iOS版Googleストリートビューでパノラマ写真の作成

iOS版Googleストリートビューでパノラマ写真の作成

 
Googleストリートビュー及び Photosynthで360度全天球パノラマの作成
(2015.02.07作成, 16.05.17更新)
 
 
Photo Sphere CameraGoogleストリートビューに名称変更され単独のアプリとなった)は、スマートフォンを手に持ってゆっくり回転するだけで球状の360度パノラマ写真を撮影出来るGoogle製カメラアプリ。画面にマークを表示してナビゲーションしてくれるので、簡単に360度のパノラマ写真が撮影出来き、撮影が終了すると画像を自動で繋ぎ合わせてくれる。更には、Googleマップにストリートビュー画像として公開可能だ。
iPadにも対応しているがタブレット画面レイアウトにはならないと云う。
今更なのだが iPad miniで、Microsoft製カメラアプリPhotosynthとその使用感を比較してみた。
 
*iPad miniのスペック
 
プロセッサ:アップルA5(Cortex-A9, 2コア)、OS: iOS 8.1.3
ディスプレイサイズ:7.9インチ、解像度:1,024 × 768、163 ppi
メモリ:ROM 16GB、RAM 512MB
カメラ機能:静止画 5メガピクセル、動画 1080p HD
 
Photo Sphere Cameraのインストール・使い方
App Store こちらより入手して(今回はバージョン1.2.0)、インストール。
概要・操作手順は、以下の記事「無料でパノラマ写真を撮影できる...」を参照 。
 
記事 ” ...Google製iOSアプリ「Photo Sphere Camera」の使い方 ” より 
#原文をそのまま引用した。
2014年08月20日 12時45分58秒
無料でパノラマ写真を撮影できるGoogle製iOSアプリ「Photo Sphere Camera」の使い方



スマートフォンを手に持ってゆっくり回転するだけで360度パノラマ写真を撮影でき、さらにはGoogleマップに画像を公開して世界中の人と共有できるアプリが「Photo Sphere Camera」です。Android向けにしか公開されていなかったPhoto Sphere Cameraが、ついにiOS向けにもリリースされたので、実際に使ってみました。

iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 Photo Sphere Camera
https://itunes.apple.com/jp/app/photo-sphere-camera/id904418768


上記URLを開いてApp Storeから「Photo Sphere Camera」をインストール。


インストールしたらPhoto Sphere Cameraのアイコンをタップして起動します。


チュートリアルが始まるので、すぐに使用を開始したい人は画面左下にある「スキップ」をタップ。チュートリアルを読むには右から左にスワイプします。


パノラマ画像撮影方法は、カメラを前に向けて一回りして、上や下に傾けてもう一回りするだけ。


撮影した画像はGoogleマップに公開可能です。


チュートリアルが終わったら、画面右下に表示されているカメラのアイコンをタップ。


「OK」をタップします。


撮影が開始すると、白い枠線の円とオレンジ色の円が表示されるので、スマートフォンを動かして、白い枠線の円がオレンジ色の円とかぶるようにすると、シャッターが切られます。


一枚撮影したら、スマートフォンを構えてまま時計回りに回転。新しいオレンジ色の円が表示されるので、先と同じようにして撮影していきます。


一周して撮影した画像がつながったら……


今度はスマートフォンを上に傾けて、右方向に回転しながら撮影。


回転しながら何枚も撮影するわけです。


上だけじゃなく下向きにもスマートフォンを傾けて撮影。


撮影が終了したら画面下部にあるストップマークのアイコンをタップ。


写真を合成してパノラマ写真を自動で作成中。


パノラマ写真が完成すると、「写真」へのアクセス許可を求められるので、「OK」をタップ。


実際に作成した画像がコチラ。


作成したパノラマ画像をGoogleマップに公開するには、公開したい画像をタップ。


「Googleマップに公開」をタップします。


Googleアカウントの「メールアドレス」「パスワード」を入力してログインをタップ。


「公開」をタップ。


これで公開完了です。右側の矢印をタップすると……

SNSで共有することも可能。


実際にGoogleマップに公開された画像はこんな感じです。


Photo Sphere Cameraでパノラマ画像を作成するのは、スマートフォンを掲げて回転するだけで、Googleマップに公開するのも指示に従って画面をタップするだけ。テクニックや知識など特に必要ないので、普段カメラアプリを使わない人でもすぐに使いこなせそうです。

 
 
   
<備考>AndroidでPhoto Sphereの作成
 
Android用Photo Sphere作成アプリ「Googleカメラ」は、Android 4.4、ジャイロセンサー搭載スマホ/タブレットを対象に 2014年4月16日から提供されているが・・・
・Andriod 4.0.4(AQUOS PHONE SH-01D): インストール不可。
・Andriod 4.1.2(ドコモ dtab 01): インストール不可。
Andriod 4.4.2(GALAXY Tab4): インストール可能だが、ナッ何んと!Panorama, Photo Sphere 撮影機能が導入されない
┓(´_`)┏ ・・・ジャイロセンサー非搭載、ディスプレイが低スペックのためなのか ?(゜_。)?
・Andriod 4.4.4(GALAXY Note Adge SC-01G): 利用可能。
     
   
追記(2015.09.23) Googleストリートビューに名称変更
 
2015年9月 Photo Sphere作成アプリは、Android版も iOS版も「Googleストリートビュー」に名称変更され単独のアプリとなった(「Googleフォト」は 2015年5月に Google +から独立した。こちらを参照)。
なお、リコーの全球カメラ RICOH THETA Sなどで撮影した画像も、同アプリ経由で投稿可能となっている。
 
ストリートビューで投稿出来なかった場合の追加方法本家ヘルプを参照)。
1) パソコン(今回は、Firefox)で Google マップを開き、目的の場所を検索します。
2) 検索ボックスの下にある [写真を追加] をクリックします。
 
 
3) アップロード用のボックスが表示されます。アップロードする写真をこのボックスにドラッグするか、[アップロードする写真を選択(今回は、「携帯電話の写真」)] をクリックします。
 
 
=成績=
   
対応ブラウザ:Googleマップ配信の場合
検討したうち、iOS版Puffin(4.1.2)以外はプラグインを必要とする事なくストリートビュー可能。但し、Win版Safari(5.1.7)は埋め込み方式では閲覧不可。
一部のIExplorer 11は、埋め込み方式で閲覧可能だが、Googleビューで閲覧出来ない場合がある ⇒ Googleマップでは可能。
 
   
1-1)敷地内ストリートビューA:(Googleビューは こちら から)
   
   
1-2)敷地内ストリートビューB:(Googleビューは こちら から)(Win版Safari用は こちら )
   
   
 視点が少しでもズレルと上手くつなぎ目を修正出来ない・・・・
   
   
2-1)医院内画像A:全天球パノラマ写真(Googleビューでプレイ ⇒ こちら)
 
 
自分の体ではなく端末のカメラを中心に回転させるのがコツなのだが・・・
狭い部屋では、上手くつなぎ目を修正・補完出来ない。
2-2)医院内画像B:水平方向だけのパノラマ写真(Googleューでプレイ ⇒ こちら)
 
 
やはり、最後の合成でつなぎ目が少々ズレてしまう ┓(´_`)┏
    ⇒ 筆者の投稿したPhoto Sphere写真は、「ken kakonacl ビュー」を参照。
・・・しばらくして、PC版のGoogleマップでは「付近の写真集」に採用される。
     
   
追記(2016.05.17):
Googleマップ配信とGoogleフォト配信とFlickr配信: こちらで試験
   
1) Windows 10ブラウザ
・IExplorer11, Firefox46, Opera37, Chrome50, MS Edge25:いずれの配信でも 360度全方位で閲覧可能。
・Safari5.1.7, Opera12.17:
表示すら出来ない。
2) MacOSX 10.10.5ブラウザ
・Safari9.1, Firefox46, Opera36, Chrome50:すべて 360度全方位で閲覧可能。
3) Android ブラウザ
(a) Android 5.0.1及び 4.4.2(GALAXY Note Edge SC-01G 及びGALAXY Tab4)
・標準ブラウザ, Firefox46, Chrome50:すべて 360度全方位で閲覧可能。
但し、PC版を表示、PCサイトモード、PC版サイトを見るにしておくか、 をタップする必要がある。
(b) Android 4.1.2 及び4.0.4(ドコモ dtab 01及びAQUOS PHONE SH-01D)
・標準ブラウザ:表示すら出来ない
・ Firefox46, Chrome50, 42:いずれの配信でも 360度全方位で閲覧可能。
但し、PCサイトモード、PC版サイトを見るにしておく必要がある。
4) iOS 9.3.1ブラウザ (iPad mini)
・Safari:Googleマップ配信では 360度ビュー出来ない。一方、Googleフォト配信とFlickr配信では 360度全方位で閲覧可能(但し、下記の注意が必要)。
  =注意=
Googleフォトがインストールされていると、リンクを単にタップすると自動的にGoogleフォトが起動してしまう(現在時点では、360度全方位閲覧が出来ない)
→ ロングタップしてメニューの「新規タブで開く」すれば、Safariブラウザで 360度全方位閲覧が可能だ。又は
→ Googleフォトをアンインストールして再度インストールしたら、自動的に起動する事はなくなった。
・Puffin5.0.2:Googleマップ配信とGoogleフォト配信では 360度全方位で閲覧可能。一方、Flickr配信では360度ビュー出来ない
   
 
<備考A>Photosynthで作成した全天球パノラマ写真
 
Photosynthは、Microsoft製の iOS用パノラマ画像作成アプリ。
概要・操作手順は、...パノラマ画像を作成できるアプリ「Photosynth」を参照。
中心の緑の点が枠に触れる度に写真が撮影されので、穴を埋めるようにして撮影を追加する。上下逆の追加も可能で Photo Sphere Cameraよりも撮影し易い。
 
1)敷地内ストリートビュー:全天球パノラマ写真(専用サイトは こちら)
 
 
2)部屋内画像:全天球パノラマ写真(専用サイトでプレイ ⇒ こちら)
 
 
やはりPhotosynth(1.6.2)も狭い部屋では、上手くつなぎ目を修正出来ない ┓(´_`)┏
=ブラウザの対応=
 
Windows 8.1 ブラウザ
1)
Silverlightを導入すれば閲覧可能:Firefox(35.0), Opera(12.17), Chrome(40.0)
2)
Silverlight無しでも閲覧可能:デスクトップ/メトロ版 IE(11.0), Opera(27.0)
3)
閲覧不可:Win版Safari(5.1.7)
Mac OS X 10.7, 10.19ブラウザ
1)
Silverlightを導入すれば閲覧可能:Mac版Safari(6.1.6, 8.0.2)
dtab 01(Android 4.1.2 )ブラウザ
2)
Silverlight無しでも閲覧可能:Chrome(40.0), Opera(27.0)
3)
閲覧不可:標準ブラウザ, Firefox(35.0)
iPad mini(iOS 8.1.3)ブラウザ
2)
Silverlight無しでも閲覧可能:Safari(往々フリーズするが、更新して”Click to view”後に少し時間を置いて閲覧すれば可能です)
3)
プレイ不可:Puffin(4.1.2)
*Silverlight無しでも閲覧可能なブラウザ=WebGL搭載ブラウザ ?(゜_。)?
   
 
<備考B>Parallel Map - ストリートビューで世界旅行 !
 
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