Real7ime Converter (R7C)

Real7ime Converter (R7C)
Real7ime Converterを利用して、ウエブ上のRealMediaファイルをAVIムービーに変換・保存
(2005.01.xx作成)
Real7ime Converter (R7C)は、ロシア語圏産のWindows用フリーソフト。
URLを入力するだけで、RealMedia( RM)ファイルをAVIやWAV、MP3形式に変換・保存(ダウンロード)
出来てしまうという、優れもの。
本ソフトの原理は、RealMediaのフロントエンドとしてRMをプレビューしつつ、「仮想的なキャプチャー」
を効率的に行うことにある。
無論、ローカルのRMファイルをAVI、WAV、MP3形式 に変換することも可能だ。
筆者は、画質低下ゼロのコーデック Huffyuvで中間出力しておいてから、TMPGEnc Plus 2.5や
TMPGEnc 3.0 XPress でMPEG2形式に変換してみたので、本ソフトの使用方法をメモした。
 <参考1> MPEG2AVI も RM→AVI ( Huffyuv_pcm) 変換が可能
    本ソフト
は、MPEGを AVI形式の動画に変換するためのツールだが、ビデオ入力部は汎用
    的に作成されており、Real Player+RealMediaSplitter又はReal Alternativeをインストール
    して、RMファイルをWindows Media Playerで再生可能な環境にしておけば、AVI へ変換す
    ることが可能だ(ここを参照)。
 <参考2>SUPER cでも RM→AVI ( Huffyuv_pcm) 変換が可能(ここを参照)。
 
I.入手先
  「R7C v1.1( ucfrtc11.zip )」を ここからダウンロード。
II.インストール:
  特別なインストール作業は不要で、解凍したら好きな場所に配置する。動作には、RealPlayer がインス
  トールされている必要がある。プレビュー機能を使うには、DirectX 8.1以降が必要。
 *使用環境について:
   日本語環境で使用すると、ウィンドウの右側が見えなくなるが、使用は出来る。
 Huffyuv v2.1.1の入手とインストール:本家からはダウンロード出来ないので、Googleで"huffyuv
   download"等で検索すれば見つかる(今回は ここから入手)。

   ZIPを解凍した中身 huffyuv.dll, huffyuv.inf, readme.txtのファイル中から、"huffyuv.inf"ファイルを右
   クリックして、インストールを選択する。
III.操作手順:(詳細は「.rm録画 Real7ime Converter (R7C)」のサイトを参照)
 1.R7C.exe を起動: 日本語環境では右側黄色部のうち、終了の操作が出来ない。
 1.設定ダイアログ: [Options]ボタンをクリック。
 Convert: Image+Soundに設定。
 SynchError(in ms):同期エラーの時間をミリ秒単位で指定。
   たぶん初期値で大丈夫…?
 Audio Codecs: NONEに設定(MP3を選択しても出力されない)。
 Mode, BitRate, SampleRateは、Sound変換のみの時に有効。    
<Convert>
<Audio Codecs>
 2.ビデオコーデックの設定: [Video Codecs]ボタンをクリック。
 圧縮プログラムの選択:
  映像の劣化の少ない可逆圧
  縮の Huffyuv v2.1.1を選択。
 *Huffyuvの圧縮率は低いが、
  エンコード処理は軽い。一方、
  デコード処理は重く、最終段
  階のコーデックではない。
  設定は初期設定(best)を使用。
   bestはもっとも圧縮率が高く、
   fastestはCPU負荷が軽い。
  RGB圧縮方法には、
   fastest, Predict left, best,
   <--Convert toYUY2がある
   が、いじらない方が無難だ。
 3.変換元RMファイルの読み込み:
   ネット上の場合はURLの欄に落としたいものがある場所をペーストする(右クリックして「ショートカット
   のコピー」をすれば、クリップボードにURLがコピーされるのでそれを、URLの欄にペーストする)。
   場所は本当の場所でなく参照されているHTTPの場所で充分。あとはソフトがうまくやってくれる。
   真の場所が rtsp://〜だったり、Streambox VCR ではダウンロード出来ないRMでも可能だと云う。
   分かるなら rtsp:// を直接書き込む。
URL Fetcher

 LocatePath:
 本体の場所が
 分からないファ
 イルを再生中
 に押すと自動
 でパスを調べ
 てくれ、
 +URL Updated
 と出る。
 と云うが・・・
 何故か?
 出来ない 。
  *ローカルにあるRMファイルの場合は、メインウィンドウ上にRMファイルのアイコンをドラッグ&ドロップ
   するだけで良い。
 4.保存するファイル名の指定:
   Output の欄にファイル名を書けば、R7C.exeがあるのと同じフォルダ内に拡張子が付いて保存される
   が、フルパスで場所を指定した方が良い。
 5.変換:
  
保存しながら鑑賞したい時は、preview にチェックを入れ、[GO]ボタンをクリックする。
録画が終った後で音声部分に圧縮と、それを映像部分と合体(mux)させる作業が行われるので、
プレビューで終わったと思っても、すぐにファイルを開いたりせず、GOのボタンが再び押せる状態
になるまで待つ。
 6.ソフトの終了:
   日本語環境では、ソフトを閉じるボタンが表示されないので。タスクマネージャーの「アプリケーション」
   タブでUCF's Real7ime Converterを、又は「プロセス」タブで R7C.exeを強制終了させる。

結果 :

1) 日本語環境ではウインドウ表示に不具合あるも、設定等は判り易く簡単にRMをAVIに変換出来る。
2) 出力されたHuffyuv_pcm.avi ファイルは、再生には全く問題ないのだが・・・
  これを素材としてMPEG2やDivX.avi などに変換する場合に、
  TMPGEnc Plus 2.5やTMPGEnc 3.0 XPressを用いると最後のフレームが何時までも(今回は 3分
  16秒)エンコードされるという、不具合が発生する。
  一方、MediaStudio Pro6で変換する際には、このような不都合は起こらなかった。
3) URL Fetcherは、URLのパスを自動的に検出して書き込むとあるが、日本語環境では?出来ない。




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