DivX ConverterでWeb用ムービーの作成

DivX ConverterでWeb用ムービーの作成

DivX ConverterによるDivX Media Movieファイルの作成とオンデマンド配信法
2006.03.15作成 06.04.25更新)
定番動画コーデックのDivXが遂に、独自のMedia FormatであるDivX形式のファイルでWebストリ
ーミング配信させることが可能となった。
送信側は、DivX Createバンドルに付属しているDivX Converterで変換したDivX形式のファイル
を、Web Player Code Generatorを利用して簡単にHTML中に埋め込むことが可能だ。
受信側は、DivX Web Playerをインストールすることにより、Webブラウザ上で再生させることが
可能となる。
そこで今回、DivX形式への変換方法とWebオンデマンド配信・受信する方法をメモしてみた。
「DivX Converter 7でH.264 DivXの作成」は、
ここを参照

Windows版DivX Converter6.11の操作方法
1)入手:DivX CreateBundle6.11を ここからダウンロードして、インストール
    DivX Converterは、15日間しか試用出来ない(DivX CodecProは、6ケ月体験可能)。
対応ファイル形式DivX Converter6.2で検討した結果は
こちらを参照
2)操作手順:DivX Converterを起動して、
2-1)素材動画ファイルを DivX Converterのウインドウ内にドラッグ&
   ドロップして読み込む。
   対応形式は、div/avi/wmv/mpg/vobなどで、今回はMPEG2
   ファイルを素材とした。
2-2) [ VIEW LIST ] ボタンをクリックすると、
   →エンコードファイルリスト画面が表示される。
  2-3) [ i ] ボタンをクリックすると、「ファイル設定」の画面が表示される。
     「認定設定」で 4種類のプロファイル(HOME THEATER, HIGH DEF, PORTABLE,
     HANDHELD)から選択出来るが、今回は下図の如くビットレートをカスタマイズする。
  2-4) [ OK ] ボタンをクリックして、ファイル設定を終了する。
  2-5) 注意:DivX Converterのウインドウを右クリックして、「詳細設定」を呼び出して出力先
       を指定する事。初期設定のままだと、C:\Program Files\Divx\Moviesに保存される。
  2-6) DivX Converterの [ CONVERT ] ボタンをクリックして、変換を開始する。
  なお、複数のファイルを登録して各々を設定すれば、バッチ変換が可能だが、カスタマイズ
   した設定を保存する機能は搭載されていない。
  又、複数のファイルを登録して、「ビデオが単一のDivXファイルに結合され、自動的にメニュ
   ーが作成されます」をチェックすると、DVDのようなメニュー付きのDivXの作成も可能だ。

追記(06.04.25)
Mac版DivX Converter1.01の操作方法

1)入手:DivX6 for Macここからダウンロードして、インストール。
   DivX Converterは、15日間しか試用出来ない(DivX CodecProは、6ケ月体験可能)
   が、QuickTime Proであれば、DIVX形式で出力出来るので実際には6ケ月試用可能だ
   (但し、DivX Converterのようにバッチ変換は不可)。
   ・・・バージョンの付け方がWindows版とは異なる。

2)操作手順:DivX Converterを起動して、
2-1)素材動画ファイルを DivX Converterのウインドウ内にドラッグ&ドロップして読み込む。
  注意:MPEG2ファイルを素材とすると、無声で変換されるのでそのまま利用出来ない。
     → 別記述の如くの方法で分離・変換して合体させた M2V_aiff.movを使用する。
2-2) [ VIEW LIST ] ボタンをクリックすると、エンコードファイルリスト画面が表示される。
  2-3) プロファイル欄の「CUSTOM」を選択しておいて [ CONVERT ] ボタンををクリックすると、
     Windows版とは異なり、DivX CodecPro6が起動してくれる。
  2-4) 望みのコーデック設定をして、[ OK ] ボタンをクリックすると変換を開始する。
  2-5) 注意:Mac版ソフトのバグのためか、出力先を設定出来ず初期設定の
      /Users/oxox/Movies/DivX Moviesに保存されてしまう。
  なお、複数のファイルを登録してバッチ変換は可能だが、Windows版とは異なり、メニュー
  付きDivX作成機能は搭載していない。
  *Mac版DivX Player1.03は、windowsで作成したメニュー付きDIVXを再生出来るが、
    メニューを表示する機能を有していない。

 HTML記述方法
  Web上で公開されている「Web Player Code Generator」を利用すれば、簡単にHTML
  中に埋め込むことが出来る。
<object classid="clsid:67DABFBF-D0AB-41fa-9C46-CC0F21721616"
width="576" height="385"  ←映像解像度:幅 x (高さ+α)

codebase="http://go.divx.com/plugin/DivXBrowserPlugin.cab">
<param name="src" value="sample.divx" /> ←http://kakonacl.dip.jp/・・・の記述でもよい
<param name="mode" value="large" />  プレイヤーのコントロールの種類
<param name="bannerEnabled" value="false" />  ←DivXの宣伝を入れない為の記述
<param name="minVersion" value="1.0.0" />
<embed type="video/divx" src="sample.divx"
width="576" height="385"
pluginspage="http://go.divx.com/plugin/download/"
mode="large"
bannerEnabled="false"minVersion="1.0.0">
</embed>
</object>
 α は、プレイヤーのコントロール高さで、Mini=20, Large=65など

 自宅サーバの設定
  「MIMEタイプ: video/divx、拡張子:divx」 の追加設定について
     最新のサーバソフトを使用していれば、特に「MIME設定」をする必要はないのであろうが、
     プロバイダーによっては、設定されていない場合もあるかもしれない。
   筆者の経験では、
    Firefox1.5は、
      .MacのiDiskサイトや自宅MacOSXのApacheサーバ配信や自宅Comp(WindowsXP Pro)
      のAN HTTPDサーバ配信では受信可能だったが、
      自宅EGGXP(WindowsXP Home)のAN HTTPDサーバから配信する場合のみ受信出来な
      かった(Netscape7.0では受信出来た為、惑わされたのだが・・・)。
      →AN HTTPDの「オプション」/「ファイルタイプ」で、
追加すれば 受信可能となる。

DivX Web Player(=旧称 DivX Browser Plugin)の操作
 1)入手先: ここから入手してインストールする。
    Windowsの場合、npdivx32.dllとnpdivx.xptが、DivX Web Playerフォルダ以外に Mozilla
       FirefoxとOperaではそのPluginsフォルダにインストールされる。
 2)プレイヤーの表示画面を右クリックすれば、別メニュー画面が表示される。
   ウィンドウで再生させたり、全画面で再生する事も可能だ。
   再生ファイルを自動保存することも可能で、PreferencesのDivXダウンロード先を好みの場所に
   指定しておいた方がよい(Macではデスクトップがなにかと便利だ)。

DivX Media MovieのWeb配信試験
→ こちらを参照


 結果
   1) DivX Converterは、簡単にDivX Media Movie(DivX6.x_MP3.divx)ファイルに変換すること
     が出来き、バッチ処理にも対応している。しかし、
     Windows版は、ビットレートと解像度のカスタマイズ以外の凝った設定は出来ず、折角の
       DivX Codec Proの機能が使えない(「六大ストリーミングエンコーダの比較」を参照)。
      2006年8月4日に無償化したDr.DivX 2.0 OSSを利用すれば詳細な設定が可能となっ
      た(ここを参照)
     Mac版は、DivX Codec Pro機能を利用出来るが、メニュー付きDivXの作成は不可。
   2) 今迄のDivXは低ビットレート域での画質は不評だったが、 DivX6.1では500Kbps配信でも他の
     ストリーミングMediaと比べて遜色ないものとなった(「六大ネットムービーの画質比較」を参照)。
    しかし、
続けて使用するには、製品を購入する必要がある。
     Windows用には、DivX Create(19.99 ドル)+MPEG-2/DVD Plug-in(9.99 ドル)
     Macintosh用には、DivX 6 for Mac(19.99 ドル)
    参考:
     Windowsユーザーは、
    ・Vidomi
を利用すれば、DIVX動画を無料で作成出来る(ここを参照)。
     ・Dr.DivX 2.0 OSSを利用すれば、MPEG-2/DVD Plug-inを購入する必要はない(ここを参照)。
   3) DivX6_MP3.divxファイルのローカル再生は、
     Windowsでは、バンドルされているDivX Playerだけでなく、DivXコーデックがあれば多くの
      プレイヤーで再生可能だ(「Windowsの動画再生ソフト」を参照)。但し、メニュー付きDivX
      ファイルの場合は、DivX Player存在下ではWindows Media Player, RealPlayerとDVで
      再生すれば、メニュー機能が使用出来る。
     Macでは、DivX_MP3.aviの場合と同じように多くのプレイヤー(QuickTimeは DivXデコーダ6.0
      以上が必要)で再生可能だが、メニュー表示機能は利用出来ない。
      なお、Real Playerは未対応(「MacOSXとメディアプレーヤー」を参照)。

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