整、再生制御、スキンの変更など多くの機能を搭載している。
 特筆すべきはキャプチャー機能で、優秀な「静止画キャプチャー機能」(サイズ変更、BMP/
  JPEG/PNGでの保存、ダイジェスト画像としても保存可能)以外にも、
  リアルタイムに音声をMP3でキャプチャーする「オーディオキャプチャー機能」、動画をAVI
  形式でキャプチャーする「ビデオキャプチャー機能」を搭載しており、チューナを設置すれ
  ば地デジ放送をコピースルーで録画する事が可能になると云う。
 そこで、KMPlayerのビデオキャプチャー機能についてHDD保存の動画を素材として予備
  試験を行い、DVDビデオ作品と疑似ストリーミングメディアの録画が可能か検証してみた。
 
 KMPlayerの入手先
KMPlayer(2.9.4.1433β)を、 ここから入手。
日本語化ファイルは、こちらから入手。インストール手順は、こちらを参照。
使用方法は「KMPlayerの使い方と設定」 か 「知っておくと便利な万能プレーヤー」を参照。
<注意>v2.9.4.1434以降では、「オプション設定」の「拡張メニューを使用」にチェックすればこ
   
の機能がメニュー上に表示されるようになる!
 
 検証環境
マシン環境は、Intel Core 2 Quad Q6600 2.40GHz、DDR2 PC2 6400 2GBx2、GeForce
  8600GT(VRAM 512MB)で、
 光学ドライブは、I-O DATAのBD&HD DVDコンポドライブBRD-SH6Bを使用し、
 OSは、Windows Vista Home Premium SP1環境で検証した。
 プレイヤー:Real Player 10、QuickTime 7.5.5
 コーデック:Koepi XviD 1.2、DivX 6.8.5、x264vfw r621、VP6 VFW Codec 4.0、Huffyuv 2.1.1、
       WMV9VCM 6.5、LAME MP3 Encoder 3.98.2

 A) ビデオキャプチャーの操作手順
1)KMPlayerを起動して動画素材を再生。「一時停止」して目的の位置(00分00秒等)に戻しておく。
2)右クリックメニューの「キャプチャ設定」/ 「AVI ファイルでキャプチャ」をクリック。
3)すると、「AVI ファイルでキャプチャ」画面が表示される。
 ファイル名欄右側のプルダウンメニューから、コンテナ形式を選択する。
 AVI 形式以外でもキャプチャーが可能な場合もあるが、結果に示した如く AVI以外でのキャプ
 チャーは満足の行く成績は得られない。
 *AVIキャプチャーにはAVI(VFW)(ここを参照)と AVI(ここを参照)とがあるが、その違いは(
   ここを参照)筆者には解らない・・・VFWはAVI 1に相当して2BG以上のファイルを扱えない?
 *今回は全て、「ビデオないし音声加工の前にエンコード」としてキャプチャーした。
   「...加工の後にエンコード」とした方がエラーが少ないと云う報告もあるが、今回は未検証。
   「内部コーデック使用してオリジナルを保存」は、元素材の映像がBI-RGB、WMVとMPEGの
    場合は選択出来ない。
H.264_AAC.mp4(DMX-HD1000*)素材をこの方式でAVI キャプチ
    ャーしても無映像のファイルしか得られなかったので、それ以上の検討はしていない。
4)圧縮に用いるコーデックを各該当のプルダウンメニューから指定する。
   ビデオ/色空間
    YV12形式でエンコード(高速)を
    選択。
   ビデオ/エンコーダ
    内部のffmpegエンコーダの他に
    も、導入されている外部のエン
    コーダの一部も利用可能だが、
    素材によっては利用出来ない場
    合も多い
    ⇒結果を参照。

    *Huffyuv 2.1.1をインストールし
     てあるが、登録・表示されない
     (利用出来ない)。
   音声/エンコーダ
    内部のエンコーダ:MP3, AC3,
    AAC, Vorbis以外にも、導入され
    ているエンコーダの一部も利用
    可能だが、素材によっては利用
    出来ない場合も多い
    ⇒結果を参照。
    内部エンコーダはビットレートを
    設定出来ず MP3, AACいずれも
    一律 128Kbpsで出力される。
    *8,16ビット設定可能なPCMが
     導入されているが、登録されず
     利用出来ない。
5-1)映像コーデックに内部のffmpegエンコーダ(LibCodec.dll)を用いる場合
  内部のビデオエンコー
  ダの設定:
   エンコーダ選択のプ
   ルダウンメニューから
   指定する。
   ビットレートを %指定
   する仕様ととなって
   いるが、
   C)の試験成績に示す
   如く、設定(特に映像
   データレート)の結果
   が予測出来ない。
5-2)映像コーデックに外部の
   ビデオエンコーダを用い
   る場合は、詳細設定が
   可能となる。
   例えば、XviDエンコーダ
    の詳細設定が可能。
   <注意>
   いずれのエンコーダも
   、Single Passで設定し
   ないとエラーとなってし
   まう。
6)KMPlayerの再生を
 再開して直ちに、
 「AVI ファイルでキャ
 プチャ」画面右下の
 「開始」ボタンを押し
 て、キャプチャーを
 開始する。
 ⇒出力欄に進捗情
   報が表示される。

 B) HDD保存動画のビデオキャプチャー予備試験
I)MPEG2動画を素材として、各種圧縮形式でキャプチャーが可能かその可否を試験した。
 素材のプロパティ:MPEG2;640x272 24.00fps 8,000Kbps、MP2;48KHz 384Kbps Stereoの
            シネスコサイズのMPEG2。
 
AVI 動画(XviD;640x480、29.97fps、2,000Kbps、MP3;48KHz 128Kbps Stereo)を素材と
    して補足検証したが、その可否にMPEG2素材と大きな差異は認められなかった。
  AVIでキャプチャー:音声圧縮はMP3とした。外部音声コーデックはLame MP3を使用した。
   内部のエンコーダを利用した場合はAVI(VFW)で、外部のエンコーダの場合はAVIで実行した。
   映像コーデックとして、
    内部のffmpegエンコーダの内、MPEG4(XviD), DivX3(MsMPEG4v3), MS-MPEG4 v2, WMV8,
     HuffYUVは利用可能だが、H.264, AVCではエンコードエラーとなってしまった。
    外部のDivX6.8, XviDは利用可能で、x264でもキャプチャーが可能だった。
    <注意>x264を利用する場合、ビットレート値を大きく設定すると不具合が発生する。
       通常速度で出力する事が出来ず、素材の映像再生遅延する。
       出力したファイルは映像描画が高速となって、映像・音声解離してしまう。
       この不具合はコンテナAVI(VFW)、内部MP3でキャプチャーしても同じだった。
      *AVI 動画を素材とした場合も素材の再生速度は著明に遅延し、出力したファイルも同
        に映像・音声解離してしまった。
  AVI 以外の形式でキャプチャー
    MP4:XviD_AAC.mp4でのキャプチャーは可能だが、汎用されているH.264/AVC_AAC.mp4
       
でのキャプチャーはエラーとなって出来なかった。
       外部x264を利用すればキャプチャーは可能となるが、出力したファイルはQuickTime
        や再生条件を満たしたWindows Media Player,MPC HomeCinema,Real Playerで再
       
出来ない(VLC Player,GOM Player, SMPlayerでは再生可能な)ファイルだった!
        なお、音声には内部AACを利用する事になるがビットレート等の設定は出来ず、
         一律 128Kbps(MediaInfoで解析)で出力される!
      *AVI 動画を素材とした場合も同じ結果だった。
    FLV1:FLV1_MP3.flvでのキャプチャーは可能だが、FLV1のビットレート設定は困難。
    FLV4最近汎用されているVP6_MP3.flvでのキャプチャーは制限が多かった。
        外部MP3を利用するとマトモにキャプチャー出来ず、再生不可ファイルとなってしまう。
        VP60 Simple ProfileとVP61 Advanced Profileは音声のみのファイルとなってしまう。
        VP62 Heightened Sharpness Profile+内部MP3ではキャプチャー可能だが、映

         が上下
したファイルとなってしまうので、ビデオ(基本)で「入力の上下反転」を
         チェックしておいてからキャプチャーする必要があった(「出力の上下反転」ではダメ)。
         しかし、FLVPlayer, VLC Player, Real Playerで上手く再生出来ないファイルとなっ
         てしまう
再生条件を満たしたWindows Media PlayerやMPC HomeCinema, GOM
         Player, SMPlayerでは再生可能)。

    MKV:XviD_MP3やDivX_MP3でのキャプチャーは可能だが、音声圧縮に内部Vorbisを使用
       
すると声のファイルで出力されてしまう。
       *AVI 動画を素材とした場合も同じ結果だった。
    OGM:XviD_Vorbis.ogmでのキャプチャーは無声のファイルで出力されてしまう。
       *AVI 動画を素材とした場合も同じ結果だった。
    ASF:WMV8_WMAv2.asf, WMV9_WMAv2.asfでのキャプチャーは、エラーとなってしまった。
       *AVI 動画を素材とした場合も同じ結果だった。
    MPEG2_MP3.vob及びMPEG2_AC3.tsでのキャプチャーは、緑色一辺倒の色調不足の映像
         で出力されてしまう。
       *AVI 動画を素材とした場合も同じ結果だった。
II) ハイビジョンサイズのMPEG2_AAC.m2ts動画を素材として、AVI 形式でキャプチャー試
   験をした。
 *PanasonicのDMR-BW800で録画した地デジを、DR(ダイレクトレコーディング)モードでダビ
   ングしたBD-REから リッピングしたMPEG2-TS(MPEG2, 20.0Mbps, 1440x1080, 29.97fps、
   AAC, 383Kbps, 6Ch, 48KHz)ファイル
  XviD_MP3.aviでキャプチャー
   内部エンコーダを利用した場合、コンテナ形式が AVI(VFW)でも AVIでもキャプチャー可能だ
   ったが、外部のXviD(プロファイルHDTV)を利用した場合は、以下の不具合が発現した。
   AVI(VFW)形式でのキャプチャーは、映像がやや遅延した音声解離のファイルとなってしまう。
   AVI形式でのキャプチャーは、映像が2〜3倍高速となった音声解離のファイルとなってしまう。
  DivX6.8_MP3.aviでキャプチャー
   外部のエンコーダDivX6.8(1080高画質プロフィール)を利用した場合、コンテナAVI(VFW)
   /AVI に関わらずキャプチャー可能だった。
  HuffYUV_MP3.aviでキャプチャー
   内部のHuffYUVでは内部/外部MP3、コンテナAVI(VFW)/AVI に関わらずキャプチャー可能
    だった。
   なお、外部のHuffyuv 2.1.1はエンコーダ欄に登録・表示されず利用出来なかった。
  H.264_MP3.aviでキャプチャー
   内部H.264, AVCではエラーとなってしまう。外部x264ではキャプチャー可能だが・・・
   素材がハイビジョンサイズでかつH.264圧縮の場合にはCPU負担が大きい為、著明に遅
    延した速度でしかキャプチャー出来ない。
   又、以下の不都合なファイルでしか出力されなかった。
    AVI(VFW)形式でのキャプチャーは、映像が著明に遅延した音声解離のファイル
    AVI形式でのキャプチャーは、映像が約3倍の高速となった音声解離
のファイル
    この現象は外部XviDを利用した場合と同様だが、更に顕著に発現した。

 C) 各種HDD保存動画のビデオキャプチャー試験
   ローカルに保存してある動画を再生し、以下の2種類のAVI(VFW) 形式でキャプチャーした。
   1)素材の解像度は下表に記載されているもの以外は 720x480以下を用いた。
*DMX-HD1000: SANYO製のムービーカメラ Xacti DMX-HD1000のFull-HDモードで撮影
    した MPEG-4 AVC/H.264ファイル
*HDC-SD9: Panasonic製のビデオカメラ HDC-SD9のHGモードで撮影してムーブしたMPEG2
    -TSファイル
*Blu-ray Video: ブルーレイのビデオ作品Bから AnyDVD HDでリッピングしたm2tsファイル
*TIDEJI_HR又は_DR:Panasonic製のBDレコーダーDMR-BW800で録画した地デジを、HGモード
    又は DRモードでダビングしたBD-REから リッピングしたMPEG2-TSファイル
*DMW_BDMV又は_BDAV: I-O DATA製のBD&HD DVDコンポドライブ BRD-SH6Bに付属の
     「DVD MovieWriter 5 BD for I-O DATA 」を用いて、BDMV形式 又は BDAV形式
     出力したMPEG2-TSファイル
   2)RM(RealPlayerの共存が必要)、SWF(Flash Playerの共存が必要)以外はKMPlayer自前
     で再生が可能。
    但し、H.264圧縮型MPEG2-TSファイルの再生は初期設定では拡張子を.tsにリネームする
      必要がある。
      環境設定のフィルタ調整/ソースフィルタ/その他で、Haali Media Splitterの設定欄の
      「MPEG2 TSファイルの再生時に使用」をチェックすれば、そのままの拡張子.m2tsで視聴
      が可能
となる。
   3)内部XVIDは、設定するところは %ビットレート以外はなく、初期設定のままで100%で実行。
    外部DivX6.8のプロファイルは「Home Theater(780Kbps)」とし、サイズがハイビジョン素材
     の場合には「1080高画質(6,000Kbps)」で実行。
  成績

圧縮に使用したコーデック
 素材のフォーマット形式:
 映像圧縮
_音声圧縮
内部XVID_内部MP3圧縮
でキャプチャー
外部DivX_外部MP3圧縮
でキャプチャー
 WMV9_WMA9.wmv
 RV10_RA8.rm
 VP6_AAC.nsv
 SVQ3_QDM2.mov
 H.264_AAC.mov
 ISMAMPEG4_AAC.mp4
 H.264_AAC.mp4(QuickTimeで作成)
 H.264_AAC.mp4(DMX-HD1000*)
  解像度 1,920x1,080

素材の再生は途中で停止
出力ファイルも映像が途中停止

素材の再生は遅延し、
出力ファイルは映像が途中停止
 MPEG1_MP2.mpg
 MPEG2_MP2.mpg
 MPEG2_AC3.vob
 H.264_AC3.m2ts(TIDEJI_HG*)
  解像度 1,440x1,080

素材の再生は遅延するが、
→出力ファイルはほぼ問題なし

素材の再生は遅延するが、
出力ファイルはほぼ問題なし
 H.264_AC3.m2ts(HDC-SD9*)
  解像度 1,920x1,080

素材の再生は遅延するが、
出力ファイルはほぼ問題なし

素材の再生は遅延するが、
出力ファイルはほぼ問題なし
 H.264_AC3.m2ts(Blu-ray Video*)
  解像度 1,920x1,080

素材の再生は遅延するが、
出力ファイルはほぼ問題なし
×
出力ファイルは無映像、音声のみ
 MPEG2_AC3.m2ts(DMW_BDMV*)
  解像度 1,920x1,080
 MPEG2_AC3.m2ts(DMW_BDAV*)
  解像度 1,920x1,080
 MPEG2_AAC.m2ts(TIDEJI_DR*)
  解像度 1,440x1,080

素材の再生は少し遅延するが、
出力ファイルはほぼ問題なし
 BI-RGB_PCM.avi
 HFYU_PCM.avi
 MsMPEG4v2_MP3.avi
 DivX5.21_MP3.avi
 XviD_MP3.avi
 DivX6.11_MP3.divx
 DivX5.21_Vorbis.ogm
 XviD_Vorbis.ogm
 DivX5.21_Vorbis.mkv
 XviD_Vorbis.mkv
 JPEG_MP3.swf(v5)
×
×
 Sorenson_MP3.swf(v6)
×
×
 On2VP6_MP3.swf(v8)
×
×
 H.263_MP3.flv(FLV1)
 On2VP6_MP3.flv(FLV4)
    1)SWFとBlu-ray Video素材以外はXVID、DivX圧縮AVI でキャプチャーが可能だったが、
    2)素材がH.264圧縮のハイビジョンサイズの場合にはCPU負担が大きい為か、ゆっくりした
     速度でしかキャプチャー出来ない(素材の映像再生速度が遅くなってしまう)。
    3)ハイビジョンサイズのMPEG-4 AVC/H.264素材(DMX-HD1000)の場合、出力されたファ
     イルは映像が途中で停止してしまう。
    4)ハイビジョンサイズのH.264圧縮型MPEG2-TS素材の内、TIDEJI_HGとHDC-SD9素材は、
     出力されたファイルに問題はみられなかった。
     *実はこれらの素材は、通常の再生においても現バージョンでは、映像の描画が遅延し
       て映像・音声解離が起こってしまう!
    5)ハイビジョンサイズのH.264圧縮型MPEG2-TS素材の内、Blu-ray Video素材はDivXで
     キャプチャー出来なかった。
    内部XVID、内部MP3を用いた場合の設定上の問題点
    
内部のXVIDコーデックを利用したAVIでのキャプチャーは、圧縮の詳細設定が出来ない。
     今回ビットレート100%でキャプチャーして、AVIcodec 1.2.0で解析したところ、
     出力された映像のビットレートは、例えば以下の素材は次の如く 100%の意味が不明だった。

 素材
映像ビットレート(Kbps)
コメント
素材
出力ファイル
 BI-RGB_PCM.avi
  解像度 448x336
110,834
5,339
 出力される結果を
 予測出来ない (>_<).
 HFYU_PCM.avi
  解像度 432x288
5,2394
813
 MsMPEG4v2_MP3.avi
  解像度 448x336
3,415
6,517
 DivX5.21_MP3.avi
  解像度 448x336
585
973
 XviD_MP3.avi
  解像度 448x336
2,935
4,401
 MPEG2_AC3.m2ts(DMW_BDMV)
  解像度 1,920x1,080
35,000
14,662
 14,200前後と
 ほぼ一定で出力
 される。
 MPEG2_AC3.m2ts(DMW_BDAV)
  解像度 1,920x1,080
20,000
14,769
 MPEG2_AAC.m2ts(TIDEJI_DR)
  解像度 1,440x1,080
24,000
13,152
      出力された映像のフレームレートは、AVI素材の場合は素材と同じだったが、MPEG2-TS素
       材の場合は、素材は一律29.97fpsだったが 21.85, 22.79, 25,81と不揃いに出力された。
      出力された音声のビットレートは一律128Kbpsだった。サンプルレートは素材と同じだった。

 D) DVDビデオ作品のビデオキャプチャー試験
  市販のコピーガード付きDVDビデオ作品の再生とビデオキャプチャーが可能か試験した。
   *片面2層 ビスタサイズ 16:9 スクイーズ収録、5.1chサラウンド(AC3)二重音声:英語,
    日本語吹替、二重字幕)の本編 2時間01分
   1)DVDビデオの再生と操作感
    ほぼ問題なく再生操作が可能で、音声の選択やチャプターの移動は容易だが、字幕の表示
     /非表示に手間取った。
     ルートメニュー操作は上手く出来ないが、サブピクチャーメニューの操作は可能だった。
    再生レジューム機能も搭載されており、描画も問題なかった。
   2)DVDビデオを外部DivX6.8(720高画質プロフィール)でキャプチャーしたところ、
    映画の再生遅延はなくリアルタイムでキャプチャ(コピーガード回避でリッピング)が可能だっ
    た。出力したファイルは音声・映像解離もなかった \(^o^)/


 E) ストリーミングファイルのビデオキャプチャー試験
  筆者のサイトのHTTPプロトコルを用いた疑似ストリーミング配信用メディアファイルの場所(URL)
  を指定して再生し、以下の3種類のAVI(VFW) 形式でチャプター・保存した。
   内蔵XVIDは初期設定のままで実行 (%ビットレート以外設定する箇所は出来ない)。
   外部XviDのプロファイルはAdvanced Simple @ L5、1008Kbpsで実行。
   外部DivX6.8のプロファイルはHome Theaterプロフィール、780Kbpsで実行。
  使用した通信環境は以下の通り。
通信環境:
サーバ側: Windows Vista Ultimate SP1
      FTTH(実測上り18Mbps前後)、コレガルータBAR EX使用。
クライアント側: Windows Vista Home Premium SP1
      CATV(実測下り19Mbps前後)、コレガルータBAR SW-4PHG使用。
  使用した素材のURLは以下の通り。素材の解像度640x272、トータルビットレート750Kbps前後。
 RV10_RA8.rm
 http://kakonacl.dip.jp/idiskmir2/fantastic4/rm/fantastic750.rm
 WMV9_WMA9.asf
 http://kakonacl.dip.jp/idiskmir2/fantastic4/asf/fantastic750.asx
 http://kakonacl.dip.jp/idiskmir2/fantastic4/asf/fantastic750.asf
 H.264_AAC.mp4
 http://kakonacl.dip.jp/idiskmir2/fantastic4/mp4/fantastic500.mp4
 VP6_AAC.nsv
 http://kakonacl.dip.jp/idiskmir2/fantastic4/nsv/fantastic750.m3u
 http://kakonacl.dip.jp/idiskmir2/fantastic4/nsv/fantastic750.nsv
 On2VP6_MP3.flv
 http://kakonacl.dip.jp/idiskmir2/fantastic4/swf/fantastic750.flv
 DivX6.11_MP3.divx
 http://kakonacl.dip.jp/idiskmir2/fantastic4/divx/fantastic750.divx
   成績

圧縮に使用したコーデック
 素材のフォーマット形式:
 映像圧縮
_音声圧縮
内部XVID_内部MP3
圧縮でキャプチャー
外部XviD_外部MP3
圧縮でキャプチャー
外部DivX_外部MP3
圧縮でキャプチャー
 RV10_RA8.rm
受信・再生出来ない (;_;)
 WMV9_WMA9.asf 注意

音声遅延

音声遅延

音声遅延
 H.264_AAC.mov
受信・再生出来ない (;_;)
 VP6_AAC.nsv

問題なし

音声遅延

音声遅延
 On2VP6_MP3.flv
受信・再生出来ない (;_;)
 DivX6.11_MP3.divx

問題なし

問題なし

問題なし
    注意:オプション設定/環境設定のビデオ処理/一般タブのKMPビデオ変換フィルタ欄の条件
        を「常に使用(推奨)」を選択しないと、Web上のASFファイルを受信して再生出来ない。
     DivX Mediaムービーは、いずれの圧縮形式でも問題なくキャプチャーが可能だったが、NSV
     (Nullsoft Streaming Video) ムービーの内部XVID圧縮キャプチャー以外とWindows Mediaム
     ービーの場合は、音声が少し遅延し映像・音声解離したファイルとして出力されてしまった。
     
追記外部DivX_外部MP3圧縮でキャプチャーにおいて、DivXビットレートを 780Kbpsから
         500Kbpsに落して追加実験したところ、
         WMV9_WMA9.asfメディアの場合は同様に映像・音声解離して改善されなかったが、 
         VP6_AAC.nsvメディアの場合は映像・音声解離は解消された!

 結果
KMPlayerのビデオキャプチャー機能について、ローカルに保存した素材で予備試験した。
1)仕様にも「AVI ファイルでキャプチャ」とあるように、AVI 以外の形式でのキャプチャーは実
  用性に乏しい。
  MP4(H.264_AAC.mp4)でのキャプチャーは外部のx264を利用すれば可能だが、Quick
    Timeで再生出来ないファイルとなる。音声ビットレートを調整出来ない。
  FLV1(FLV1_MP3.flv)でのキャプチャーは可能だが、映像のビットレートの予測は困難。
  FLV4(VP6_MP3.flv)でのキャプチャーは可能だが、外部MP3を利用出来ない
  MKVでのキャプチャーは可能だが、音声にVorbisを使用出来ない。
  ASF、MPEG2やOGMでのキャプチャーは上手く出来ない。
2)AVI でのキャプチャーは、映像コーデックに XviD, DivX, MS-MPEG4 v2,WMV8, HuffYUV
 の利用は可能だが、内部H.264、AVCの利用は出来ない。外部x264を利用すれば H.264
  _MP3.aviでのキャプチャーは可能だ。
3)内部のコーデックを利用したキャプチャーは、予定の圧縮率で出力する事が困難なので、
 利用する場合は動画を単に変換・保存するだけと割り切った方がよい。
4)外部の圧縮コーデックを利用する場合、ビットレートを低目に設定した方が失敗は少ない。
  とりわけ外部x264を利用する場合、ビットレート値を大きく設定すると、映像と音声が解離
   したファイルとして出力されてしまう。
  ハイビジョンサイズのMPEG2_AAC.m2ts動画を素材として、外部のXviDを利用したキャプ
   チャーでも同様の現象が起こってしまう。
5)各種形式の素材を用いたキャプチャー試験では、SWFとBlu-ray Video素材以外は外部
  DivXと外部MP3を利用したAVI でのキャプチャーが可能だった。
 素材がH.264圧縮のハイビジョンサイズの場合にはCPU負担が大きい為か、ゆっくりした
  速度でしかキャプチャー出来ない。
   しかし、DMX-HD1000素材以外は出力されたファイルに問題はみられなかった。
以上の予備試験の結果、詳細設定が可能で安定したキャプチャー方式は、外部DivX と外
 部MP3を利用したAVI 形式(DivX6.8_MP3.avi)で、低目に設定するのがベストだった。
KMPlayerのビデオキャプチャー機能の真の応用価値は、以下の3点にある。
a)DVDビデオ作品からビデオキャプチャー(コピーガード回避で変換ファイルの取得)が可能
 だった。外部のDivX6.8を利用した今回の場合、映像・音声解離は起こらなかった\(^o^)/
b)HTTPプロトコルを用いた擬似ストリーミングの6大メディア受信試験では、
  ASF/NSV/DIVXに対応しており、前2者はそのメタファイルASX/M3U指定でも再生が
  可能だった(RM/MOV/FLVには未対応)。
 しかし、今回の試験条件ではDIVXメディア以外は、残念ながら音声が少し遅延したファ
  イルしか取得出来なかった (;ヘ;)
  NSVメディアの場合、映像コーデックのビットレートを低く設定すれば解消された。
  ASFの場合も極端に低く設定すれば、改善されるかも知れないが実用的ではない。
c)筆者はアースソフト PT1モドキ以外の地デジチューナを設置するつもりはないが・・・
  本プレイヤーは地デジ放送をコピースルーでハイビジョン録画する事が本当に可能なの
  だろうか? KMPlayerは日本のCPRMに対応しているのだろうか ?(゜_。)?・・・未検証
<参考1>「(改定)地デジTVを素早くキャプチャ方法」 →こちらの記事を参照。
<参考2>MB-Support「KMPlayerインストール方法」の記事(ここから引用)では、
   地上アナログ放送キャプチャーカードではKMPlayerでテレビを視聴する事は可能。
   地上デジタル放送対応の キャプチャーカードでは、HDTVを選択しても視聴出来ない。
   ・・・そもそも日本ではKMPlayerで地上デジタル放送を視聴する事は出来ない・・と。


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