D2MPでAVIファイルをDVD化

D2MPでAVIファイルをDVD化
D2MPでP2Pファイル共有で取得したAVIファイルをDVD化
(2006.12.07作成, 07.01.06更新)
D2MPは、AVI動画ファイルをDVDに変換するDVD Author系のフロントエンドで、チャプターの挿入
 と字幕の合成も可能なDVD作成ツール。
そこで今回、VD2MPを利用して、素材としてP2Pファイル共有で取得した
 映画番組AVI(DivX5.21_MP3.avi)ファイルを用いて、DVD化する方法を検証してみた。
 マシン環境は、Intel D945GNT、PentiumD830 3.0GHz、DDR2-533 512MBx2、GeForce 6600GT
  (VRAM 128MB)で、OSはWindows Vista RC1上で試行した。
  DVDドライブは、LG電子Super Multi Drive(GSA-4163B)を使用した。

 入手先とインストール
入手先:ここから ダウンロード 。 日本語化は、ここから入手。
  今回は主に D2MP v3.1 Betaを使用。 v3.4で変更点があれば付記した。

インストール:インストールする
 他のソフトを選択
するダイア
 ログが表示されるので、
 既にインストール済みの
 ソフトは、チェックを外して
 インストール。
前準備:
  D2MPを使用するには、AviSynth, Besweet, DVDAuthorとQuEncが必要だが、パックに含ま
  れている。

 D2MPを起動し、「一般設定」タブの「パス設定」ボタンをクリックして、「外部のファイル設定」で、
  Besweet, DVDAuthor,QuEnc其々の*.exeファイルのパスを確認・設定しておく。
 
 操作手順
1)D2MPを起動したら、
  「一般設定」タブで、「+」ボタンから素材(今回は、DivX5.21_MP3.avi)を読み込む。
   複数のファイルを登録する事も可能。
   →素材の読み込みが成功すれば、上段にフィルム情報が表示され、映像の収録時間によ
     って、出力のビットレートが自動計算される。
   出力:NTSCを選択。
   Encoding Scopeでは、今回字幕を挿入はしないので、「字幕処理」のチェックを外す。
  「パス設定」ボタンをクリックして、出力先フォルダを指定する。
2)「映像設定」タブでは、
   エンコーダ:AVIファイルをMPEG2に変換するエンコーダを選択する。
   初期設定は、QUENC2Passエンコードとなっている。
    このツールでは、High QualityやUse Trellis Quant(格子状量子化)の設定が出来ない!
     QuEncは、変換速度も画質もバランスがとれたエンコーダ。
     CCEは、市販のCINEMA CRAFT Encoderをインストールしている場合のみ使用可能。
     AQE及びECL CCEは、?
   解像度:プルダウンから今回は720x480を選択。
   オプションで、今回は「16:9出力」のチェックを外す。
3)「音声設定」タブでは、
  音声モード:AC3を選択
  音声ビットレート:128〜384Kbpsの7段階から選択可能。今回は初期設定の160Kbpsと
    する。
4)「字幕」タブでは、字幕ファイルの合成の設定を行う。
  今回は使用しない。
  *読み込み可能な形式は SRTファイルで、画像ファイルを利用したSUBファイルには対応し
    ていない。
5)「DVDオーサリング」タブでは、
  チャプター:チャプターの自動挿入間隔で、今回は5分とする。
  ISOイメージを作成:チェックを入れる。
  <参考>D2MP v3.4になって「DVDメニュー」の簡易作成機能が追加された 追記(07.01.06)
   複数の素材を登録して、「メニューを編集」ボタンをクリックすると自動的にDVDメニューが
   作成される。テキストメニューの配列を変更したり、背景をBMP,GIFファイルに変更したり
   する事は可能だ。
6)「エンコード開始」ボタンをクリックすると、変換処理が開始され、
 「ログ出力」タブ に進行状況が表示される。
  途中、選択したエンコーダー(今回はQuEnc 0.61)が起動するが、映像の進行は表示され
   ない。
  *ここに至って、High QualityやUse Trellis Quantにチェックを入れてよいものか否か??
  経過中 Vista RC1環境では、”FFMPEG.exeが停止しました”とアナウンスされるが気にせず
  に続行すればよい。
→作業が終了すると、ログ中に ”ALL DONE! ”と表示される。
  指定フォルダに、ISOイメージファイルとAUTHORフォルダにDVDフォルダ(VIDEO_TS/
   AUDIO_TS)が出力されている。
7)DVDメディアへのライティング機能は付属していないので、手持ちのDVDライティングソフトを
  使用して書き込む。

 結果 :
1)変換操作は、タブ方式で分かり易い。
  対応ファイル形式はAVIのみと寂しい。チャプタの任意設定は出来ず、ライティング機能を
  持っていない。
2)QuEncのエンコードで詳細設定をする箇所がなく、High QualityやUse Trellis Quant(格子
  状量子化)で出力出来ない!

3)作業開始後、変換が終了する迄に必要な時間: 1時間43分番組のAVI が 2Passエンコード
  ということもあって、 3時間38分と長時間掛かった。
  ライティングはDeepBurnerで12分掛かり、合計 3時間50分でやっとDVD化出来た。
4)映像の解像度 720x480ピクセル(変更は、4種類の中から可能)。
 映像のビットレートは8,000Kbps、フレームレートは29.97fpsで変更出来ない。
 音声は、AC-3圧縮のサンプルレート48KHz、ビットレート160Kbpsで、ビットレートの変更
   は可能。


| Kenのムービー計画へ >動画狂コーナーへ >DVDオーサリングツールへ |